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「えっ、ドア開かない…」後席ドアが中から開けられなくなる「謎のロック現象」なぜ起こる??

くるまのニュース / 2024年2月2日 11時10分

ある日突然、「後部座席のドアが開かなくなった」とディーラーや整備工場への相談が意外に多いようです。なぜ急にクルマのドアが開かなくなることがあるのでしょうか。

■主に子どものドアノブ誤動作を防ぐ「チャイルドロック」とは?

 今までは問題なく開閉できたのに、ある日突然、クルマの後部座席のドアが内側から開かなくなったことがある経験はありませんか。
 
 ディーラーや整備工場への相談や問い合わせが意外に多いのだそうですが、一体何が原因でドアが開かなくなるのでしょうか。

 実はこれは、故障ではなく「チャイルドロック」がかかっているだけの場合が多いのです。

 チャイルドロック(チャイルドセーフティドアロック)の起源ははっきりしていないものの、1970年代の輸入車には標準装備されていたことからも、かなり歴史のある装備といえます。

 その名の通り、子供が誤って走行中にドアを開けないようにするため、スイッチひとつで内側から後部座席のドアが開かなくなるという機構です。

 最近ではクルマだけでなく、洗濯乾燥機といった家電にもチャイルドロック機能が搭載されるようになっています。

 クルマのチャイルドロックの設定方法はいたって簡単で、たいていはリアドアの後端などに設置されているチャイルドロックのスイッチを手動で「LOCK」の位置に動かすだけ。

 ただ、簡単であるゆえに何かの拍子にロックしていまい、いざクルマから降りようと思ったら内側からドアが開かなくなることがあるのです。

 ちなみにチャイルドロックのLOCKを解除したのに内側から開かない場合は故障している可能性が高いので、その場合はディーラーや整備工場などに相談してみてください。

 チャイルドロックは後席に設けられているものですが、同様に助手席も内側からドアを開けられないようにすることもできるようです。現役整備士のF氏に聞いてみました。

「2ドアのクルマの助手席に子どもを乗せなければならない場合など、助手席を内側からは開けられないようにしてほしいという相談を受けることがあります。

 その場合は、ドアの内張を外し、インナーハンドルに連結されているロッドを取り外すなどの加工を施せば、外側からは開けられますが内側からは開けられなくすることができます。

 ただし、後部座席に標準装備されるチャイルドロックとは違うので、必要に迫られた場合のみ対応していますし、ロッドを定位置に戻せば今まで通りのドア操作も可能になります」

 助手席のドアを内側から開けられなくする必要はあまりないかもしれませんが、必要な場合は対応可能ということは覚えておいて損はなさそうです。

 また、チャイルドロックに近い装備としてパワーウインドウにも同様のロック機能が装備されています。

 これは、乗員がパワーウインドウのスイッチを操作しても動かなくすることができる機能で、たいていは運転席のドアに設置されているパワーウインドウの全座席分スイッチの周辺に「LOCK」スイッチが設定されており、これのON/OFFで各座席のスイッチでパワーウインドウを「開けられる/開けられない」を設定できます。

※ ※ ※

 何らかの理由で、後席の乗員にドアの操作をして欲しくないときにチャイルドロックは有効です。

 知らないうちにロックがかかってしまった場合でも慌てずに解除することができるように、自分のクルマのリアドアのどこにチャイルドロックが装備されているのか確認しておくと良いでしょう。

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