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小樽~長万部 全通まで事業化「あと2工区」に!? 「人気急上昇エリア」が空港と直結! 廃止のJRに代わって「倶知安~ニセコ」新たに建設スタートへ

くるまのニュース / 2024年3月15日 16時40分

道路整備にGOサインとなる「事業化」の候補路線に、小樽~長万部をつなぐ役割の「北海道横断自動車道」の一部区間も挙げられました。開通すればどう便利になるのでしょうか。

■「人気急上昇中」ニセコまで事業化

 国土交通省は2024年3月1日、2024年度に道路整備事業として新規事業化を果たす路線について、候補を選定しました。今後、委員会等で最終的な判断が行われ、事業化が最終決定されます。
 
 その中に、北海道横断自動車道のうち「蘭越倶知安道路」工区が含まれています。ここが完成すればどうなるのでしょうか。

 この区間は、小樽・余市から倶知安を経由して、道央道の黒松内JCTまでつなぐ建設ルートの一部です。

 ここには、JR函館本線の小樽~長万部、いわゆる「山線」が通っています。しかし、将来「北海道新幹線」が札幌まで開業すると同時に、廃止される予定です。

 そのかわりに、函館~長万部~倶知安~余市~小樽~札幌という道西ネットワークを担うこととなるのが、この高速道路です。

 現在、北側から徐々に延伸中です。まず札樽道の延長線として、2018年に余市までが開通。その先、倶知安までが事業化済みです。そのなかで仁木までが2024年度内に先行開通の予定です。南側からは、道央道の黒松内JCTから1区間だけ、黒松内ICまでの5.1kmが先行開通しています。

 さて今回、倶知安から先が、さらに事業化を果たすことになります。2023年12月に蘭越まで約23kmの概略ルートが決定。それが全部事業化するのではなく、今回は途中のニセコICまで(延長約12km)となります。途中には「比羅夫IC(仮)」が設置されることになっています。

 ニセコは現在、リゾート地としてインバウンド需要が爆発している、北海道内でもホットな地域のひとつ。しかし肝心の「新千歳空港」からのアクセスに難があります。直線距離上には山岳地帯が広がっていて、どうしても札幌・小樽を経由せざるを得ないからです。

 そこに高速道路を整備することで、可能な限りスムーズなアクセスが実現することとなります。試算では、新千歳空港~ニセコの所要時間は、今の168分から136分へ、38分もの短縮が見込まれています。

 今回の倶知安~ニセコの事業化で、「小樽~長万部」の全通まで、未事業化区間は残り2工区を残すのみとなります。ニセコ~蘭越はあと事業化を待つだけ、蘭越~黒松内は「当面現道を活用する」という扱いになっており、優先順位はまだ高くありません。

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