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運転免許証「12桁の数字」で何が分かる? 「学科試験の点数が分かる」ってホント? 桁ごとに隠された意味とは

くるまのニュース / 2024年1月24日 9時10分

自動車の運転免許証に振られている12桁の数字には、それぞれ意味があります。なかには「学科試験の点数が分かる」という噂も存在しますが、これは本当なのでしょうか。

■免許証「12桁の数字」で何が分かる?

 自動車の運転免許証には12桁の数字が書かれていますが、それぞれに意味があります。どのような意味があるのでしょうか。

 免許証の12桁の数字には「1、2桁目」「3、4桁目」「5から10桁目」「11桁目」「12桁目」に、それぞれ意味があります。

 まず1、2桁目は、免許証が最初に交付されたときの都道府県の公安委員会のコードを表します。東京は「30」、大阪は「62」というように数字が割り振られています。

 3、4桁目は、免許を最初に取得した年の西暦下2桁です。1999年なら「99」、2023年なら「23」です。

 これを踏まえて免許証を見てみると、例えば最初の4桁が「3023」なら、東京都で2023年に免許を取得したことが分かります。

 続いて5から10桁目の6つの数字は、各公安委員会が管理するためのものです。各都道府県ごとの重複しない一連の番号が振られています。この数字は個人を特定できる番号となるため、詳細は公表されていません。

 11桁目は、チェックデジットという入力誤りなどを確認するために用いられる検査用の数字です。10桁目までの数字をもとに自動的に決まります。

 最後の12桁目は、免許証を紛失したなどの理由により再交付を受けた回数を表す数字です。新規取得は必ず「0」ですが、再交付を受けるとその回数に応じて「1」「2」と値が増えていきます。

 このように免許証12桁の数字は、頭の1桁目から4桁目までと12桁目を見ることで、最初に免許を取得した地域と年、再交付の回数を読み取ることができます。

※ ※ ※

 このほか、インターネットでは免許証の12桁の数字のうち「5、6桁目の数字から学科試験の点数が分かる」という噂が存在するといいます。

 上述の通り、5桁目から10桁目は各公安委員会が管理するための個人番号です。

 元警察官のAさんにこの噂について聞いたところ「学科試験の点数が分かるということはない」とはっきりと述べており、この噂は事実ではありません。

 ちなみに噂とされているのは、100点満点から、5、6桁目の数字を引くと学科点数が分かるというもの。例えば5、6桁目が「00」だと満点、「10」だと90点といった具合です。

 免許取得時の学科試験は90点以上で合格となりますが、基本的に合格した人の点数は開示されません。

 この噂が事実ならば、免許証を持っている全員が90点以上の数字でなければならないことになります。

 SNSを見ると意外にも「学科試験分かるんだー」「私は満点だー」と信じているユーザーの声も見られます。

 免許証の番号で学科試験の点数が分かるという事実はなく、また、この部分の数字は個人を管理するための番号であるため、推測することはできません。

 とはいえ所有者によって数字は異なるため、他の人と見比べてみるのもおもしろいかもしれません。

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