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レクサスが「小さな高級車」に参入! プレミアムすぎる新型コンパクトSUV「LBX」どんな人に適してる?

くるまのニュース / 2024年1月13日 14時10分

レクサス最小SUVとして新型「LBX」が発売されました。プレミアムコンパクトSUVとあって、かなり注目されていますが、そもそも日本市場で「コンパクトな高級車」はウケるのでしょうか。

■小さくてプレミアムな新型「LBX」

 クルマのジャンルとして主流になったSUVですが、なかでも「コンパクトSUV」は扱いやすいサイズにSUVの利便性と躍動感を凝縮しており、ハッチバックがメインだったコンパクト市場でも主役になりつつあります。
 
 昨今の燃料価格の高騰、安全技術や運転支援技術の進化もあり、コンパクトSUV市場は魅力的なモデルが多い激戦区となっています。

 そんな盛り上がりを見せるジャンルに、レクサスは新モデルを投入。「小さな高級SUV」として新型「LBX」を2023年11月に発売しました。

 これまでの「高級=装備満載の大型車」という既成概念を打ち破るべく登場したプレミアムコンパクトSUVは、日本で受け入れられるのでしょうか。

 新型LBXのプラットフォームは、トヨタ「アクア」や「ヤリスクロス」でも使用されているGA-Bを改良し、ボディ剛性と軽量化を図って操縦安定性や乗り心地、静粛性を向上させました。

 ボディサイズは全長4190mm×全幅1825mm×全高1545mm、ホイールベースは2580mmと、全幅はやや広いものの、4.2mを切る全長によりコンパクトSUVに分類されます。

 パワートレインはハイブリッドのみ。91馬力の1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジンとフロント94馬力、リア6馬力のモーターを搭載(E-Four)。FFとAWDが用意されます。

 外観は、レクサス最新のデザインコンセプトである「ユニファイドスピンドル」と名付けられたフロントグリルを採用。レクサス特有の水平基調な部分とリアの盛り上がったフェンダー部分も見受けられ、スタイリッシュでプレミアムな印象を与えます。

 インテリアは、プレミアムと謳うだけあり、高級感あふれるもの。インパネからドアトリムまで一体感のあるデザインだけでも、このクルマが贅を尽くしていることがわかります。

 またメーター表示は12.3インチの大型液晶ディスプレイに映し出され、さらにセンターコンソールには9.8インチのタッチ式ディスプレイも搭載。未来感のある空間を演出しました。

 グレードは、シンプルながら洗練されたインテリアが魅力の「クール」と、よりゴージャス感を強調した「リラックス」、さらに限定モデルながらオーナーの好みのシート表皮やステッチ、トリム部分に加飾などが選べる「ビスポークビルド」(現在は申込を終了)というオーダーモデルもラインナップ。

 細かいカラーセレクトのオーダーシステムは、ポルシェやフェラーリなどでも見られる手法で、このあたりもプレミアムSUVらしさが感じられる部分だといえるでしょう。

 価格は460万円から576万円となっており、一般的なコンパクトSUVより100万円以上高価な設定です。

 ただしほかのコンパクトSUVに新型LBXと同等のオプションを盛り込めば、この差額は縮まりそうです。

■ライバルは輸入コンパクトSUV?

 国産車である新型LBXですが、ライバルとなるのは輸入コンパクトSUVでしょう。400万円から500万円前後の価格帯はミニブランドの「ミニ クロスオーバー」やアウディ「Q3」、DSオートモビルズ「DS3」などが存在しています。

 都内で輸入車販売に携わるN氏は次のように言います。

「特にミニ クロスオーバーはかなり強力なライバルでしょう。レクサスの強みはリセールバリューが高いことにあり、数年乗って手放しても、一般的な国産SUV(の新車価格)と支払い総額が変わらないくらいの高値(査定額)がつく可能性もあります」

レクサス新型「LBX」レクサス新型「LBX」

 またN氏は、富裕層の女性が購入するケースも多いのではないかと予想します。信頼性が高く、高級かつ最先端の運転支援技術も搭載、それでいて取り回ししやすいサイズのSUVは、現代の女性が求める理想のクルマに近いといえそうです。

 一方で、神奈川県のH整備士は、前後異径タイヤであることが懸念点だといいます。

 新型LBXは、フロントが225/60R17、リアが225/55R18という、前後で異なるサイズのホイールを装着しているのですが、前後異径はとにかくお金がかかるようです。

「通常であれば、ローテーションなどをして走行距離が2万kmまで、タイヤは問題なく使えます。

 ローテーションは前後のタイヤを入れ替えるのですが、前後異径だとその入れ替えができず、重量配分によっては前輪のみ、または後輪のみがすり減る可能性もあります。

 そうなると、まだ使えるタイヤがあっても4本同時に新しいタイヤセットに交換することになり、維持費が高くなりそうです」

※ ※ ※

 欧州では昔から「小さな高級車」という路線はあるのですが、日本ではあまり根付かなかったジャンルです。

 そのため、どれだけの人がプレミアムコンパクトな新型LBXに価値を見出せるかがポイントとなるのではないでしょうか。

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