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お葬式に「派手なクルマ」はNG? “不適切な車”しかなかったらどうする!? 弔事で覚えておきたいマナーとは?

くるまのニュース / 2024年3月6日 9時10分

お通夜やお葬式など、弔事の際に派手なクルマで会場へ行くのはマナー違反であると言われることがあります。しかし、派手なクルマしか持っていない場合はどうすれば良いのでしょうか。

■お葬式に派手なクルマで行くのはマナー違反なのか?

 お葬式やお通夜といった弔事の場では、悲しみを表す「黒色」を基調にした装いがマナーとされています。
 
 遺族へお悔やみの気持ちを伝える場では、服だけでなくバッグや靴、アクセサリーにも気を配り、大声で話すことも慎むような配慮も必要でしょう。
 
 こういったことから、会場へ向うクルマについても「控えめな」外観のものがふさわしいといったイメージがあるようです。

 たとえば、黒ではなくても、白やグレー、シルバーといった無彩色のボディカラーが連想され、反対に赤色や黄、青など鮮やかなクルマはマナー違反だという意見もあります。

 また、派手なラッピングや、極端なリフトアップ、ダウンサス車など、奇抜な外観のクルマは避けたほうが良いとされるほか、場合によっては、外車の高級スポーツカーなども目立ってしまうようです。

 しかし、クルマはそう簡単に外装を変えられるものではありません。お葬式の会場へ乗っていくクルマの装いについては、どうしたら良いのでしょうか。

 お葬式に派手なクルマで行くことについて、東京都内にある葬儀会社の担当者は「喪主さまやご家族の方が気にするかどうかなので、特にマナーとしてのルールはありません」と話します。

 お葬式のためにクルマを選べる人は多くないことから、クルマのカラーや車種などについてそこまで気にしなくても構わないそうです。

 また、親族の方々は参列者が到着する頃には式場の中におり、参列者を駐車場で出迎えるケースはほとんどないといいます。そこで、一般参列者として向かう場合は、どんなクルマであってもあまり気にする必要はないという見方もあります。

 それでは、葬儀会場に乗り付けるだけでなく、そこから火葬場までも目立つクルマで行かなければならない場合はどうでしょうか。

 葬儀会場から火葬場へクルマで移動する際は、霊柩車を先頭にしてクルマで葬列を組むことで、故人を弔う気持ちを示します。このとき、霊柩車の運転手は列が乱れないように、信号や右左折を気にしながら火葬場へ向かいます。

 こうした場面でのクルマについて、前出の担当者は次のように語ります。

「火葬場に同行するクルマで、あからさまに派手なクルマは見たことがありません。参列の方も、お気持ちとして遠慮しているのではないかと思われます」

 実際には、車両葬列を行うときには、親族の方々は参列者と話しあったうえで参列車を決めることが多いようです。

■クルマの扱い方でお悔やみの気持ちを表すことも

 それでは、マナー違反の可能性がある派手なクルマで会場へ向かう場合は、具体的にどうするべきなのでしょうか。

 そのときのポイントは、「お葬式に参列します」という弔意を遺族の方々やほかの参列者にうまく伝えることです。

 葬儀会場の駐車場では、クルマの駐車位置に気をつけ、人の目を引く入り口近くなどはなく、そういった場所から離れて停めると良いとされています。

減りつつある「宮型霊柩車」減りつつある「宮型霊柩車」

 特に、入り口付近は、故人や親族にとって上長にあたる人が利用しやすいように空けておくのが一般的となっており、クルマを停める場所に迷うときは、駐車場内の警備員や案内係などに相談してみるのもひとつの方法でしょう。

 または、式場の駐車場ではなく、近くのコインパーキングなどを利用するのも良いようです。

 一方で、自分のクルマでは行かないという選択肢もあります。

 たとえば、レンタカーを借りて式場に向かうという方法がありますし、またはタクシーを使うこともできます。もし、友人や知人がクルマで式場に向かうなら、そこに同乗できる場合もあるでしょう。

 さらに、式場の立地によっては、電車やバスなど公共交通機関を利用することもできます。

※ ※ ※

 所有するクルマが派手なものしかなければ、弔事のために使い分けることはできませんが、親族や参列者の悲しみに配慮できる方法はあります。さらに、そうすることが、故人への弔いになるといえるかもしれません。

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