「高速SA」に1泊3000円で泊まれる! 車中泊と違う「一般道に降りずに寝れるのサイコー!」 何処にある? 飲み放付きも! ハイウェイホテル3選
くるまのニュース / 2024年5月5日 7時10分
全国各地の高速道路にあるSA・PAには「ハイウェイホテル」と呼ばれる施設があります。1泊数千円で宿泊できるため、幅広いユーザーが利用しているようです。
■ハイウェイホテルとは
高速道路のSA・P内にある「ハイウェイホテル」が、手頃な価格で利用できると話題です。
そこで今回は、リーズナブルなハイウェイホテルを3店舗紹介します。
高速道路のSA・PAに、一般道に降りずに泊まれる「ハイウェイホテル」と呼ばれる宿泊施設があります。
1泊が数千円と手軽な価格で宿泊できるので、トラックドライバーのほか、家族旅行やビジネス利用などで利用する人が増えています。
それでは、一般的なホテルとどこが違うのでしょうか。
ハイウェイホテルは高速道路の利便性を高める施設なので、レストランやスパなどは併設されていません。
しかし、ビジネスホテルなどのように、眠るために必要最低限な設備は整っているのが特徴です。
多くのホテルでシングルやダブルなど部屋タイプにバリエーションがあり、客室にはテレビや冷蔵庫、Wi-Fiなども完備されています。また、休憩だけに客室を利用できるホテルもあります。
ほかにも、一部ではアメニティやマッサージ機の利用といったサービスも提供され、ペットと泊まれるホテルも登場しています。
宿泊以外のサービスは、SA・PA内にあるほかの施設を利用するケースがほとんどです。
たとえば、宿泊者特典としてフードコートが割引されたり、入浴施設が無料になったりするサービスがみられます。
もしそうしたサービスがなくても、SA・PAから出ることなく食事や買い物ができるので、利便性は高いといえるでしょう。
そして、なんといっても、SA・PA内という立地がいちばんの特徴です。
一般道に降りずに宿泊できるので、市中のホテルや旅館に着いてから目的地へ向かう一般的なルートと比べて、時間や体力を節約できます。もちろん、途中下車による追加料金も発生しません。
また、高速道路のETC深夜割引を受ける場合は、割引が適用される午前0時になるまでハイウェイホテルで休憩をとるといった使い方もできます。
こうしたハイウェイホテルは、安ければ1泊3000円ほどで利用できます。
たとえば、NEXCO中日本エリア、東名高速道路の豊田上郷SA(下り)にある「ファーストラウンジ豊田上郷」は、カプセルタイプの客室が中心のホテルです。
長期間の滞在を想定しないため料金は安く設定されており、1人1泊3000円から5500円です(税込/以下同じ)。
客室タイプと料金について、ファーストラウンジ豊田上郷の担当者は次のように話します。
「3000円のエコノミークラスの部屋は、鍵がつかないカーテン式のものとなっていて、マットレスやテーブル、椅子もなく最低限の設備に抑えています。そのため、3000円という金額設定になっております。
4000円のシングルルームになると、これにマットレスとテーブル、椅子が追加されております。5000円のシングルルームもあって、こちらは鍵がかけられるようになっています」
■全国各地にある! 広々とした客室や大浴場に入れるホテルとは
このように、睡眠や休憩に特化している同ホテルですが、各客室には32型テレビとデスクが設置されており、Wi-Fiも利用可能です。
さらに、アメニティやフリードリンクサービスがあるほか、マッサージ機が使え、漫画やビジネス書を読むこともできます。
出張中のビジネスパーソンやトラックドライバーの利用が多く、清潔で便利に使えるという声があがっているようです。
そのほか、NEXCO東日本エリアやNEXCO西日本エリアで5店舗ある「ファミリーロッジ旅籠屋(はたごや)」も低価格な料金が魅力です。
ファミリーロッジ旅籠屋は、アメリカのモーテルをイメージした素泊まりタイプのホテルを全国で展開していますが、SA・PA内のハイウェイホテルでも同様のサービスが利用できます。
豪華な食事や温泉などはありませんが、客室は25平方メートルと、ビジネスホテルのシングルルームの約2倍の広さがあり、クイーンサイズベットが2台設置されています。
加えて、タオルやハンドソープ、シャワーソープ、ヘアードライヤーが常備されペットの同伴も可能です。また、朝食用にパンと飲み物の軽食無料サービスもあります。
料金はシーズンにもよりますが、1人1泊4400円から利用できます。
ハイウェイホテルにはシャワーがあるところ、お風呂があるところなど様々な種類がある(画像提供:ファーストラウンジ豊田上郷)
また、旅の疲れを癒す大浴場に入れるのは、東名高速道路、足柄SA(上り)にある「レストイン時之栖(ときのすみか)」のハイウェィホテルです。
SAの温浴施設「金時湯」は、高濃度炭酸泉の大浴場がある日帰り入浴施設です。ほぼ24時間利用でき、ホテル宿泊者は無料で入浴できます。
ホテルの客室は、シングルやツインルームのほか、バリアフリールームや和室が用意されています。
各室とも26型テレビが設置されているほか、Wi-Fiが利用でき、タオルや歯ブラシといったアメニティも充実しています。
食事の提供はありませんが、シングルルームの料金は1人1泊6300〜8100円です。
さらにリーズナブルに宿泊する場合は、セミダブルベッドの設置されたシングルルームをカップルで利用するプランを利用すると1人1泊3700円〜5700円です。
※ ※ ※
高速道路を降りずに泊まれるハイウェイホテルは、ゴールデンウィークなどのハイシーズンでは、市中のホテルより安くすむ可能性があります。旅行などの計画があれば検討してみるのもよいでしょう。
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