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ドアパンチで“請求書”貼られる!? 激狭駐車deどうする? 9%の成功者!「世界一狭い?脱出ゲーム」とは

くるまのニュース / 2024年3月28日 11時10分

イーデザイン損害保険株式会社は「世界一狭い?脱出ゲーム」と題して、日常的に発生しやすいドアパンチの事故を啓発するイベントを開催しました。脱出しなければいけない場所は「隣のクルマギリギリに停められたクルマ」です。隣のクルマにドアパンチして脱出失敗すると請求書(偽)が配られます。

■世界一狭い駐車から…ドアパンチせずに脱出出来る?

 イーデザイン損害保険は「世界一狭い?脱出ゲーム」と題して、日常的に発生しやすいドアパンチの事故を啓発するイベントを開催しました。
 
 では、一体どのようなイベントだったのでしょうか。

 2024年2月18日、イーデザイン損害保険は神奈川県川崎市の複合商業施設「ラ チッタデッラ」において「世界一狭い?脱出ゲーム」と題したイベントを開催しました。

 これは、隣のクルマとの間隔が非常に狭い状態で駐車されたクルマの運転席から、ドアをぶつけないように脱出するというゲームで、いわゆる「ドアパンチ」の事故を啓発するイベントです。

 この脱出ゲームは「ドアから20秒以内に脱出する」、「隣のクルマにドアがぶつかったらアウト」、「荷物を持って脱出にチャレンジ」、「怖いおじさんが隣のクルマから睨みをきかせてくる」という、プレッシャーのかかるルールのもとおこなわれました。

 なお、脱出に失敗すると参加者にクルマの修理代の請求書(偽物)が渡されます。

 ゲームにはイベントの告知をおこなったインフルエンサーのほか一般客82人が参加し、そのうち脱出できたのがわずか7人、成功率約9%という結果でした。

 このイベントについてイーデザイン損害保険の担当者は「一定の年齢層だけではなく、幅広い年齢層に参加していただきました。中には何度もチャレンジするお子さんもいらっしゃいました」と話しています。

 イーデザイン損害保険のX公式アカウント「アンディー 共創する自動車保険byイーデザイン損保」(@edesign_ande)ではイベントの一部が映像で公開されており、多くの人が脱出に苦戦しつつも、ゲームを楽しんでいる様子がみられました。

 さらにイベントの際にこだわったポイントについて、担当者は次のように話しています。

「強風を再現するためにスタッフが巨大うちわを仰いだり、参加者には荷物を持った状態で脱出に挑戦してもらったりと、ドアパンチの原因を意識していただく演出を取り入れました。

 また脱出に失敗した人に偽物の請求書を渡すことで、修理費が高いことを知っていただく工夫をしました」

■ドアパンチをしないために注意すべきこととは?

 前出の担当者によると、このイベントを開催した背景には次のような現状があるといいます。

「ドアをぶつけた加害者側の意識が低い傾向にあり、被害事故においては相手が不明というケースも多くあります。

 また、加害者はクルマの傷から修理費が安価で済むと判断し、保険を使用せずに対応したいという人も多くいらっしゃいます。

 その一方で、被害者からするとドアの傷はクルマに乗る際に必ず目にする箇所であるほか反射の加減で傷が目立ちやすいこともあり、軽微な損傷でも気にされる人がおられます。

 ドアの修理は塗装やコーティングをはがして鈑金をおこない、改めて塗装・コーティングをするなど時間がかかる内容であり、代車費用を含めると大きな出費となります。

 このような事情が入り組むため、損傷は軽微であっても事案処理が難航するケースがあります」

脱出しなければいけない場所は 「隣の車ギリギリに停められた車」  車から出る時に隣の車にドアパンチして脱出失敗すると、請求書(偽)が配られます(画像引用: アンディー 共創する自動車保険 byイーデザイン損保より)脱出しなければいけない場所は 「隣の車ギリギリに停められた車」 車から出る時に隣の車にドアパンチして脱出失敗すると、請求書(偽)が配られます(画像引用: アンディー 共創する自動車保険 byイーデザイン損保より)

 つまりドアパンチはクルマに乗る人の意識で防げる事故でありながら、ひとたび発生すると双方の当事者に負担がかかります。

 今回のイベントは参加者が脱出ゲームを通じ、ドアパンチへの注意を高めるキッカケになったといえるでしょう。

 そのほか、前出の担当者はドアパンチを防ぐための注意点を次のように説明しています。

「風が吹いているときは『ぶつけるかもしれない』という認識を持ち、風の吹き抜けでドアが強く開かないよう、ドアを片方ずつ開けることが大切です。

 加えて、子どもを乗せる場合はスライドドアやチャイルドロックの利用を推奨しています」

 そして、他のクルマにドアパンチをしてしまった場合や他の人からドアパンチを受けた場合の補償に関しては次のように話しています。

「弊社の商品の場合、他のクルマにドアパンチをしてしまったケースでは、基本的に相手の車両は対物賠償で、自分の車両は車両保険で補償します(それぞれ対物賠償や車両保険が付帯されている場合)。

 ただし、保険の利用状況に応じて等級がダウンしてしまいます。

 また他の人からドアパンチを受けた場合は、相手の対物賠償で補償していただくことになります。

 何らかの事情で補償が受けられないときは、ご自身の車両保険で補償が可能です(車両保険が付帯されている場合)」

※※※

 ドアパンチの原因で最も多いのが「強風」ですが、ドアパンチは強風の日に限らず、日常的に発生しています。

 ドアパンチをしないためには乗り降りの際にドアから手を離さない、クルマを駐車場の広い場所に停めるなどの心がけが必要といえるでしょう。

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