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なぜ「雨の”降り始め”」は滑りやすい!? 突然のスリップ防ぐ方法は? 「雨天ドライブ」で気をつけるべきこととは

くるまのニュース / 2024年6月18日 15時10分

雨が降るとクルマの事故が増えます。ゲリラ豪雨などでは慎重な運転となるいっぽう、雨の降り始めは「まだ大丈夫」と油断している人も。実はその「降り始め」こそ気をつけたいポイントなのです。

■油断しないで! 慎重に走りたい「雨の降りはじめ」

 首都高速道路(首都高)の調査によると「雨の日は晴れている日の約4倍も事故が起こりやすい」といいます。
 
 雨が降り始めたばかりのころは油断しがち。しかし実は「降り始め」こそ注意が必要なのです。

 首都高によると雨天時の事故の原因は「スリップによる事故」と「視界不良による事故」の2パターンに大別されるとのこと。なかでも、スリップによる事故が多くなっているといいます。

 JAF(日本自動車連盟)では、雨の降り始めは降雨によって路面にホコリや泥などが浮き上がってくるため、特に滑りやすくなる傾向があると警鐘を鳴らしています。

 突然の降雨の場合ほかにも、歩行者や自転車が慌てていることが多く、突如、道路へ飛び出してくることが多くなることも、気をつけたいポイントです。

 またJAFは事故原因について、クルマのドライバーも雨が降り始める前の運転の感覚が残っていて、速度を緩めずに走り続けてしまうケースもあると分析しています。

 雨が降り続いているときはもちろんですが、雨が降り始めたタイミングも、クルマの運転には注意が必要だということがわかります。

 降雨時のスリップ事故を防ぐには、やはり速度を控えて走行することがもっとも重要です。

 雨で濡れた路面は制動距離も長くなることから、車間距離もいつもより長めにとり、カーブでも直線でも、スピードを出しすぎずに運転する必要があります。

■タイヤの溝、チェックしてますか!?

 また、突然の雨でも安全に運転ができるよう、日頃からタイヤの摩耗具合もチェックしておきたいところです。

 JAFによると、雨天時の制動距離は「タイヤの残り溝」に反比例して長くなる傾向があると説明しています。

タイヤの溝が減っていると、前方で突然「何か」が起きても対処できないことも!?[イメージ画像:AdobeStock]タイヤの溝が減っていると、前方で突然「何か」が起きても対処できないことも!?[イメージ画像:AdobeStock]

 JAFは「新品タイヤ」と、溝の深さが4分の1しかなかった「すり減ったタイヤ」で比較テストを実施。

 乾いた路面ではほぼ同等だった制動距離が、濡れた路面ですり減ったタイヤは新品タイヤの約1.5倍も長くなる結果となっています。

 これは摩耗とともにタイヤの排水性能が低下していくことが原因です。

 晴れた日には問題ないと感じていたタイヤも、雨の日には突如として危険を感じるようになります。

 タイヤが摩耗しているクルマは、速やかに交換しましょう。

 もしやむを得ず雨の日に運転する際も、特に慎重になることが必要です。

※ ※ ※

 雨が降ってきたら、まずは速度を抑え、前走車との車間距離を長めにとるようにしましょう。

 そしていつも以上に歩行者や自転車の動きに注意し、常に不測の事態に備えるような運転を心がけるなど、普段よりもさらに気を引き締めて運転をすることが重要です。

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