トヨタ「新型クラウンエステート」まもなく発売へ 新たな「トヨタ最上級SUV」は“他の3タイプ”とは別格!? どんな特徴がある?
くるまのニュース / 2024年1月16日 12時30分
まもなくの登場が予定されているトヨタ「クラウン エステート」は、どのようなクルマなのでしょうか。ほかの3タイプとは異なる特徴について見てみます。
■ステーションワゴンの“現代流”解釈? 新型「クラウンエステート」とは
2023年度中の登場が予定されている、トヨタ新型「クラウン エステート(以下エステート)」は、「ワゴンとSUVを融合させた洗練と余裕の大人の雰囲気を併せ持つモデル」と説明されています。
すでに登場している「クラウン」シリーズ3タイプとは、どのような点が異なるのでしょうか。
16代目となる現行型クラウンは、4つのボディタイプでシリーズを構成します。
用意されるのは先陣を切って発売された「クロスオーバー」、コンベンショナルなセダンスタイルを貫く「セダン」、ボディが最もコンパクトな「スポーツ」、そしてエステートです。
そのなかで、現時点ではまだ正式発表されていない唯一のモデルであるエステートは、どのようなモデルなのでしょうか。
まず押さえておきたいのは、SUVだということです。
エステート(Estate)とは本来、土地や不動産、そして住宅などを指す英語ですが、イギリスでは「ステーションワゴン」の呼び名としても使われています。例えばメルセデス・ベンツのワゴンボディが欧州でエステートと表記されるほか、かつてはボルボのワゴンボディもそう呼ばれていました。
また、1999年から2007年にかけて販売された11代目クラウンにも、ワゴンボディの「エステート」が設定されていました。しかし、新しいクラウンエステートは純粋なワゴンではなくSUVとして販売されます。
そのエステートを理解するにあたってまず知っておくべきなのは、全長が長く設定されていることでしょう。
全長は4930mmで、これはセダンよりは短く、クラウンクロスオーバーと同じですが、スポーツに比べると210mmも長くなっています。
スポーツに対して全長が長い理由はふたつあります。ひとつは、後席足元スペースを拡大して後席居住性を高めること。そしてもうひとつが、ラゲッジスペースの拡大です。
リアオーバーハングはスポーツよりも約100mm長く、その延長分はすべて荷室の前後長拡大に貢献。おかげで荷室長は1mを超え、現行クラウンシリーズで最も広い荷室を確保できていることが、エステートの最も大きな特徴といえるでしょう。
荷室をトランクとしてないことも、大きな荷物を積む際やたくさんの荷物を積むシーンではアドバンテージとなります。
■荷室は「長さ」以外にも特徴がある?
また、エステートの荷室にはほかのクラウンシリーズはもちろん、ステーションワゴンでもほぼ見かけない便利機能が備わっています。それが後席背もたれの裏側に組み込まれた可動式のフラップです。
後席を畳んだ際に、そのフラップを開くことで運転席や助手席との背もたれとの間にある溝を埋め、前後長の長いフラットフロアを作り出せるというわけです。
奥行きはなんと2mに迫るほどですから、ステーションワゴン的にたくさんの荷物を運ぶニーズにも十分こたえてくれるでしょう。これも荷物を運ぶクルマとしての理想を追求していることの証です。
とにかく荷室が広い。現行クラウンシリーズのなかで最も多くの荷物を積むことができる。
クラウンエステートは、ジャンルとしてはSUVであり純粋なステーションワゴンではありませんが、ステーションワゴンのように活用できるボディタイプなのです。
開発担当者は、「かつてクラウンエステートといえばステーションワゴンだったが、昨今はステーションワゴンを選ぶ人が減ってSUVの時代だ。しかしステーションワゴンのように広い荷室を求めるニーズは感じているので、クラウンエステートを現代流に再定義したのです」と背景を説明します。
「クラウン」の名にふさわしい上質さに利便性の高い荷室を組み合わせる
そんなステーションワゴンの“現代流解釈”といえるクラウンエステートは、単に便利なクルマというだけでなく、ラゲッジルームの左右壁もカーペットで覆われた上質な作りとなっているのも見逃せません。
トヨタはエステートに関して「大人の雰囲気で余裕のある走りを持つ機能的なSUV」としていますが、もしかすると「SUVとしてのクラウン」は軽快な運転感覚を求めて後席スペースまで割り切ったクラウンスポーツよりも、このエステートのほうが本命なのかもしれません。
クラウンエステートは言うなれば、クラウンらしい快適性に加えて広い後席と広い荷室を備えた“トヨタ最上級のSUV”といって良さそうです。
パワートレインは現時点では公表されていませんが、クラウンスポーツと同等の2.5リッターエンジンを組み合わせたハイブリッドを軸とし、プラグインハイブリッド(PHEV)も用意される可能性が高そうです。
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