斬新な新型「軽バン」登場! スズキ・ダイハツ・トヨタの共同モデルが話題に! まもなく発売で反響いかに
くるまのニュース / 2023年12月18日 8時10分
スズキ、ダイハツ、トヨタの3社共同で開発された新型商用軽バン(EV)は、2023年度内に発売される予定です。それぞれの販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
■3社共同開発の商用EV軽バン! どんなクルマ?
2023年5月17日に、スズキ、ダイハツ、トヨタの3社によって共同開発されたバッテリーEVシステムを搭載する新型商用軽バンが発表されました。
2023年度内に発売されるとされる新たな商用軽バンに、どのような反響が寄せられているのでしょうか。
「ジャパンモビリティーショー2023」でスズキとダイハツがそれぞれのコンセプトモデルを展示していました。
今回の商用軽バンの開発生産にあたっては、スズキ、ダイハツの小さなクルマづくりのノウハウとトヨタの電動化技術を融合して、軽商用車に適したBEVシステムを3社で共同開発し、車両の生産はダイハツが行うなど、これまでにない斬新なコラボレーションと言えます。
それぞれスズキが「エブリイ」、ダイハツが「ハイゼットカーゴ」、トヨタが「ピクシス バン」のEV版となるようです。
また、ジャパンモビリティーショー2023において車体が公開されたeエブリイ・コンセプトはスズキ「エブリイ」をベースとしたネーミングですが、ダイハツのハイゼットカーゴに類似したフォルムを有しています。
ボディサイズは参考値で、全長3395mm×全幅1475mm×全高1890mmで、バッテリーは床下に搭載されています。
航続距離はフル充電で200kmと見込まれています。企画にはCommercial Japan Partnership Technologies株式会社(CJPT)も参画し、効率的なラストワンマイル輸送に最適な仕様を追求し、配送業などのニーズに応えることのできる車両を目指し開発が進められているとのことです。
eエブリイ・コンセプトのベースと思われるハイゼットカーゴはフロントエンジン・リヤドライブのレイアウトとなっているため、eエブリイ・コンセプトもそれと同様にリヤ駆動でした。
eエブリイ・コンセプトの公開に対し、SNSでは「エンジン部分の容積がRRによって浮くんだったら、『アクティ』とか『バモス』みたいにシート下に空間や収納が欲しい」、「ホンダN-VANは前輪駆動だから、4WDか選べない現時点においては、ユーザーの好みで選べるのは何よりのメリット」などといった声が寄せられています。
このEV商用軽バンのコンセプトは、「環境に、地域に、あなたに優しい、“はたらく”商用軽バンのEV」となっており、期待が高まっています。
■期待大の商用EV軽バン! 各販売店への反響は?
そんな多くの注目を集めている今回のEV商用軽バンについて、各販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょう。
トヨタの販売店担当者は次のように話します。
「ジャパンモビリティーショーでは、共同開発となったスズキとダイハツのコンセプトが公開されました。
配送業を営む法人様をターゲットとしているので、そういったお客様から『ちょっとした配送に使えそうだね』というようなお声をいただけています」
また、スズキの販売店担当者は次のように話します。
「公開されたeエブリイ・コンセプトは、軽商用EVとしてさまざまなお客様に使用していただきたいと考えています。
配送業をメインターゲットとして考えられますが、そのほかにも農業などにおける業務用車両としての利用など、その幅が広がることに期待しています。
お客様からも『EVならではの活躍の幅が広がるといいね』というようなお声をいただけることに期待しています」
スズキ「エブリイ」、ダイハツ「ハイゼット カーゴ」、トヨタ「ピクシス バン」のEV版
さらに、ダイハツの販売店担当者は次のように話します。
「新しい商用EVはトヨタとスズキ、そしてダイハツの3社で共同開発を行っている車両です。
とくに配送業界ではカーボンニュートラルを進める意向が強いので、そう言ったお客様をターゲットになっていくことが想定されます。
すでにそういったお客様からは『EVを早く出して欲しい』といったお声をいただくこともありますので、そのような期待に応えられる1台になって欲しいと思います」
※ ※ ※
また軽商用バンのEVとしては、三菱が先行して「ミニキャブ・ミーブ」を販売しており、2023年11月24日には大幅改良を経て名前を新たに「ミニキャブEV」として発売。
さらにホンダでも2024年春に「N-VAN e:」を導入予定となり、軽商用バン(EV)市場が盛り上がりを見せています。
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