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走行時の「ウォッシャー」使用 違反じゃないけど「トラブル」に? 「飛沫かかった」気にするドライバーも… どう使うのが良い?

くるまのニュース / 2024年5月16日 18時10分

クルマの「ウインドウウォッシャー」の使用が、周囲に迷惑をかける可能性があるようです。どういうことなのでしょうか。

■「ウォッシャー」使用が後続車の迷惑に?

 フロントガラスの汚れが気になる時、ウインドウウォッシャーを使うことで簡単にきれいにすることができます。
 
 しかし、SNSなどではこのウインドウウォッシャーの使い方が議論になることがありますが、どういった問題があるのでしょうか。

 フロントガラスは、駐車しているだけでも雨や砂埃によって汚れがつきやすく、走行中に虫が付着するなど、汚れが気になってしまうことがあります。

 こういった汚れを放置したまま運転していると、視界が悪く運転しづらく感じるかもしれません。

 そのため、洗車のタイミング以外にも、定期的にタオルで拭くなどこまめなメンテナンスが大切です。

 しかし、運転中に汚れが気になって視界が悪くなった時などには、ウインドウウォッシャーを使うとクルマから降りることなくフロントガラスを手早くきれいにすることができます。

 ウインドウウォッシャーはワイパーレバーを手前に引いたり、先端を押し込むなどの操作をすると、フロントガラスに洗浄成分を含んだウォッシャー液が噴射され、同時にワイパーが動くことでフロントガラスの汚れを拭う仕組みです。

 この時、注意しなければならないのがウインドウウォッシャーを使うタイミングです。

 ウォッシャー液は、フロントガラスの全面に洗浄液が行き渡るように、勢いよく噴射されるため、走行中にウインドウウォッシャーを使用すると、フロントガラスの外側まで飛んでしまうことがあります。

 また、フロントガラスで受けたウォッシャー液も、ワイパーが動くことで後ろに流れていくことから、後続車が近い位置を走っていると、水滴がかかってしまうかもしれません。

 特に、後ろを走行しているのが二輪車だった場合、顔や体に直接ウォッシャー液がかかってしまい、不快に感じさせてしまうこともあります。

 さらに、タイミングによっては対向車や歩行者、自転車など、近い距離にいるクルマや人にウォッシャー液がかかってしまう可能性も考えられます。

 実際にSNSなどでは、「晴れてる日に走行しながらウォッシャー液ぶちまけるのやめて欲しい」「走りながらやるのは良いけど、後続車居ないの確認してからやろうよ」と、迷惑だと感じる人や「なるべく迷惑にならない周りにクルマが居ないところでウォッシャー液出します」という意見が見られました。

 一方、「他車のウォッシャー液を迷惑なんて感じたことない」「ウォッシャー液が迷惑ということは、それだけ後続車は車間を詰めすぎているということ」など、走行中の使用は問題ないと感じている人もいるようです。

 ウインドウウォッシャーについては、道路運送車両の保安基準第45条で「洗浄液噴射装置」として装備が必要と定められているものの、その使い方については特に決まりはありません。

 走行中に使用したとしても交通違反にはならないため、ユーザー側のマナーの問題といえるかもしれません。

 このように、ウインドウウォッシャーを使う場所やタイミングは定められていないものの、後続車など周囲のクルマや人にかかって不快な思いをさせてしまうかもしれません。

 後続車と車間距離が取れていると感じても、水滴が思ったより後方まで飛んでしまうことも考えられることから、無用なトラブルを避けるためにも、停車中に近くにクルマや人がいないことを確認してから使うのが望ましいと言えます。

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