GT-R顔!? 新型「ハイパー4ドアセダン」実車公開! 1300馬力&ド迫力ウイングの凄い「HiPhi A」、2025年に限定で発売!? 中国で披露
くるまのニュース / 2023年12月4日 12時30分
広州モーターショー2023にて中国の「HiPhi」は、最新モデル「A」を発表しました。
■サイバー的な見た目の4ドア純電動ハイパーカー「HiPhi A」、広州モーターショー2023で発表
純電動スーパーカーなどを手がける中国の「HiPhi」は、広州モーターショー2023にて最新モデル「A」を発表しました。
見るからに速そうな姿をしている「A」とは、いったいどのようなクルマなのでしょうか。
「HiPhi(中国語名:高合)」は中国のモビリティ系ベンチャー「ヒューマン・ホライズンズ(中国語名:華人運通)」が展開する純電動ブランドです。
展開するモデルはすべてアルファベット一文字で名付けられており、現在は登場順に「X」「Z」「Y」「A」がラインナップを構成しています。
どのモデルも近未来的でサイバーな雰囲気のエクステリアデザインが特徴的ですが、量産モデルの生産は自社ではなく、韓国の自動車メーカー「キア」車種の中国生産を手がける「悦達キア(中国語名:悦達起亜)」が請け負う形となります。
初のモデル「X」は2019年にコンセプトモデルがお披露目され、2020年9月に量産モデルが発表されました。
HiPhi Xは5ドアSUVと位置付けられているものの、高級スーパーカーを意識した低めのフォルムにシャープなフロントマスクは、ほかの純電動SUVとは一線を画す存在です。
4人/6人乗りや後輪駆動/四輪駆動といったバリエーションを揃えていますが、中でも最も高いグレード「旗艦版」は前後ツインモーターで最高出力590hp、最大トルク820Nmを誇る4人乗りモデルで、価格は80万元(邦貨換算:約1664万円)となります。
今でこそ100万元(約2000万円)クラスの中国製ハイパーBEVは当たり前になりつつありますが、HiPhi Xが登場した頃はまだ少なく、超高級BEVの中でもさきがけ的な存在と言えるでしょう。
HiPhi Xに続き、2022年に登場したのが5ドアハイパーカーの「HiPhi Z」です。
無骨で機械的なフロントマスクとフォルムが特徴的なこのモデルは最高出力662hp、0-100km/h加速を3.8秒でおこなう驚異的な運動性能を特徴のひとつとしています。
中国本国での価格は51万?63万元(約1060万-1310万円)と、先にリリースされたHiPhi Xに近い価格帯で販売されています。
HiPhiは欧州市場進出にも意欲的で、まずはドイツとノルウェーで「X」「Z」の2モデルを販売する計画です。
ドイツでの価格はそれぞれ10万9000ユーロ(約1774万円)と10万5000ユーロ(約1709万円)、納車は2023年第3四半期を予定していると発表しましたが、2023年11月末時点で欧州での納車はまだ開始していないようです。
2023年4月には、33.90万元(約705.1万円)からスタートする比較的安いモデルの「Y」が発表されました。
これまでのHiPhiはお世辞にも販売状況が良いとはいえず、月間販売台数800台以下の月が続き、2022年の累計販売台数は4349台でした。
そこで巻き返しを図るべく投入されたのが「Y」で、このモデルは予約開始後1週間で2000件を受注したとされています。
HiPhi Yは全長4938mm×全幅1958mm×全高1658mm、ホイールベース2950mmの比較的コンパクトなサイズで、パワートレインは出力331hpのシングルモーター、もしくは出力497hpのデュアルモーターが選択可能です。
HiPhi Xと同じく後部座席のドアは上半分がガルウィング、下半分が通常の開き方を採用しており、非常に特徴的なモデルとなります。
■まさにハイパーカー! 凄いスペック! 「A」はどんなクルマなのか?
そしてHiPhiが2023年11月の広州モーターショー2023にて発表した最新モデルが、HiPhi Aです。
HiPhi AはHiPhi Zとボディを共用しており、そこに巨大なリアウィングやリアディフューザー、フロントリップ、サイドステップを加えたような見た目が特徴的です。
フロントマスクはよりアグレッシブな雰囲気を醸し出しており、マットシルバーとカーボンパーツの組み合わせも相まってか、その姿はまるでSF作品に出てくる機械生命体を思わせます。
この新しいモデルはかつて存在したドイツのスーパーカーメーカー「グンペルト・シュポルトヴァーゲン」の後継会社「アポロ・アウトモビリ」との合作で誕生しました。
車名の「A」は「アポロ」の頭文字から取られており、広州モーターショー2023のブースにはアポロのハイパーカー「インテンサ エモツィオーネ(IE)」も展示されました。
HiPhi Aは自社開発の高電圧800Vプラットフォームを採用し、純電動ハイパーカーにふさわしい性能を実現しています。
パワートレインには前1つ・後2つのモーターに高耐久のカーボンファイバー製ローターと油冷システムを組み合わせ、モーター回転数は2万2000rpmを誇ると言います。
これにより、最高出力1287hp、最大トルク1万3800 Nm、最高速度290km/h以上、そして0-100km/h加速をわずか2秒ほどでおこなうモンスターマシンとなりました。
重量配分は前後50:50に近いとしており、後輪操舵にカーボンセラミックブレーキ、トルクベクタリング、CDCエアサスペンションなどの装備で本格的なパフォーマンスを追求しています。
内外装には航空産業でも使用されているTC4チタン合金素材を採用することで、極限まで軽量化を施した強靭なボディが実現しました。
HiPhiシリーズ
また、シャシにはアルミ合金やナノセラミック粒子などの素材を使用しただけでなく、上海科技大学と共同で材質の選択や構造設計、3Dプリントの製造工程を研究開発をおこなったとアピールしています。
HiPhi Aの販売価格は発表されていませんが、販売台数は限定されたものになり、製造と納車は2025年第1四半期ごろを予定しているとのこと。
中国では近年、電動化技術の発展により、純電動ハイパーカーが続々と登場しています。
富裕層向けの商品展開をおこなうことで、世界に自らの技術力をアピールする狙いがあると言えるでしょう。
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