24年GWの「高速道路渋滞」後半4連休が“激コミ”の予想! どの車線が早く進む? 一般道への迂回は逆効果ってホント!?
くるまのニュース / 2024年4月27日 7時10分
コロナ禍の影響からすっかり脱却し、2024年のGWは高速道路が渋滞が完全に復活することが予想されています。大渋滞にハマってしまった場合、どうしたら良いのでしょうか。
■GWの高速道路渋滞 回避する方法は?
NEXCO各社から、2024年のGW期間中の渋滞予測が発表されました。2020年以降のコロナ禍の影響から脱却し、例年らしいGWの混雑ぶりが予想されています。
NEXCO東日本によると、前半の4/27~4/29の3連休より、後半の5/3~5/6の4連休のほうが渋滞は激しくなると予測。
関東における下りのピークは5/3の東北道・羽生PA付近で最大40km、上りのピークは5/5の関越道・高坂SA付近で最大40kmの渋滞が発生すると予測されています。
また常磐道・友部JCT付近は、別名「ネモフィラ渋滞」と呼ばれる局地的な渋滞発生も予測されるなど、人気観光地周辺は断続的に渋滞が発生しそうとのこと。
その影響もあって、NEXCO東日本だけでもGW期間中の10km以上の渋滞発生予測は125回(2023年は97回)となっているので、複数の渋滞に巻き込まれる可能性は高そうです。
NEXCO中日本によると、下りのピークは5/3の東名・秦野中井IC付近で最大45km、上りは5/5と5/6の東名・綾瀬SIC(スマートインターチェンジ)付近で最大30kmの渋滞予測となっています。
NEXCOでは渋滞回避術として、5/3は夕方17時以降、5/5は6時~10時あたりの午前中の移動を推奨しています。
渋滞が予測される時間帯を外して高速道路を利用することで、少しでも移動するクルマの分散を促しているとのこと。
なお、GW期間中(4/26~5/6)はETCの「休日割引」は適用されず、平日と同じ料金設定になります。
渋滞が発生しやすい箇所はすでに特定されています。
まず渋滞が発生しやすい箇所として有名なのが「サグ」と呼ばれる箇所。下り坂と上り坂が連結している箇所を指しています。
これは、ドライバーが勾配の変化に気づかず速度が低下していても同じアクセル開度で走り続けた結果速度が落ちて後続車との車間距離が詰まり、後続車がブレーキを踏んで、それがさらに後ろのクルマへと連鎖して渋滞が発生するといいます。
ほかにも渋滞の要因とされるのが、「短い車間距離」です。車間距離が短いとちょっとした減速でも追突事故になるなどトラブルに発展しやすく、「あおり運転」と捉えられかねません。
こういった事態を防ぐ意味でも、高速道路はスピードや車間距離を一定に保つ意識を持つことが重要です。
もうひとつ、渋滞の原因となるのが「渋滞中の無駄な車線変更」です。渋滞にハマってしまうとあまり意味はないのですが、少しでも早く走りたい心理が頻繁に車線変更させてしまうのだとか。
ただ皮肉なことに、「追い越し車線」のほうが渋滞の発生率は高いのだそう。車線変更することで後続車が前に進めず、結果として渋滞にまで発展する可能性も高いので、むしろ左側の「走行車線」をキープしていたほうが渋滞を早く通過できる可能性が高いことも覚えていて損はないと思います。
高速道路が渋滞したときに気になるのは、そのまま高速道路を行くべきか、下道を含む迂回ルートを選ぶべきかということでしょう。
その日の交通状況にもよりますが、同じ渋滞にハマるなら高速道路に乗り続けたほうが迂回ルートよりも早く到着する確率が高いとされています。
これは、渋滞しているとはいえ高速道路は自動車専用で目的地まで最短で向かうわけで、信号や交差点などさまざまな渋滞ポイントがある一般道のほうがさらに時間がかかってしまうからです。
※ ※ ※
万が一の大渋滞に備えて、長時間のクルマに“カンヅメ”となっても耐えられる準備はしておくべきです。
飲料や食料、携帯トイレなど、いざというときのために備えておくと、渋滞に巻き込まれても少しは安心できるのではないでしょうか。
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