目がない!? トヨタの“タマゴ型”「4人乗りハッチバック」! 公道走行可能な「LQ」市販化は現実的?
くるまのニュース / 2024年5月9日 6時10分
2019年に発表された「トヨタ LQ」は、公道を走れるほど完成度が高いコンセプトカーとして注目されました。今後、市販の可能性はあるのでしょうか。
■未来的な内外装なのにナンバープレートを取得可能!
モーターショーなどの華やかなステージで発表されるコンセプトカー。市販モデルの発売前に各部をデコレーションしてショーモデル化したものや、市場の反応を見るために出品される場合もありますが、メーカーの夢や、技術プレゼンを込めて作られるコンセプトカーの多くは、現実的ではないデザインと設えを持つワンオフモデルとなるのが一般的です。
そんな中、トヨタが2019年の東京モーターショーに展示したBEVのコンセプトカー「LQ」は、見るからに未来的な意匠に身を包み、一般的な量販車には未搭載レベルの新技術を投入しているにも関わらず、市販が前提であるような高い完成度に仕上がっていることも話題となりました。
しかも車検を取得して公道も可能な設計になっており、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会では、実際にナンバープレートを掲げて聖火リレーやマラソンで伴走。多くの人を驚かせるとともに、近い将来の市販化もあるのでは?と話題になりました。
「新しい時代の愛車」を具現化したというLQのサイズ、は全長4530mm×全幅1840mm×全高1480mmという実用的な大きさ。長めにとられた2700mmのホイールベースにより、4名の乗員を快適に運ぶことができます。
性能面では、モーター最高出力204ps、バッテリー容量54.3kWh、航続距離は約300kmと発表されています。
ボンネットとフロントウィンドウが連続した、ワンモーションフォルムを特徴とするボディには、グリルレスのフロントマスク・点灯すると存在が明らかになり、複雑な図形や文字を路面に描画が可能なDMD(Digital Micromirror Device)式ヘッドライト・下方までガラスエリアを広げたフロントドア・オーバルを基調とした斬新なリアビューなどの、未来的なデザインや機構を数多く採用しました。
室内も、エアコンの吹き出し口を見えない位置に置く「インビジブルレジスタ」、トヨタ初の有機ELを採用したメーターパネル、支持構体を減らしたセンターコンソールなどの先進的デザインを用いており、未来感に溢れています。
レベル4相当の自動運転機能を実装しており、特別な移動体験を提供することを目的に開発されたAIエージェント「YUI」も搭載。2020年には、MEGAWEBやお台場・豊洲周辺の公道を使用した「トヨタYUIプロジェクトTOURS 2020」も計画されました。
また、2020年6月から放送された「ウルトラマンZ」では、地球防衛軍日本支部(Global Allied Forces Japan 通称GAFJ)の対怪獣ロボット部隊である「ストレイジ(Special Tactical Operations Regimental Airborne and Ground Equipment)」の所属車両「ステッグ」として登場。豊田ナンバーのまま、劇中で活躍しました。
■公道走行試験は続いている?市販版の発売に期待
なお、LQには前身となるコンセプトカーがありました。それが、2017年にアメリカ・ラスベガスで開催されたCES(コンシューマ・エレクトロニクス・ショー)に展示された「コンセプト-愛i」です。
トヨタが提案する「新しい時代の愛車」を具現化したコンセプトカー「LQ」
この時はドアミラーや保安部品なども見当たらず、いかにも未来を示唆するショーモデルでしたが、LQはほぼそのままの姿に車検をクリアする装備や、現実的なタイヤが付与された姿で出現しました。
それだけにLQが市販化されれば、コンセプトカーそのものを街中で乗ることができる、という夢のような話が実現します。
登場以来市販化の噂が絶えないLQですが、2023年11月現在になっても、LQ発売に関する続報はありません。
一方で2021年以降、公道で実験走行するLQが多くの人に目撃され、SNSに投稿されています。
市販モデルとしても高い完成度を持ち、開発も継続しているかもしれないLQ。このまま市販化するには価格やコスト面など、多くのハードルがあると思われますが、夢のある一台として発売を期待したいと思います。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日産の「和製スーパーカー」!? 斬新「3人乗り」仕様&目がバグる「幅狭」仕様! “後輪駆動”でめちゃ楽しそうな「ブレードグライダー」とは
くるまのニュース / 2024年6月27日 6時10分
-
300馬力のトヨタ「和製スーパーカー」が凄い! 「ミッドシップ×オープンカー」の山盛り仕様! ハイブリッドも搭載した「斬新スポーツモデル」に期待大!
くるまのニュース / 2024年6月21日 12時30分
-
全長3.6m! タフすぎるスズキ「斬新2ドアモデル」がスゴい! 「ジムニー後継機」想像させた謎モデル「エックスランダー」に今でも反響
くるまのニュース / 2024年6月11日 14時50分
-
トヨタ”新型”「スープラ」まもなく登場!? “中身”はSUVと共有も? デビュー6年目「本格スポーツカー」どうなるのか
くるまのニュース / 2024年6月11日 12時30分
-
トヨタの「次期型エスティマ」!? 結構ビッグな斬新「タマゴ型ミニバン」に熱望の声! ぐるぐる回る「シート」搭載の「FCR」に反響アリ
くるまのニュース / 2024年6月10日 6時10分
ランキング
-
1「大正製薬の広告炎上?」怒る人は本当に多いのか 企業はネットでの批判に翻弄されるべきではない
東洋経済オンライン / 2024年7月5日 18時40分
-
2不倫相談士は見た 第2回 PTAは不倫の温床? 恋に狂った妻には届かない“ダブル不倫の絶対ルール”とは
マイナビニュース / 2024年7月4日 16時0分
-
3宝くじに当たる「確率」ってどれくらいなの?
オールアバウト / 2024年7月5日 21時40分
-
4ワークマンの「暑い日に履きたい、通気性抜群のシューズ」3選 980円の「ボーンサンダル」はカワイイ&歩きやすい
Fav-Log by ITmedia / 2024年7月4日 5時55分
-
5【早期発見のために】乳がん、大腸がん、肺がん、子宮がん、胃がん、食道がん…“予兆”の可能性がある「体からの警告」
NEWSポストセブン / 2024年7月5日 16時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)