50万円で買える! トヨタが斬新「小型車」販売! 公道走行もOK! 全長1.2m以下&「免許ナシ」で走れるコンパクトモデルの正体は?
くるまのニュース / 2024年3月13日 12時50分
トヨタの小型モビリティとして「C+walk S」がラインナップされています。一体どのようなモデルなのでしょうか。
■「C+walkシリーズ」って何?
国産メーカーでもっとも多くの車種を取り扱うトヨタは、一般的な乗用車・商用車のほかに、「小型モビリティ」も販売しています。
新たなモビリティシリーズ「C+walk」として展開されるモデルですが、現在、トヨタの公式サイトでは、「C+walk S」「C+walk T」「C+pod」といった3つのモデルをラインナップしています。
C+walk Tは立ち乗りタイプの小型モビリティで、電動キックボードのような形状です。そしてC+podは2人乗りの軽EVです(2024年夏頃に生産終了予定)。
では、もうひとつのC+walk Sとはどのようなモデルなのでしょうか。
そもそもC+walkシリーズは、“Mobility for all – 全ての人に移動の自由を”の実現に向けて提案されたモデルで、ユーザーのライフステージに合わせたモビリティとしてラインナップされるものです。
ユーザーの行動範囲を広げ、自立を支援し、より多くの人が「笑顔」になることをサポートするといったモビリティという側面のほか、法人や自治体と連携し、住民や観光客の移動を助ける手段としても活用。
地域交通を補完する乗り物として、より良いモビリティ社会の実現を目指すという目的もあります。
そのうえで、2023年3月20日に発売されたC+walk Sは、電動車椅子のようなモデル。「歩く」をアシストするモビリティと紹介されています。
前方の路面状況を把握しやすい3輪タイプのモビリティで、RR(後輪駆動)を採用。運転免許やヘルメットは必要なく、歩道を走行することが可能です。
周囲の人や街になじむオシャレなフォルムとしつつ、人の歩く速さと同等の1~6km/h程度(スイッチで6段階の速度切替が可能)で移動し、周りの歩行者と並んで会話をすることができます。
サイズは、全長1185mm×全幅650mm×全高1030mmと非常にコンパクト。ステップ高130mmと低くて広いステップや、立ち座りしやすいシートポジション、跳ね上げ可能なアームサポートなど乗降性も配慮しました。
ボディカラーにはブラックを基調とし、よりスタイリッシュに魅せる「ウォームグレー」「グレーメタリック」「カッパーマイカメタリック」のカラーパネルがオプションとして設定され、好みのC+walk Sに仕立てることができます。
シート下に大容量の収納スペースを確保し、買い物カゴをそのまま搭載することで利便性を高めました。
C+walkシリーズに共通するポイントとして、シンプルな操作系で走行がしやすいということがあげられます。
ハンドル左右にあるアクセルレバーの操作で発進・加速・減速・停止をコントロール。押すと進み、離すと止まる簡単な操作とし、誰もが直感的に操作できるようにしました。
必要に応じ、左右両手で操作可能なブレーキレバーを握ることでより減速をサポートするほか、他の操作系から独立したバックボタンを押すことで後進することができます。
走行時は、前方の人や障害物との衝突回避に寄与する障害物検知機能といった安心装備も搭載。歩行者との共存を目指しました。
また、インホイールモーター方式を採用。リアホイール内にブラシレスDCモーターを各々配置し、段差を乗り越える際や坂道でもゆとりをもって走行可能。
最小回転半径を0.95mとし、狭い道などでのスムーズな取り回しを実現したほか、10インチのノーパンクタイヤを全輪に採用することで、パンクする心配がありません。
ハンドルステム部つながる樹脂ボディには、ワンタッチで脱着可能な取換式のバッテリーを搭載。2.5kgと軽量な脱着式リチウムイオンバッテリーを付属の専用充電器(AC100V)に接続し、およそ2.5時間で充電が完了します。
1充電当たり約12kmの連続走行が可能です。
※ ※ ※
C+walk Sは全国各地で試乗会が開催されており、実際に体験した人からは「3輪ならではの小回りの良さが魅力」「操作が簡単で、誤発進の心配もない」「近未来的なデザインで恥ずかしくなく外に楽しく出かけられそう」「免許返納後の移動手段として外出が増えると思う」といった声が寄せられています。
価格(消費税非課税)は、49万8000円から50万5000円です。
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