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首都高にある「謎の空間」何のため? 近くには「東京駅」 ポツンと存在する「八重洲線の施設」どうなってる?

くるまのニュース / 2024年5月9日 9時10分

東京周辺には首都高速道路が存在します。多くの出入口があるなかで、人だけが通れる場所も。そこはどのようなトコロなのでしょうか。

■八重洲線にある謎の空間とは

 日本全国を結ぶ高速道路。東京周辺には首都高速道路(首都高)が存在します。
 
 都内に張り巡らされた首都高には、多くの分岐点や出入口がありますが、中にはあまり知られていないかつ「人が降りることしかできない」という謎の場所が存在します。

 基本的に首都高から出るにはクルマであれば、各所に設置されている出口から一般道路に降りることになります。

 しかし、一部では人だけが通れる場所も存在。

 そのひとつは、首都高・6号線三郷線(上り)にある「八潮PA」となり、ここは一般道からPA内の店舗を利用するために歩行者用の出入口が用意されています。

 対して、東名高速道路から首都高・3号渋谷線に繋がる用賀料金所に併設される「用賀PA」は、人が出ることは可能な場所です。

 ここはPA施設内の階段を降りていくと田園都市線・用賀駅周辺に出ることが可能となっています。

 東名高速道路から渋谷3号線は渋滞が頻繁にあることや、都心ではなく世田谷区周辺に住んでいるなどの場合にここで降りる人がいます。

 なお防犯上などから地上から用賀PAに行くことは出来ません。

 八潮と用賀は、PA内の施設に繋がる場所ですが、その他にも東京駅に直結している場所もあります。

 それは首都高速・八重洲線にある「八重洲乗客降り口」です。

「首都高速八重洲線」は、都心環状線外回りからは神田橋JCT、内回りでは汐留JCTと西銀座JCTから行けるほぼ全線が地下路線となっています。

 そして、人を降ろすための降車口となる「八重洲乗客降り口」は、八重洲線の上り・下りどちらにも設けられています。

 その場所は、タクシー乗り場のようなカタチとなっており、「八重洲地下街」に続く扉のみがあるという空間です。
 
 東京駅の地下にある「八重洲地下街」は、1960年代に開業した都内でも最大級の売場面積を誇る場所となっており、そのまま東京駅にも接続されています。

■気になる「八重洲乗客降り口」 どうなってる?

 実際に東京駅を利用するために汐留方面から八重洲線のトンネルを走っていると横にされる分岐点があります。

 そのまま分岐していくとあるのが「八重洲乗客降り口」です。

 クルマから降りると誰もいない長い空間が広がっています。

 車道と歩道があり、その間にはオレンジ色のポールが並びます。そして、一部分だけ切れ間があり、そこで降りることが可能です。

 なお「八重洲乗客降り口」には、万が一のために非常電話が備わっている他、各所には「乗客降り口 ここからの乗車は出来ません」や本線側に「はいっちゃだめ」という看板も。

 そして「八重洲地下街」に続く鉄の扉には日本語と英語で「ヤエチカ・東京駅 ここから行けます」「出口専用扉のため一度出たら戻れません」と書かれています。

万が一のために「非常電話」が備わっている万が一のために「非常電話」が備わっている

 後ろ髪を引かれる思いでいざその扉を開けて、階段を登るともうひとつの扉があり、その先には明るい「八重洲地下街」が広がっていました。

 その扉を振り返ってみると、「首都高降車場出口専用」と「通り抜け出来ません」という文字があります。

 実際にこの「八重洲乗客降り口」を利用する人は少ないと言います。

 その理由には、電車で行く場合には必要ないほか、タクシーなどであれば地上のロータリーなどで降りることになるためです。

 しかし、首都高から一般道路に降りる時間が惜しいということであれば、利用する機会はあるかもしれません。

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