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高速道の「右ルート」「左ルート」なぜ分かれている? 早く着くのは左右どちら? 謎の「左右分岐」設置の理由は?

くるまのニュース / 2024年1月7日 11時10分

高速道路で「右ルート」「左ルート」が分かれている区間があります。なぜなのでしょうか。

■「右ルート」と「左ルート」どっちに行けばいいの?

 一部の高速道路では、「右ルート」と「左ルート」に分かれる区間があり、どちらに行けば良いのか迷ったことのある人もいるかもしれません。
 
 いずれも同じ方向へ向かい、最後には合流しますが、なぜ左右のルートに分かれてしまっているのでしょうか。

 高速道路を走行していると、突然「右ルート」と「左ルート」へ分岐することがあります。

 行き先によって分かれるジャンクションとは異なり、右ルートと左ルートは向かう方向は同じで、同じ道路に合流することになります。

 現在、右ルートと左ルートに分かれている道路は、東名高速道路下り線の大井松田IC~御殿場IC、上り線の焼津IC~静岡IC、名神高速道路下り線の京都南IC~茨木IC、上り線の茨木IC~京都南IC、そして中央自動車道下り線の上野原IC~大月ICの5区間です。

 いずれも交通量の多くカーブの多いため、渋滞が発生しやすいことが共通しています。

 これらの区間では、右ルートと左ルートそれぞれに2車線の道路が並行して走っており、基本的に同じようなルートをたどるため、所要時間もほとんど同じだといいます。

 右ルートと左ルートに分かれている理由は、主に交通量の増加により従来の片道2車線では対応しきれなくなったためです。

 この区間の拡幅は、工事の難易度や用地の確保など課題が多かったことから、すでに敷設した道路をそのまま使用しながら、同じルートを通る道路を新しく建設したということです。

 例えば東名高速道路の大井松田IC〜御殿場ICは、従来は上下線とも2車線でしたが、交通量の増加に対応するため、それまでの下り線を左ルート、上り線を下り線の右ルートに転換しました。

 これにより下り線が左右のルートそれぞれ2車線の合計4車線に増え、さらに上り線は新たに3車線で造られたことで、上下線ともに車線が増加しました。

 この手法を取ったことで、現在の下り線は右ルートと左ルートが比較的並行している一方で、新たに造られた上り線は独立したルートとなっています。

 なお、右ルートと左ルートの分岐にさしかかった時、基本的にはどちらのルートを選んでも問題ありません。

 ただし、東名高速の鮎沢PAと、名神高速の大山崎JCT・ICは、左ルートからしかアクセスできないため、これらを利用する場合は左ルートを選択しましょう。

 基本的に所要時間に大きな差はないと考えられますが、多くの場合は追越車線を走行しているクルマが右ルートへ、走行車線のクルマが左ルートへ進入することになるため、比較的速度の速いクルマが右ルートに流れやすいと言えるかもしれません。

 また、左ルートからしかアクセスできない施設のある道路では、左ルートの交通量が増えるとも考えられますが、これらは所要時間に大きく影響するほどではないでしょう。

※ ※ ※

 右ルートと左ルートはどちらを選んでも問題ありません。

 しかし、左ルートからしかアクセスできないPAや分岐があるため、事前にどちらのルートを通行するか決めておくと安心です。

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