日産「新型最上級SUV」まもなく登場へ 430馬力超え「スポーツモデル」今春に正式発表 標準モデル「アリア」からの“劇的進化”に大反響
くるまのニュース / 2024年2月22日 22時10分
日産が2024年春に正式発表を予定している新型「アリア NISMO」について、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
■新型「アリアNISMO」登場に期待高まる
日産は2024年1月に開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン2024」で世界初公開した新型「アリアNISMO」を今春に正式発表します。
新たな「NISMOロードカー」の登場ということもあり、SNSなどでは多くのコメントが寄せられています。
「アリア」は日産が2022年1月に発売したクロスオーバーSUVスタイルのEVで、日産のEVとしては「サクラ」や「リーフ」よりも上級モデルに位置しています。
今回登場した新型アリアNISMOは、日産がモータースポーツ活動で技術を培ってきたNISMOブランド(現在は日産モータースポーツ&カスタマイズが展開)のうち、内外装だけでなく、エンジンやサスペンションにも専用チューニングを施したコンプリートカーシリーズ「NISMOロードカー」として登場しました。
アリア e-4ORCEをベースに、新世代EV NISMOデザインの採用や各部の専用チューニングを施したことで、「EV NISMOのフラッグシップモデル」に仕上げたと言います。
パワーユニットは標準のアリアに対し最高出力を10%向上するとともに、NISMO専用の加速チューニングを実施。アリアの持つ動力性能を引き上げ、気持ち良い加速を実現したといいます。
専用走行モード「NISMOドライビングモード」では、制御を大幅に見直すとともに、性能の全解放とレスポンスを最大化し、EVならではの加速力をフルに発揮するセッティングになっています。
さらに、4輪制御技術には「NISMO tuned e-4ORCE」を初採用したことで、限界走行時においてもより高いライントレース性を実現し、思い通りのコーナリングを可能としています。
専用のタイヤと軽量かつ高剛性な20インチアルミホイールを装着したほか、シャシを構成する各部品にもNISMO専用のチューニングを施すことで、車両の安定性と回頭性を高め、軽快でなめらかな走りを実現したと説明します。
加えて、EPS(電動パワーステアリング)や電動ブレーキシステム、VDC(ヴィークルダイナミクスコントロール)も専用チューニングを図ったほか、EVレース最高峰のFormula E マシンの高揚感を彷彿とさせる「EVサウンド」を搭載。
メカニズムだけでなく、エモーショナルな部分においてもモータースポーツのノウハウが活かされています。
デザインは、内に秘めたパワーを意味する「アルテリア・マグマ」をキーワードに、NISMO共通の赤アクセントを随所に施しました。
エクステリアは、アリアの上質さに空力性能の向上をプラスしたもので、フロント・サイド・リア下部に専用スポイラーを装着したほか、レッドアクセントラインを施しました。
エンケイと共同開発した軽量かつ高剛性な20インチアルミホイールは、リム幅を広げながらも軽量化を実現。これにミシュラン製「パイロットスポーツEV」の専用タイヤを組み合わせています。
インテリアでは、滑りにくいファブリック素材のNISMO専用シートやセンターマーク付き専用ステアリングなどを特別装備しています。それぞれにはレッドアクセントを随所にあしらいました。
ラインナップは出力の異なる2つの標準グレード「B6」「B9」をベースとしており、B6では最高出力270kW(約367馬力)・最大トルク560Nmを発揮し、66kWhのバッテリーを組み合わせています。B9は最高出力320kW(約435馬力)・最大トルク600Nmを発揮し、91kWhのバッテリーを組み合わせます。
そんな新型アリア NISMOですが、登場時に大きく話題になった「GT-R NISMO」や「フェアレディZ NISMO」、「スカイラインNISMO」に続くモデルとして、スポーツカーファンを中心に大きな話題となりました。
「まさかアリアで出るとは」「アリアNISMO!?」「アリアにもついにニスモモデルが登場か!」など、日産EVのフラッグシップとして展開されているアリアにNISMOが設定されたことを驚く人が多いようです。
また、東京オートサロンに続き、大阪市住之江区で2月に開催の「大阪オートメッセ2024」でも展示されたことから、実車を見たユーザーからのコメントも寄せられており、「カッコイイ」「デザイン結構好き」「かっこええやん」「いいな」など、デザインに関しての評価が高いようです。
さらに、「(通常のアリアと)乗り比べてみたい」「実際の加速めっちゃ気になる」など、EV NISMOのフラッグシップとしてのフィーリングに興味を示す人や、「アリかと思い始めてる」「値段次第だなぁ」など、すでに購入へ前向きな意向を示す投稿も見られました。
新型アリアNISMOの正式発表は2024年春で、価格や正式な発売時期は追って明かされると見られます。
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