コンチネンタルタイヤ、新製品「AllSeasonContact 2」で日本のオールシーズンタイヤ市場の拡大に挑む!
くるまのニュース / 2024年3月19日 8時40分
コンチネンタルタイヤ・ジャパンは2024年3月14日、東京都内で記者会見を開き、同年2月15日に発売したオールシーズンタイヤ「AllSeasonContact 2(オールシーズン・コンタクト・ツー)」の製品特長について紹介しました。
■新トレッドパターン、ラバーコンパウンド、カーカス構造で雪上・ドライ性能向上
コンチネンタルタイヤ・ジャパンは2024年3月14日、東京都内で記者会見を開き、同年2月15日に発売したオールシーズンタイヤ「AllSeasonContact 2(オールシーズン・コンタクト・ツー)」の製品特長について紹介しました。
AllSeasonContact 2は、あらゆるタイプの車両のニーズを念頭に置いて開発が進められ、新しいトレッドパターンデザイン、ラバーコンパウンド、カーカス構造の採用とその組み合わせにより、スノー性能で妥協することなくドライ・ハンドリング性能も向上。ウエットとドライ両路面における制動距離の大幅な短縮を実現し、転がり抵抗性能も大きく向上させていると言います。
タイヤパターンについては前モデル「AllSeasonContact」から進化したアダプティブ・パターンを採用し、オフセット・Vシェイプ・パターンとC字型のトレッドブロックが特長です。
外側に向かって開いた方向性のあるオフセット・Vシェイプ・パターンとオープン・ショルダー・グルーブが迅速かつ効率的に水を排出することで、優れた耐ハイドロプレーニング性能とウエット路面での安全性を発揮。また、タイヤのセンター部分にセルフ・レインフォース・リンクで連結されたC字型ブロック・パターンを配置することでトレッド剛性を高めており、使用開始からタイヤの寿命の終わりまで、優れたハンドリング性能が持続するそうです。
さらに、AllSeasonContact 2ではエネルギー効率を向上させるためにカーカスとインナーライナーに低ヒステリシスの新素材を使用しており、これによってエネルギー損失が減り、転がり抵抗が向上。さらにアダプティブ・パターンの採用で力の伝達が最適化され、タイヤ摩耗の低減、タイヤ寿命が延びるといった効果も得られているそうです。
加えてオールシーズンタイヤ専用の「チリ・ブレンド・コンパウンド」と名づけられたオールシーズンタイヤに求められる性能バランスの高いコンパウンドを用い、冬の寒冷な路面や雪道での確実なグリップ力と正確なステアリングレスポンスをはじめ、温暖な時期やドライ・ウエット両路面でも優れたブレーキング性能が発揮されるとしています。
記者会見でコンチネンタルタイヤ・ジャパン マネージング・ダイレクターであるニコラオス・キリアゾプロス氏は「乗用車タイヤの販売において、サマータイヤ、スタッドレスタイヤに続く3つ目の大きな柱としてオールシーズンタイヤを日本に本格導入します。これは、コンチネンタルタイヤのグローバル戦略とも合致するものです」とオールシーズンタイヤの重要性を強調しました。
続いてコンチネンタルタイヤ・ジャパンのヘッド・オブ・マーケティングであるフォンローロン・シュ氏は「オールシーズンタイヤは日本国内タイヤ販売の1.6%(2023年、数量ベース)にとどまっていますが、ここ数年販売を伸ばし続けており、2019年と比較すると2023年の販売数量は1.4倍に達しました。また前年からも25%増と2桁成長を遂げています。オールシーズンタイヤの市場は急速に成長しており、今後もこの着実な成長路線をたどると予想されます」と述べました。
その上で「高い安全性や季節ごとのタイヤ交換が不要な点、摩耗しにくく長持ちといった環境への配慮、タイヤ+アルミホイールのセットで済むコスト面の利点など、ユーザーがそれぞれ求めるニーズに応えるため、性能面で全方位バランスに優れた『AllSeasonContact 2』を日本市場に導入しました。今後、コンチネンタルタイヤは日本市場でオールシーズンタイヤを本格的に展開していきます」と意欲を見せました。
AllSeasonContact 2の発売サイズは15~21インチの49サイズで、価格はオープンプライス。サイズについては順次拡大予定とのことです。
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