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トヨタが590万円の新型「スポーツSUV」発売!斬新「クラウン」に注目! さらに各社SUV豊富な中でMT残るのは?

くるまのニュース / 2023年11月14日 7時10分

トヨタは新型「クラウンスポーツ」を11月に発売しますが、すでに10を超えるSUVラインナップのなかでどのような棲み分けとなるのでしょうか。また各社でもSUVラインナップが多くなっていますが、どのような形で展開しているのでしょうか。

■SUV多すぎ! それぞれのメーカーにはどんなSUVがあるの?

 2023年10月6日、トヨタは新型「クラウン」シリーズの第2弾となるSUVの「クラウンスポーツ(
HEV)」を発表すると同時に、同じくSUVの新型「クラウンエステート」を2023年度内に発売することを明かしています。
 
 これにより、10を超えるSUVラインナップを誇りますが、どのような棲み分けとなっているのでしょうか。
 
 また他の国産メーカーのSUVラインナップの現状はどうなっているのでしょうか。

 2023年11月現在、トヨタ公式ウェブサイトでSUVにカテゴライズされているものには様々なモデルが見られます。

 具体的には「ライズ」「ヤリスクロス」「カローラクロス」「RAV4」「ハリアー」「クラウンスポーツ」「クラウンクロスオーバー」「bZ4X」「ハイラックス」「ランドクルーザープラド」「ランドクルーザー(300)」の11モデルが存在。

 ここに「ランドクルーザー250」「ランドクルーザー70」「クラウンエステート」が加わることになります。

 厳密にハイラックスはピックアップトラック、ランドクルーザープラドはすでに生産終了していますが、それでも10を超えるSUVをラインナップ。

 なお次にSUVラインナップが多いのはレクサスから新たに発売される「LBX」や「UX」「NX」「RX」「RZ」「LX」をラインナップ。2024年には「GX」も加わるため7モデルとなります。

 マツダもSUVラインナップは豊富で「CX-3」「CX-30」「MX-30」「CX-5」「CX-60」「CX-8」となりますが、「CX-8」は2023年内で生産終了し、代わりに2024年には「CX-80」がその後継と加わることから6モデルです。

 またスバルも6モデルとなり、「レックス」「クロストレック」「フォレスター」「ソルテラ」「レヴォーグレイバック」「レガシィアウトバック」となっています。

 その他、スズキは「ジムニー」「ジムニーシエラ」「エスクード」「クロスビー」「ハスラー」をラインナップ。

 日産は「キックス」「エクストレイル」「アリア」となり、三菱は「RVR」「エクリプスクロス」アウトランダー」です。

 ダイハツは「ロッキー」と「タフト」。ホンダは「ZR-V」と「ヴェゼル」となっています。

 このように各社のSUVラインナップを見ると、それぞれサイズ感やコンセプトが似ているモデルがあることがわかります。

 例えばライズやヤリスクロス、LBXやUX、CX-3やMX-30、レイバックやアウトバック。

 このようにやや似たようなモデルについて各販売店の担当者は次のように話しています。

「トヨタでは大小様々なSUVを揃えています。

 もちろんサイズや価格を見ると似ている部分はありますが、それぞれ細かくコンセプトが異なっています。

 そのため他社との比較だけではなく、トヨタのSUVラインナップ内でも比較出来る部分はお客様にとっても検討しやすいのではないでしょうか。

 実際にC-HRに興味を持ってこられたお客様がカローラクロスをご購入された例もあります。

 また新たに発売されるクラウンスポーツは価格帯こそ違いますが、C-HRの代わりにスポーティなSUVを好む人にオススメしています」(トヨタ販売店)

「マツダでは統一した魂動デザインを採用しているため初見では同じクルマと思われるお客様もおります。

 しかし、様々なパワートレインなどを設定しているなど、個々のモデルに特徴があります。

 またサイズも異なるためにお客様の使い勝手に合わせてご提案が出来ます」(マツダ販売店)

「レイバックが発表されてから多くのお問合せを頂いております。

 中でもサイズ感や見た目が比較的似ているアウトバックとの違いを聞かれることがあります。

 簡単に言えばアウトバックはアウトドアよりなイメージでレイバックは都会的なイメージとなり、どちらが好みかで変わってくると思います」(スバル販売店)
 
※ ※ ※

 このように複数のラインナップを持つなかでの似たモデルにはそれぞれの違いを上手く活かした提案が出来るようです。

■同じSUVでも中身が全然違うモデルも! 唯一MTが残るモデルは?

 また同じSUVでも中身に特徴があるモデルも多く存在します。

 例えば、トヨタのランドクルーザーシリーズ(300、250、70)やスズキのジムニーシリーズは他のSUVに採用されるモノコックボディではなくフレームボディを採用することで高い悪路走破性を特徴としています。

 さらにbZ4X、ソルテラ、RZ、アリアはBEV専用モデルとなっている他、UXやMX-30はBEVを含む複数のパワートレインを持っている一方でアウトランダーはPHEVのみです。

現在国産SUVでは「ジムニー」にMTが設定されている現在国産SUVでは「ジムニー」にMTが設定されている

 その他トランスミッションで言えば多くのモデルがAT(CVT含む)を採用しますが、ジムニーにはMTが設定されているのも特徴です。

 なお少し前まではC-HRやCX-3、CX-30、CX-5にもMTが設定されていましたが、C-HRは生産終了。

 CX-3、CX-30、CX-5は商品改良で廃止されています。

 また様々なSUVを扱う中古車専門店の担当者は次のように話しています。

「ここ10年ほどで国内外合わせて様々なSUVが出てきました。

 もちろんそれぞれに特徴があり、中古車市場でも人気なジャンルです。

 それに応じてユーザーのトレンドも変わっているのか、以前は都会派SUVが人気でその後アウトドア派なSUVが人気になりました。

 現在ではどちらのジャンルもピークよりは落ち着いていおり、どちらかというとある車種の人気が異常に高いという感じです。

 中でも前からですがハリアーやランドクルーザー系、ジムニーはその代表と言えます」

※ ※ ※

 SUV人気と言われてから早数年が経ちましたが、その傾向はいまだ陰る様子はありません。

 見た目や中身が多様化する形で進化し続けるSUV市場。

 今後も既存ラインナップのスキマを狙ったモデルが登場するかもしれません。

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