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「壺が驚いてる!?」 車のメーターに光る「謎マーク」どんな意味? “放置はNG” な「警告灯」の真意とは

くるまのニュース / 2024年2月11日 9時10分

クルマのメーターに表示される「驚いた壺」のようなマークは、一体どのような意味をもつのでしょうか。解説します。

■さすがに難しい?「驚いた壺」の意味とは

 クルマのメーターパネルには様々な警告灯が表示されますが、この中には「壺の中にビックリマーク(!)」が入ったようなデザインのものがあります。
 
 気温が寒い時期に点灯した経験のある人が多いというこの警告灯。一体どのような意味で、何か対応は必要なのでしょうか。

「驚いた壺」の意味とは!?「驚いた壺」の意味とは!?

 この壺が驚いたような警告灯の正式名称は「タイヤ空気圧警告灯」といって、じつは壺のような形状は「タイヤの断面図」を表したもの。

 タイヤの空気圧が規定値を下回ったり、空気圧の警報システムにトラブルが生じたときなどに点灯し、ドライバーに異常を知らせる役割を持っています。

 このタイヤ空気圧警告灯が点灯する要因としては、タイヤに異物が刺さるなどによる空気漏れだけでなく、外気温の低下による影響で空気圧が下がり警告灯が点灯することもあります。

 こうして単に空気圧が下がっただけであれば、タイヤの空気圧を規定値に調整すれば警告灯も再び消灯します。

 ガソリンスタンドやカー用品店などでは備え付けの「空気充てん機」を利用することができるため、最寄りの施設に訪れて早めに対処すれば問題ありません。
 
 しかし、適正な空気圧に調整せず規定の空気圧よりも低い状態で走行し続けた場合、タイヤがたわんでタイヤの表面が波打つ「スタンディングウェーブ現象」を発生させる可能性も。

 また、たわんだタイヤが加熱し急速にゴムの劣化が進むことで、走行中にタイヤが破裂する「バースト」を引き起こす恐れもあるので、タイヤの空気圧が規定より低い状態で走行し続けることは非常に危険といえるでしょう。

■「空気圧警告灯」が点く原因は、他にもある!

 あるいは、すでにタイヤがパンクやバーストしたために空気圧が下がり、タイヤ空気圧警告灯が点灯したという場合もあるでしょう。

 この時、パンクしたタイヤのまま走行することは極めて危険な行為ですので、直ちに安全な場所で停車し、タイヤの修理や交換を行ってください。

 自車に「スペアタイヤ」が搭載されていれば交換し、あるいは「パンク応急修理キット」が装備されている場合は“修理可能なレベルのパンク”であればキットを使用し修理しましょう。

運転席付近には適正な空気圧を示すラベルが貼ってある運転席付近には適正な空気圧を示すラベルが貼ってある

 とはいえ、自身でのタイヤ交換や修理をした経験が無かったり作業に不安がある場合は、自動車保険に付随したロードサービスなどを利用してレッカー搬送を依頼するのも手です。

 そのほか、空気圧やタイヤ周りには異常が発生していないにも関わらず空気圧警告灯が点灯する時もあり、このような場合は空気圧を測定するシステムが正常に機能していない可能性があります。

 システムの故障にくわえて、システムと相性の悪い社外ホイールを履いている可能性など様々な要因が考えられますので、いずれの場合においても取扱説明書を確認するとともに、ディーラーに持ち込んで確認してもらうと良いでしょう。

※ ※ ※

 このように、タイヤ空気圧警告灯が点灯する理由は複数存在しますが、いずれの場合においてもタイヤ周りに異常が起きている可能性が高いので、そのまま放置することは自車のみならず周囲のクルマにも危険を招きます。

 まずは早めに安全な場所にクルマを停車し、タイヤを目視で確認したりディーラーや整備工場などに相談することが大事です。

 また、タイヤの空気圧低下は燃費悪化の要因にもなりますので、警告灯の点灯の有無にかかわらず、月に1度など定期的なタイミングで空気圧のチェックを心がけて下さい。

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