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トヨタ 新型「ハイラックス チャンプ“車中泊”仕様」初公開! 実車展示された「めちゃ寝られる」部屋みたいなカスタムがスゴイ! タイで発表

くるまのニュース / 2023年12月1日 17時10分

トヨタは2023年11月27日、タイ・バンコクでIMVシリーズの新型ピックアップトラック「ハイラックス チャンプ」の発表会を実施しました。会場には荷台上に架装を施した実例として11のモデルが展示されましたが、その中には車中泊可能な「モーターホーム」(キャンピングカー)仕様の姿も見られました。

■IMVシリーズの原点に立ち返った新型ピックアップトラックがタイで誕生

 2023年11月27日、トヨタとトヨタのタイ法人、トヨタモータータイランド(以下タイトヨタ)は「ジャパンモビリティショー2023」に出展したIMVシリーズの新型モデル「IMV 0」の発表会をタイ・バンコクで行いました。
 
 現地での受注を開始するとともに、パートナーシップを結んだ架装メーカーによるカスタマイズ車両も公開しましたが、そのなかには本格的な「車中泊仕様」のキャンピングカーモデルも用意されていました。

 IMVシリーズは、アジアなどの新興国向けに開発されたグローバルモデル。

 2004年、タイで新型ピックアップトラックを発売して以来、世界180以上の国と地域に導入され、各国のニーズなどを反映しながら進化を続けています。

 なかでもタイでは、「国民車」としてユーザーの暮らしの大切な基盤となり、国内で累計270万台以上を販売するとともに、累計400万台以上を世界各国へ輸出し、タイ経済へ貢献してきました。

 今回発表された新型IMV 0は、経済成長を遂げたタイのユーザーに向け、低価格でIMVピックアップトラックをつくるという原点に立ち返り、現地のエンジニアが中心となって、ユーザーのライフスタイルを徹底的に調査して開発された新型車です。

 タイの発表会では、現地での新型IMV 0の車名が「Hilux Champ(ハイラックス チャンプ)」であることも明らかにされました。

 様々なビジネス形態や使用用途をカバーすることに重点を置き、8グレードを用意。

 ショートホイールベースとロングホイールベース、エンジンは2.0リッターガソリンエンジン、2.7リッターガソリンエンジン、2.4リッターディーゼルエンジンの3タイプを設定し、架装可能な荷台未装備のタイプも選択可能としています。

 ボディサイズは、ロングホイールベース・デッキありモデルの場合、全長5300mm×全幅1785mm×全高1735mm、ホイールベース3085mmで、最大積載量は1トンです。

 新型ハイラックス チャンプの車両価格は45.9万バーツ(約192万円)から57.7万バーツ(約242万円)で、廉価な設定を実現しています。

■小柄なボディの上に最大5人の就寝が可能なキャビンが誕生

 さらにユーザーの細かなニーズに対応するため、トヨタでは100以上の架装業者の情報も提供するといいます。

 会場ではそうしたなかでいくつかの事例として、新型ハイラックス チャンプをベースにした11の架装モデルを披露しました。

トヨタ新型「ハイラックスチャンプ モーターホーム」(キャンピングカー)仕様車トヨタ新型「ハイラックスチャンプ モーターホーム」(キャンピングカー)仕様車

 移動販売車やパネルバン、冷凍車、クレーン車など多彩な業務用車両が揃いましたが、個人ユーザー向けの架装として「モーターホーム」(キャンピングカー)の展示も行われました。

 架装を手がけたのは、タイでピックアップトラックのキャノピー製造などを手がけるCARRYBOY社。

 大きなキャビンには、最大で5人の就寝が可能なリビング兼用の車中泊用ベッドが備わるほか、トイレも兼ねる温水シャワールームや、シンク、電子レンジなども用意された本格的な造りとなっています。

 また屋根にはソーラーパネルが搭載され、蓄電機能によりエンジンを始動せずに最大8時間空調を利用することができるといいます。

 このほか、大型化した車体に対応するため、360度カメラにより運転をサポートする機能も用意されています。

 販売価格などは明らかにされていませんが、廉価な設定が期待されます。

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