ホンダ「新型コンパクトカー」日本投入へ 「シティ復活」!? “旧車デザイン”の斬新モデル登場叶うか… 26年発売予定の新モデル、どんなクルマに?
くるまのニュース / 2024年2月17日 8時10分
ホンダは2026年に小型車カテゴリでEVを投入する予定と明らかにされています。一体どのようなモデルが登場するのでしょうか。
■2026年登場の「小型EV」 “シティ復活”の可能性もあるか
ホンダは、2024年1月に小型バッテリーEV「Honda e(ホンダ e)」を生産終了しました。
唯一の小型EVが終焉を迎えましたが、2026年に小型車カテゴリで2タイプのEVを投入することが発表されています。どのような小型車が登場するのでしょうか。
ホンダは2050年までにカーボンニュートラルを目指すために電動化戦略を加速させており、2040年までにEV・FCEVの販売をグローバルで100%とすることを計画しています。
2022年4月に発表した「四輪電動ビジネスの取り組みについて」では、EV計画を中長期的に強化していく方針が明かされました。
そして2023年4月の「2023 ビジネスアップデート」発表会では、投入予定の具体的な新型モデルについて言及し、日本国内では「N-ONE」ベースのEVを2025年に、SUVタイプを含む小型EV2機種を2026年にそれぞれ発売することが明言されました。
さらに、2024年1月に米国で開催のデジタル技術見本市「CES 2024」では、新時代のグローバルEVシリーズとなるコンセプトカーを披露するなど、EVニューモデルの展開が加速しています。
そうしたなかで、2020年にホンダ初の量産電気自動車として発売され、唯一展開されていたEVであるホンダ eが生産を終了しました。
ホンダ eは2017年にドイツで披露されたコンセプトカー「Honda Urban EV Concept(ホンダ アーバン イーブイ コンセプト)」がベースとなっており、デザインはほぼそのままの状態で登場。
ボディサイズは全長3895mm×全幅1750mm×全高1510mmとコンパクトにまとめられ、乗車定員は4名です。
モーターなど重量物をリアに搭載したリア駆動レイアウトを採用し、先進運転支援「ホンダ センシング」やコネクテッド機能も搭載するなど、新時代のコンパクトカーらしい最新技術が取り入れられました。
しかし、価格はコンパクトカーとしては高価な495万円だったことを要因とし、販売面では苦戦し生産終了となりました。
こうしたことから、まだ見ぬ次期小型EVがどのようなモデルになるか、期待されています。
一方で、このヒントとなりそうなモデルが実は2023年10月に公開されていました。それが、「ジャパンモビリティショー2023」(以下、JMS)で世界初公開された「SUSTAINA-C Concept(サステナシーコンセプト)」です。
サステナシーコンセプトは「限りある資源の制約から解放してくれる四輪電動モビリティのコンセプトモデル」と公開当時説明されており、3ドアハッチバックのコンパクトボディに電動パワートレインを搭載。
コンパクトサイズのEVである点から、ホンダ eの後継として捉えても不自然ではありません。
車体は回収した使用済みアクリル樹脂を再利用して作られ、アクリル素材由来のレッドの鮮やかなカラーや旧車の面影を感じさせるブラックのバンパーと丸形のヘッドライトを採用し、コンセプトカーとしては現実味を帯びたスタイリングです。
また、ボディカラーや傾斜の強いボンネット、フロントガーニッシュのグリル風デザインに加え、トランクに収納可能な小型電動バイク「Pocket Concept」を同時に展示するなど、同様の仕組みを取り入れた1981年登場のコンパクトカー「シティ」を想起させると大きく話題になりました。
シティはもともと普及価格帯のベーシックモデルとして展開されていたこともあり、JMSブース会場で担当者は「ホンダが元々得意としている普及価格帯のEVをラインナップさせるべきだ」と話していることから、手頃なEVを目指しているとわかります。
日本においてはコンパクトなモデルが支持されており、日産「サクラ」や三菱「eKクロスEV」といった軽EVのシェアも徐々に拡大されています。
ホンダ eのなき今、サステナシーコンセプトが比較的安価なエントリーEVとして登場すれば、シェアを拡大するチャンスになりうる可能性は大いに考えられます。
現在のところ、2026年登場の小型EVについての追加情報はありませんが、ホンダの新時代を担うニューモデルに期待したいところです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ホンダ「“新型”エレメント」公開!? 「斬新“2階建て”仕様」に期待高まる! まさかの「静音モデル」実施か? 米特許の真相とは
くるまのニュース / 2024年7月25日 12時30分
-
ホンダ新型「シティ」実車公開!? “2026年登場”期待の「ハッチバック」!「旧車デザイン」が超カッコイイ「“白い”サスティナC」尼に登場
くるまのニュース / 2024年7月22日 14時10分
-
マツダが“白い”新型「和製スポーツカー」実車公開! 「ロータリー」搭載の「ISP」なぜホワイトに? デザインも異なる「内装なしモデル」の正体とは
くるまのニュース / 2024年7月16日 14時10分
-
ホンダ新型「プレリュード」実車公開! めちゃスポーティな2ドアクーペ&鮮烈レッドボディで登場! 欧州で販売へ!
くるまのニュース / 2024年7月11日 11時50分
-
ホンダ「新型スポーティコンパクト」26年に登場へ! まさかの「シティターボ」復活なるか!? 期待の「小型モデル」に反響
くるまのニュース / 2024年6月28日 6時40分
ランキング
-
1日本のにんにくは中国産が9割。「国産にんにく」と「中国産にんにく」の違いとは? 3つの産地で比較
オールアバウト / 2024年7月26日 21時5分
-
2マヨネーズにつけて食べると消化酵素が3倍増…キャベツの栄養を爆上げするのは「千切りorかじる」どちらか
プレジデントオンライン / 2024年7月26日 9時15分
-
3イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
ねとらぼ / 2024年7月26日 16時5分
-
4日本人に多い「近視」 子どもは特に要注意、放置すると及ぶ“危険性” 眼科医が解説
オトナンサー / 2024年7月26日 7時10分
-
5「コロナと夏かぜ流行中」何が起きているのか ワクチンを打っている人、打ってない人の違い
東洋経済オンライン / 2024年7月26日 8時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)