1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

「ウインカー」右? 左? どちらが正解? 戸惑う「斜め接続」の道路 判断方法はある? 警察の回答はいかに

くるまのニュース / 2024年1月5日 8時10分

時々、左右のウインカーどちらを出せばいいのか迷う交差点などがあります。このとき、何を基準に判断すればいいのでしょうか。

■「右」「左」? 絶妙に迷う“斜め道路” 原因と判断方法は

 クルマを運転していると、道路の形状によってはウインカーを左右どちらに出すのか迷う場面に出くわすことがあります。
 
 ウインカーをどちらに出すべきなのか迷った時には、どのように判断すればいいのでしょうか。

 一般的な交差点では、右折したい時は右に、左折したい時には左にウインカーで合図を出しますが、副道から並行する大きい道路への合流のように斜めに接続する道路では、ウインカーを左右どちらに出すのが正解なのか、判断に迷ってしまうことがあります。

 この時の判断ポイントは、その道路への進入が「合流」にあたるのか「左折」にあたるのかという点です。

 例えば高速道路でSA・PAの出口やICから本線へ入る時は「合流」で、本線と同じ方向に進みながら進路変更を行うことになるため、左から右へと合流する場合、ウインカーは右に合図を出します。

 一方で、信号が設置されている交差点であれば、道路が斜めに接続していても、単に道路の形状が斜めの交差点の「左折」となることから、合図は左に出します。

 しかし、副道から並行する道路に斜めに接続する道路では、信号機は設置されておらず、高速道路の本線への合流と似たような角度をしているため、合図をどちらに出せばいいのか判断が難しいと感じるかもしれません。

 このふたつを見分ける方法は、その場所に「止まれ」の標識や停止線が設置されているかどうかです。

 もし合流地点の手前に停止線が引かれており、「止まれ」の標識や道路表示があれば、その場所は交差点であり、その先の道路への進入は「左折」となることから、合図は左に出すのが正解です。

 もし高速道路の本線への合流地点と同じように、加速車線があり、本線側の車線がその地点だけ点線となっている場合、車線変更と同様に合図は右に出して合流します。

 こういった斜めに接続する道路で混乱や違和感の要因となるのが、道路の接続する角度です。

 垂直に合流する一般的な交差点と違ってクルマ同士が同じような向きになることで、「合図を左に出しても本線を走行するクルマからは見えないのでは?」と感じるかもしれません。

 しかし、合図は合流先の道路を走行するクルマだけではなく、後続車や周囲も含めた全体に対して出すものです。

 副道が接続する道路は中央分離帯が整備された幹線道路であることも珍しくないため、合図を右に出すことで、後続車が「この道路は右折できる」と判断して逆走してしまう危険もあります。

 広島県警の警察官への過去の取材では、合図を迷った時の判断方法について次のような回答がありました。

「大通りに合流するような形の道路で合図をどちらに出せばいいか迷ったときには、停止線があるかどうかを確認してください。

 停止線であれば交差点なので左に、停止線がなく車線が点線であれば合流になるので右に合図します。

 左に合図を出すと合流先の道路を走行するクルマからは合図が見えないと不安になるかもしれませんが、停止線がある場合は左に出してください」

※ ※ ※

 道路の形状で考えれば右に合図を出したくなるかもしれませんが、その地点に停止線や「止まれ」の標識がある時はウインカーを左に出すのが正解です。

 間違った合図を出すと、後続車や合流先の道路を走行するクルマのドライバーを混乱させてしまうこともあるため、周囲をしっかり確認して正しく合図を出しましょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください