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三菱「新型コンパクトSUVミニバン」実車展示! 全長4.5m以下ボディでMT設定もアリ! めちゃ格好良くなってたタイの「エクスパンダー」とは

くるまのニュース / 2023年12月27日 18時10分

タイで開催されたモーターショー「タイ・モーター・エクスポ2023」に、三菱「エクスパンダー/エクスパンダークロス」が展示されていました。どのようなクルマなのでしょうか。

■めちゃ格好良くなった新型「エクスパンダークロス」実車展示

 日本では売っていない、海外だけで売っている日本車。世の中には、そんなクルマがたくさんあります。

 三菱「エクスパンダー」もそんな1台。インドネシアやタイなどで販売されている東南アジア専用車です。2023年11月から12月にかけてタイのバンコク近郊で開催された「タイモーターエクスポ2023」には最新のエクスパンダーが出展されたので実車をチェックしてみました。

「エクスパンダーってこんなにカッコよかったっけ?」

エクスパンダーには何度も接したことがある筆者ですが、ひさびさに対面したエクスパンダーの印象は「思っていた以上にカッコいい」というもの。

 それは、かつては意識していなかった異性のクラスメートに久しぶりに会ったら、色っぽく成長していて驚いた…ような感覚といえば理解してもらえるでしょうか。筆者の知っているエクスパンダーとは、同じだけどどこか違うのです。

 そこには理由がありました。コロナ禍で渡航が制限されていた2021年11月のインドネシアを皮切りに、エクスパンダーはマイナーチェンジを実施。デザインがリファインされ、フロントは最新のダイナミックシールドへ進化。そのうえで、メッキを追加してきらびやかになったことで、高級感が増していたのでした。

 しかも、タイモーターエクスポの三菱ブースに目立つように置かれていたのは、エクスパンダーの派生モデルとなる「エクスパンダークロス」。

 エクスパンダーをベースにリフトアップして車高を20mmアップしたほか、フェンダーに無塗装樹脂のクラッディングを追加してラギッド感を増し、それによって全幅も50mm増しているのです。さらに17インチの大径のタイヤを履いて、足元の安定感が高まっているのも通常のエクスパンダーの違いになっています。

 エクスパンダーのデビューは2017年ですが、デザインのブラッシュアップを受けたことでそれを感じさせないのでした。

 このエクスパンダーは、全長4475mm×全幅1750mm(クロスは1800mm)のボディに3列シートを組み込んだコンパクトなMPV。3列シートながら日本のミニバンと異なるのはそもそもクロスオーバーSUV的に車体をリフトアップ気味でロードクリアランスを確保していること(東南アジアでは未舗装の道を走ることもあるし道路の冠水もあるので車高の高い車が好まれる)と、リヤドアもスライド式ではなくスイング式であること。

 実はそういったパッケージングは、このエクスパンダーだけでなくライバルが多く存在し、インドネシアを中心に人気ジャンルとなっています。

 プラットフォームは「ミラージュ」系の派生タイプで、エンジンは105psを発生する1.5リッターの4気筒ガソリン自然吸気。トランスミッションは5速MT、4速AT、そしてCVTなどを展開。タイでの販売価格はエクスパンダーが79万9000バーツ(約325円)から、エクスパンダークロスは94万6000バーツ(約385万円)からです。

 タイでの販売価格がずいぶん高く感じるのは、車両価格に物品税(2000cc以下の乗用車で最大30%)が含まれていることと、バーツに対しても為替レートが円安だから。タイの平均所得は日本より低いですが、クルマは基本的に高いのです。

 一部では「日本に導入して!」との声もありますが、日本のミニバン型3列シート車には必須と言えるスライドドアを組み合わせていないことや、リーズナブルに売るためのシンプルなつくりのクルマにも関わらず東南アジアの通貨に対しても円安基調である現在の為替レートを考えると厳しいでしょう。

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