トヨタ「新型ランドクルーザー250」発売! 15年越し「全面刷新」でめちゃ高性能化! 価格は1.5倍に… 従来の“プラド”から何が進化した?
くるまのニュース / 2024年4月20日 11時10分
トヨタが発売した「ランドクルーザー250」は、従来の「ランドクルーザープラド」からどのように変化したのでしょうか。
■「プラド」と徹底比較! 価格以上に大進化
トヨタは2024年4月18日、新型「ランドクルーザー250」(以下ランクル250)を発売しました。
これまで「ランドクルーザー」(以下ランクル)シリーズの中核を担ってきた「ランドクルーザープラド」(以下プラド)の後継として登場しましたが、どのような点が進化したのでしょうか。
ランクルシリーズは、1951年に登場した「トヨタBJ型」に端を発する本格四輪駆動車で、70年以上にわたって展開されてきました。
このうちプラドは1985年に登場しました。当初は「ランドクルーザー ワゴン」として、前年にデビューした70系をベースに、都会的でファッショナブルなスタイリングを融合させた“ライトデューティ”タイプとして、シリーズの弟分的なポジションを獲得します。
プラドは本流でフラッグシップモデルのランクルとは異なる系譜を歩みますが、世代を重ねるごとにステーションワゴンタイプに近い豪華さや存在感を放つようになっていきました。
こうしたことから、ライトデューティーモデルは15年ぶりに全面刷新し、新たにランクル250として「人々の生活、地域社会を支えるためのクルマ」の役割を果たすべく、シリーズの原点回帰を目指した中核ポジションへと変化しています。
新型ランクル250は、2002年登場の3代目プラドから使い続けてきたプラットフォームを一新し、最新の「TNGA GA-F」を採用しました。
ランドクルーザーワゴンも含め、歴代プラドでは同格の四輪駆動車「ハイラックスサーフ」と共通のプラットフォームでしたが、シリーズのフラッグシップモデル「ランドクルーザー300(ランクル300)」と同様となり、走行性能や剛性が大幅に向上しています。
その一方で、搭載エンジンはプラドからキャリーオーバーされ、2.8リッター直噴ターボディーゼルエンジン「1GD-FTV」型と2.7リッターガソリンエンジン「2TR-FE」型が引き続き採用されます。
トランスミッションは2.8リッターディーゼルターボでは8速ATを、2.7リッターガソリンでは6速ATを組み合わせています。
走行性能面では、ランクルシリーズ初の電動パワーステアリング(EPS)を採用。これにより、悪路において路面からの凹凸を受けることによるステアリングの回転が低減されると言います。
さらに、SDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)を搭載しました。プラドに搭載されたKDSSとは異なり、スイッチ操作でフロントスタビライザーのロック/フリーを切り替えることができ、走破性・乗り心地とオンロードの操縦安定性を両立させています。
最適な走行モード選択のマルチテレインセレクトや車両周囲を確認できるマルチテレインモニターは機能を高めて引き続き搭載されています。
エクステリアは伝統とモダンが融合されたデザインを採用し、プラド独自のデザインから、現行のランクル300と共通性を感じるスクエアなデザインとなりました。
ボンネットやコーナーなどの角を削り、悪路での運転しやすさを追求したことに加え、豪華路線に傾倒していたプラドとは一転し、メッキの加飾などが大幅に廃止され、機能性を押し出したものとなっています。
また、ランクル250独自のものとしては、丸目のレトロなヘッドライトを採用するとともに、ベージュやブルーのパステル系カラーを設定するなど、歴代ランクルシリーズを想起させるデザインとしています。
ボディサイズ(プロトタイプ)は全長4925mm×全幅1980mm×全高1925-1935mm、ホイールベース2850mmです。プラドと比較して100mm長く、95mm幅広く、85-90mm高くなりました。
インテリアは死角の低減を考えたピラーやクルマの姿勢を把握しやすいインパネなど、機能美を追求し扱いやすさを向上させ、ウッドパネルやメッキ加飾などを廃し、エクステリア同様に質実剛健にまとめられています。
先進運転支援システムでは、最新の「トヨタ セーフティ センス」を全車に搭載し、安全・支援機能が大幅に高められました。アドバンストドライブ(渋滞時支援)や運転の先読みアシスト機能であるプロアクティブドライビングアシスト(PDA)も採用されています。
そのほか、機能装備では液晶メーター、ディスプレイオーディオ、フロント/リアシートのシートヒーター/ベンチレーション、電動格納サードシートなどを装備し、機能性が
高まりました。
※ ※ ※
新型ランクル250の価格(消費税込)は520万円から735万円に設定されています。デビューを記念する特別仕様車「First Edition」は590万円から785万円です。
なお販売終了時のプラドの新車価格は367万6000円から511万8000円で、概ね1.5倍の価格設定となりました。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「えっ…デカっ!」 スポーツカーだけじゃない! 時代に逆行した「大きなエンジン」を積む国産乗用車3選
くるまのニュース / 2024年7月2日 12時30分
-
14年ぶり全面刷新! レクサス「新型“カクカクSUV”」登場! V6ツインターボ×「上質オシャレ内装」がカッコイイ! 国内初投入「新型GX」に大反響
くるまのニュース / 2024年6月30日 20時10分
-
トヨタ新型「FJクルーザー」!? 復活待望の“旧車デザイン”な「本格4WD」! 丸目&タフデザインの「次期型モデル」予想CGに反響も
くるまのニュース / 2024年6月19日 11時50分
-
5年ぶり復活! トヨタ新型「ランドクルーザー“プラド”」発表! 豪華な“6人乗り”仕様&最上級パワトレに反響アリ! 「カクカク本格SUV」中国に登場
くるまのニュース / 2024年6月15日 6時10分
-
トヨタ新型「ランクル“ミニ”」はどんなモデルに!? コンパクト×カクカクの「本格SUV」登場に懸念の声も? 待望の「新ランクルシリーズ」とは
くるまのニュース / 2024年6月9日 8時10分
ランキング
-
1「ぐっすり眠れない人」今すぐ摂るべき5つの食材 「眠りを誘うホルモン」が睡眠の質を高める
東洋経済オンライン / 2024年7月6日 21時0分
-
2日産新型「セレナ“ミニ”」登場は? シエンタ&フリード対抗の「小型ミニバン」は? 実はあった「小さな3列車」 ユーザーの声いかに
くるまのニュース / 2024年7月6日 7時40分
-
3「二重あご」になっちゃう理由 実は肥満だけじゃない 原因&改善法を美容外科医が解説
オトナンサー / 2024年7月7日 7時10分
-
4何もしてないのに「バッテリー上がり」した! 真夏の「突然のトラブル」どう防ぐ? いつか起こり得る「エンジンかからない」どう対処するのがOKか
くるまのニュース / 2024年7月6日 18時10分
-
5「方言がかわいいと思う都道府県」ランキング! 2位「京都府」、1位は?
オールアバウト / 2024年7月6日 21時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)