1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

マジで斬新なデザイン&ナビ機能の「新型SUV」現る! 200万円台で買える可能性も? コナってどんなクルマ?

くるまのニュース / 2023年11月11日 20時10分

ヒョンデは2023年11月1日に発売した新型SUV「コナ」。見た目も奇抜ながら実はナビ機能にも驚きが隠されていました。どのような特徴があるのでしょうか。

■内外装で驚きがある新型「コナ」とは

 ヒョンデといえば、いまやグローバル市場でも高いシェアを持つ自動車メーカー。
 
 そんなヒョンデが日本で2車種目となる電気自動車(BEV)の新型「コナ」を2023年11月1日に発売しました。
 
 実際に街中で試したその印象はどのようなものだったのでしょうか。

 ヒョンデは2022年2月に日本市場に再上陸を果たしました。

 そして電気自動車(BEV)の「アイコニック5」と燃料電池車(FCEV)の「ネッソ」を発売しています。

 今回、新たに日本市場におけるBEV第2弾として発売されたのがコンパクトSUVのコナです。

 ボディサイズは全長4335mm×全幅1825mm×全高1590mm、ホイールベース2660mmとなり、ホンダ「ヴェゼル」と近しいサイズ感となります。

 デザインにおいて、エクステリアは横一文字ランプとなる「シームレスホライゾンランプ」をフロントとリアに採用。

 またこのフロントランプの中央部分やフロントアンダーグリル、19インチホイールにはアイコンとなるドットデザインが散りばめられているのが特徴です。

 インテリアでは、水平基調のダッシュボードに加えて、12.3インチメーターディスプレイと12.3インチパノラマディスプレイがシームレスに繋がることで、開放感と先進性を感じられるデザインとなっています。

 またパノラマディスプレイ下にはエアコンやシートヒーターなどの物理ボタンが多数配置されています。

 近年のモデルではディスプレイ内で操作することが多いですが、新型コナでは「あえて物理ボタンにすることで誰でもすぐに操作出来るようにしている」と言います。

 また電気制御シフトレバーをステアリングコラムに採用することでセンターコンソールスペースを拡大しており、その部分には可動式カップルホルダーなどが配置され、使い方次第ではハンドバックなどを置くことも可能です。

 後席に関しては、前席シートバック形状を先代モデルより30%えぐることで膝前のスペースを拡大しており、ひとつ上のセグメントのような余裕がありました。

 また新型コナは日本市場でBEVのみの展開となりますが、グローバルではガソリン車なども設定されていますが、BEVを前提にパッケージ開発を行ったことからBEVならではのフラットフロアを実現しており、後席中央部もスッキリしています。

 ラゲッジスペースは、後席の背もたれ機構(1段階)やアンダートレーの高さ調整などにより、28インチスーツケースを3個収納できます。

 このような特徴を持つ新型コナですが、日本市場ではバッテリー容量が「48.6kWh/最高出力99kW」と「64.8kWh/150kW」が設定され、これにタイヤサイズや仕様が異なる全4グレードを設定。

 後続距離はバッテリー容量やタイヤサイズにより異なり、カタログ値で456kmから625kmとなっています。

■いざ富士山周辺で試乗! ヒョンデのコナはどんな感じ?

 今回は「64.8kWh/150kW」を静岡県御殿場周辺から富士山周辺を試乗します。

 まず走り出すと作り込まれたモーター音が車内に聞こえてくるため、すぐにでもBEVに乗っているという感覚を覚えます。

 なお走行モードとして「エコ」「ノーマル」「スポーツ」「スノー」が用意されていますが、

 まずはエコから試しますが、ゼロ加速や中速域加速などはBEVならではの滑らかさな走りです。

 次にノーマルに変えますが、エコと大きな変化は感じられません。

 そしてスポーツに変えると、途端に滑らかな加速が鋭いものに変化し、思わず身体が仰け反るほどでした。

 この走行モードについて開発担当者は「新型コナの走行モードは日本独自のセッティングを行っています。

 変化するのはアクセルレスポンスだけですが、エコやノーマルでは海外よりも柔らかく、逆にスポーツは海外よりも鋭くしており、メリハリを付けています」と話しています。

 また新型コナには「スマート回生システム」や「i-PEDAL」という機能を搭載しています。

「スマート回生システム」は、前方の交通状況に応じて回生ブレーキの量を自動的に調整するもので、最近では国産メーカーでも見られる機能です。

 ただ国産メーカーのモノに慣れていると、コーナー時などの加減速がやや煩雑な印象を受けます。

 もうひとつの「i-PEDAL」は、国産メーカーにもあるアクセルペダルだけで加速・減速・停止まで出来る機能です。

 i-PEDALを上手く使うとブレーキ操作がほぼ要らなくなるために疲労軽減に繋がるというメリットが挙げられます。

 しかし、新型コナのi-PEDALではアクセルペダルを離した途端に急ブレーキのような減速感があるため、同乗者からすれば「何事!?」と驚かれるかもしれません。

 また乗り心地に関しては、基本的にBEVらしくエンジン車のような音や振動がないことから嫌な印象はほぼないですが、荒れた路面などで複数の段差を同時に超えた際にはボディ全体を通して不快な入力を感じました。

走りや乗り心地は「BEVらしさ」を感じさせてくれる走りや乗り心地は「BEVらしさ」を感じさせてくれる

 一方で先進機能や予防安全という部分では国産メーカーよりも優れている部分はいくつもあります。

 例えば、ヒョンデのいくつかのモデルに採用されているものではありますが、ウインカー操作に連動してメーターパネル内の表示が瞬時にカメラ映像に切り替わるため、目視では分かりづらい死角を確認することが可能です。

 また国産メーカーやその他の海外メーカーでは斜め後方の車両を検知してドアミラー部分を点灯させる機能が備わっています。

 ヒョンデではメーターパネルとヘッドアップディスプレイに車両がいる側を赤く光らせることで警告するため目線移動が無い状態で知ることが可能です。

 そして最も特徴的なのが「ARナビゲーション」という機能です。

 これは車載の前方ドライブレコーダーカメラの映像にナビゲーションアイコンを載せて表示しているもので、直線では残る何mで曲がるかを、曲がる場所に近づいたらその方向に流れる矢印が表示され、いざ曲がる際には画面いっぱい矢印が現れます。

 新型コナでは従来のマップ表示と切り替えてARナビゲーションを使うことが可能で、最初は「慣れているマップ表示のほうが良いかな」と思いましたが、次第に「ARナビのほうがいいじゃん」と虜になりました。

※ ※ ※

 このような特徴を持つ新型コナですが、昨今多種多様なBEVが登場するなかでも特徴的な個性を持つ1台でした。

 また価格はエントリーグレードの399万3000円から最上級グレードの489万5000円です。

 ここに国のCEV補助金対象車として65万円が設定されています。

 さらに東京都在住の場合には国に加えて45万円も設定されており合計110万円の補助金が申請すればもらえることから、エントリーグレードであれば200万円台で購入することが可能です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください