なぜマツダ「CX-5」は売れ続ける? 登場6年経過もマツダ車1位の謎!? 新型SUV出ても人気なワケ
くるまのニュース / 2024年2月5日 10時10分
登場から7年を迎えるマツダ「CX-5」は、設計が新しい「CX-60」よりも好調に売れています。CX-5が定番の人気車となったのは、なぜなのでしょうか。
■安定した販売台数を記録するCX-5
日本で安定した販売台数を記録するマツダ「CX-5」は、文字通りマツダの屋台骨を支える存在です。
発売からおよそ7年が経過しているにもかかわらず、CX-5が人気を保ち続けるのはどのような理由があるのでしょうか。
近年トレンドとなっているSUVのなかでも、安定した人気を誇っているのがCX-5です。
2012年に初代が登場したCX-5は、その流麗なデザインや「人馬一体」と言われる走りが高く評価され、同年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなどまたたく間にヒットモデルとなりました。
2017年には初のフルモデルチェンジがおこなわれ、現行モデルとなる2代目へと進化。2代目では内外装のデザインがさらに洗練され、先進安全運転支援システムをふくむ機能装備も拡充されました。
一方、現在では2代目の登場から7年目に突入しており、「最新モデル」とは言えない状況です。
直近5年では、2019年3万1538台(マツダで1位)、2020年2万4222台(マツダでMAZDA2に続く2位)、2021年2万2431台(マツダで1位)、2022年3万1399台(マツダで1位)を記録。
さらに最新の2023年でも2万5714台を販売し、全マツダ車のなかでトップの販売台数を記録しています。
なぜ、CX-5はこれほどまでに安定して人気を保ち続けているのでしょうか。都内のマツダ販売店担当者は次のように分析します。
「CX-5にご興味をお持ちいただくお客様は、まずそのデザインを魅力に感じていただくケースが多いように思います。
そのうえで、多くのお客様にとってあつかいやすいサイズ感であることや、200万円台からご検討いただける手頃な価格も、多くのお客様にご評価いただけるポイントです。
ひとことでいえば、『欠点のないクルマ』であることがCX-5の強みだと思います」
実際、CX-5はスキのないモデルであるということができます。
たとえば、全長4575mmx全幅1845mmx全高1690mmというボディサイズは、多くのユーザーにとって大きすぎず小さすぎない絶妙のサイズ感です。
同じクラスのSUVとしては、トヨタ「ハリアー」や「RAV4」、日産「エクストレイル」、ホンダ「ZR-V」、スバル「フォレスター」などがありますが、内外装の質感はそのなかでも卓越しており、所有欲を十分に満たしてくれます。
また、現行モデルの登場からおよそ7年が経過しているとはいえ、先進安全運転支援システムなどは最新のものにアップデートされているため、装備についてもライバルに引けをとりません。
それでいて、同じクラスのSUVよりも比較的安価な価格帯となっていることもユーザーから評価されるポイントのひとつと言えそうです。
一方、実際に購入したユーザーからは、その「走り」を評価する声も多く聞こえてくるようです。
前出の販売店担当者は次のように話します。
「実際にハンドルを握られたお客様からは『イメージしたとおりにしっかりと曲がってくれる』というお声をいただくことが多くあります。
また、それに関連して『運転するのが楽しい』や『運転する際の負担が減った』というお客様もいらっしゃいます。
『人馬一体』と呼ばれるCX-5のこうした特徴は、いわゆる『クルマ好き』のためのものと言われやすいのですが、そうでないお客様にも良さを実感してもらえると思います」
マツダ新型「CX-60」が後発で出たがCX-5人気は衰えない
※ ※ ※
マツダの大きな特徴のひとつに、毎年のように商品改良を行なうことが挙げられます。
2023年9月のCX-5の商品改良では、賛否両論あった「フィールドジャーニー」のライムグリーンのシートパイピングやステッチがライトグレーのものに変更されるなど、ユーザーの声がしっかりと反映されています。
一方、今回の商品改良では、これまで設定されていたMT仕様が廃止されてしまうという「大事件」もありました。
販売比率を考えるとやむを得ない部分もあるとは言え、クラス唯一のMTであっただけに、インターネット上には落胆の声も少なくないようです。
また、CX-5には現時点でHEVやPHEVといった電動パワートレイン採用車が存在していません。
ただ、マツダは2023年9月に「MX30 ロータリーEV」を発売しています。
近い将来に登場すると見られる次期型では、そうした電動パワートレインが搭載されるかどうかが大きなポイントとなりそうです。
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