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「怖いです…!」 車線変更どうすれば良い? 上手にやる方法は!? 簡単なコツとは

くるまのニュース / 2024年2月10日 9時10分

クルマの運転のなかでも、とくに苦手な人が多いという車線変更。合流するタイミングが掴みづらいのはもちろん、交通ルールを忘れてしまったり誤解していることがその原因かもしれません。

■正しい車線変更の手順とは

 運転していると、停まっているクルマを避けたり、左折したりするために車線を変えなければならないことが多くあります。

 しかし、そんな車線変更を苦手にしている人も多いのではないでしょうか。
 
 なかには、習ったはずの交通ルールがあやふやになってしまったという人もいるかもしれません。

 まず、車線変更の手順は、道路交通法にもとづいた「交通の方法に関する教則」第5章第5節に公表されています。

 安全に自信を持って運転できるようになるべく、これらを把握しておくことが重要です。

 最初は「周囲の状況を確認する」ことが求められます。車線変更するときは、まずバックミラーなどで周囲の状況を確認し、後続車や行きたい車線のクルマの流れを把握します。

 同時に2台が車線変更すると危険なので、ミラーの死角になっているクルマも目視で確認することが大切です。

 もし、ほかのクルマが車線を変更しようとしていたら、そのクルマが次の車線に移るのを待ちます。

 次に車線変更の合図を出します。安全が確認できたら、車線を変えようとするときの約3秒前にウィンカーを出します。

 交差点で左折や右折する場合は、その交差点から30メートル手前の地点に達したときに合図を出します。

 合図を出しておけばほかのクルマが車間距離をあけてくれることもあるので、しっかり意思表示をします。

 なおこの間も、すり抜けてくるバイクがいないかなど周囲の状況に注意を払い続ける必要があります。

 その後、車線を変更し、行きたい車線を走るクルマのスピードに合わせて、横にスライドするように合流。

 このとき、前のクルマや後ろのクルマとの車間距離を確認することが大切です。

 後ろのクルマが急ブレーキや急ハンドルで避けなければならないような状況なら、車線を変えてはいけません。

 そして、最後に合図を消し、車線変更が終わったら、速やかにウィンカーを消さなくてはなりません。また、必要がないのに合図してもいけません。

 また、反対に、合図を消し忘れないように注意してください。合図を出したままにすると、合図制限違反になることがあります。

 さらに、車線変更するときは、交差点や踏切、横断歩道、自転車横断帯にも注意してください。これらの手前から30m以内の部分では、追い越しのために車線を変更することが禁止されています。

 また、車線変更の難しい点として挙げられるのが、違反行為である割り込みと明確な線引きがないという点です。

 警視庁の交通相談コーナーの担当者は、車線変更と割り込みの事情について、次のように話します。

「割り込み行為は違反になりますので注意が必要です。

 車線変更と明確な線引きこそありませんが、ウィンカーを出さずに車線変更を行ったり、間隔が小さいところに無理に入り込むことは違反行為に該当する恐れがあります。

 割り込みが原因で大きな事故につながるといった際には、ドライブレコーダーの映像などが重要です」

※ ※ ※

 このように、明確な線引きがないからこそ、しっかりと手順に沿って、正しく安全に車線変更を行う必要があります。

■白い車線は車線変更OK、黄色はNG

 また、車線変更の際に注意したいのが、道路にひかれる車線の種類です。

 道路には、白色と黄色の車線がひかれています。さらに、とぎれた破線のものと、実線のものがあります。

 白い車線の場合は、破線でも実線でも、車線変更ができ、その線をはみだしてほかのクルマを追い越すこともできます。

 ただ、白い実線がセンターラインとなると意味が変わります。

 白い実線のセンターラインは、はみ出し禁止。ただし、線を越えなければ追い越すことはできます。幅が6m以上の道路にはこのセンターラインがひかれています。

 黄色の実線の場合は、車線変更も線をはみ出しての追い越しも禁止です。高速道路の合流地点などでよく見られるので、覚えておくとよいでしょう。

 では、白い線と黄色い線の両方がひかれていたらどうすればいいのでしょうか。

 これは、自分が走行している車線に近いほうの線が適用されると覚えるとよいでしょう。たとえば、自分に近い車線が白色なら車線変更が可能、黄色なら車線変更はできません。

センターラインの意味、覚えてる?センターラインの意味、覚えてる?

 車線変更禁止の道路でうっかり車線を変更すると、進路変更禁止違反に問われます。普通車の場合、反則金は6000円、違反点数は1点です。

 なお、2021年に、黄色い矢羽型の車線が新設されました。これは「進路変更禁止の注意喚起表示」といい、ドライバーに対して事前に車線変更禁止区間を知らせるための表示です。

 あくまでも車線変更禁止区間ではないため、ここでは車線を変更しても違反にはなりません。

※ ※ ※

 車線変更するためにウインカーを出したあと、流れにのれずもたついていると、周囲のドライバーを混乱させてしまいます。こうした場合は、いったん車線変更をやめて、安全を確認しながら次のタイミングを待つとよいでしょう。

 また、前方に停車しているクルマを迂回しようとして、隣の車線がふさがっていることもあります。

 次の進路が見つからないときは、停止車両の後ろにクルマを停めてしまうのがコツ。こうすることで、しっかり安全を確認してから車線変更に臨めます。

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