ホンダ「新型プレリュード」登場へ 22年ぶり復活「2ドアスペシャルティクーペ」は20年代半ばに“発売”? 公開から未だ反響絶えず
くるまのニュース / 2024年2月29日 12時10分
ホンダが2023年10月の「ジャパンモビリティショー」で世界初公開した新型「プレリュード コンセプト」は市販に向けて開発が進められています。新時代のスペシャルティカーとして期待される存在ですが、SNSなどでは登場を待ち望む声がやみません。
■市販化まで期待される「新型プレリュード」 応援コメント絶えず
ホンダは2023年10月25日、第1回「ジャパンモビリティショー2023」(以下JMS2023)のブースで、新型「プレリュード コンセプト」を世界初公開しました。
公開と同時に市販化に向けて開発が進められていることも明かされ、大いに注目されるモデルですが、今でもSNSを中心にスポーツカーファンなどから期待の声が数多く寄せられています。
プレリュードは、1978年から2001年まで販売された2ドアスペシャルティクーペです。スタイリッシュなデザインに、最新技術を採用したパワートレインや高い走行性能が支持され、歴代モデルそれぞれで根強い人気を持ちます。
初代モデルでは国産車初の電動サンルーフを搭載し、高級パーソナルクーペのポジションを確立。
1982年に発売された2代目プレリュードはリトラクタブルヘッドライトを採用するとともに、ロー&ワイドなデザインを強調。走行性能も高め、人気を得ていきます。
続く1987年には3代目が登場しました。世界初の4WS(四輪操舵)を搭載したスタイリッシュなボディと、当時のバブル景気も手伝ったこともあって若い男女を中心に、いわゆる「デートカー」として熱狂的な人気を獲得しました。
1991年登場の4代目ではスポーツカー路線へと転向を図ります。2.2リッターの「VTEC」搭載モデルを設定し、内外装は曲線的なデザインを採用するなど、これまでのプレリュードからの脱却を図りました。
最終モデルは1996年11月に登場した5代目です。VTEC搭載モデルに加え、220馬力のハイパフォーマンスモデル「タイプS」を追加して、スポーティさに磨きをかけました。
そして、2001年に販売を終了し、以後は直接の後継車は存在せず、ラインナップ上からプレリュードの車名は消滅。
今回、一世を風靡したその名称が22年ぶりに復活したということで、当時を知るファンを中心に注目を集めています。
新型プレリュードコンセプトは、2022年4月に「四輪電動ビジネスの取り組みについて」という発表のなかで登場が示唆された2タイプの電動スポーツモデルのうち「スペシャリティ」に当たるモデルです。
デザインは歴代モデル同様に2ドアクーペスタイルを採用。フロントは鋭く細長いヘッドライトやノーズ先端に配されたグリル内の横一文字ライト、ロアグリル中央に縦に配置されたブルーのアクセントライトが目立ちます。
サイドは大きく寝たフロントウインドウからルーフ、テールにかけてなだらかな稜線を描いており、ワイドなリアフェンダーや抑揚の効いたサイドステップなどがスポーティなイメージを与えます。
リアはブラックガーニッシュに配された真一文字のテールランプを装備し、筆記体のような「Prelude」エンブレムが配され、ホンダの「H」エンブレムは装備されていません。
パワートレインは現在のところ不明であるものの、完全なEVとして登場するのではなく、ハイブリッド車として投入されると言います。
そんな新型プレリュードコンセプトについて、SNSなどでは公開当初からスポーツカーファンを中心に大きな話題になっており、期待が寄せられています。
「新型プレリュードカッコいい」「早く出ないかなー」「プレリュードが復活するんですね!スポーツカー少ないから、これは楽しみです」「まさかの復活!早く出て!」と、デザインを評価する意見のほかに、復活を喜ぶ元オーナーと思われるコメントが投稿されています。
また、「HONDAが本気を出すらしい」「ホンダは割と頑張っていると思えて応援したくなる」「インテグラも復活してくんないかな」など、思い切った選択を採ったホンダに対しての応援も多く見られました。
※ ※ ※
本田技研工業 取締役 代表執行役社長 三部 敏宏氏は、JMS2023のプレスカンファレンスで次のようにコメントしています。
「ホンダは、いつの時代もスポーティなクルマづくりにこだわってきました。
プレリュードという言葉は、『前奏曲・先駆け』を意味します。このモデルは、本格的な電動化時代へ“操る喜び”を継承する、ホンダ不変のスポーツマインドを体現するモデルの先駆けとなります。
プレリュード コンセプトは、どこまでも行きたくなる気持ちよさと、非日常のときめきを感じさせてくれる、スペシャリティスポーツモデルです。
ホンダだからこそできる“操る喜び”を皆さまにお届けすべく、現在、鋭意開発を進めています。ぜひ、ご期待ください」
2020年代半ばの市販化に向けて、今後も大きな期待が寄せられます。
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