マツダから3代目「新型CX-5」登場!? 次期型は25年頃発売か どんな人が興味示す? 自社ハイブリッド搭載明らかに
くるまのニュース / 2024年5月26日 7時40分
マツダは次期型「CX-5」の開発を明かしました。販売店にはどのような反響があるのでしょうか。
■マツダの総販売台数の1/3を占める中核「CX-5」
マツダは、2024年3月期(2023年4月?2024年3月)の決算を発表しました。
そこでは、次期型「CX-5」の開発に初めて触れましたが、販売店にはどのような反響があるのでしょうか。
売上高は4兆8227円で、前年同期比26.6%の増加。営業利益は2505円で同76.4%増、販売台数は124万1000台で同11.8%増で、売上高と営業利益は過去最高を記録しました。
今回の発表は投資家向けのものであり、話題の中心は数字面。しかし今後の車種展開についても発表があり注目を集めています。
まずはグローバルの戦略としては、CX-XX(数字2桁)という車名が付けられたラージサイズのSUV群を拡充。サイズをより細分化して商品化することで、販売拡大を狙います。
ラージサイズ商品群として用意するのは「CX-60」「CX-70」「CX-80」「CX-90」の4台。数字に比例してボディも大型化して行きます。
CX-60は日本導入済みのモデルなので、街で見かけることも多いはず。新型となるCX-80については日本導入が予告されています。70と90は、現状は海外専売車です。
発表ではさらに注目を集めた項目がありました。次期型CX-5の開発を明言したのです。
CX-5は、マツダの中核を担うSUV。グローバル販売台数の約1/3を占める重要車種。
2011年に初代がワールドプレミアされ、翌12年に発売。ミドルサイズSUVで、新世代クリーンディーゼル「SKYACTIV-D」を初めて搭載しました。2017年に2代目を発表し現行型となっています。
現行型は2023年に商品改良。内外装のカラーリングや使用素材に小変更が加えられました。
グレードはガソリンエンジン(1997cc直列4気筒/2488cc直列4気筒)と、ディーゼルエンジン(2188cc直列4気筒)の計3種類を用意。
ガソリンとディーゼルそれぞれにベーシックから高級仕様・特別仕様・福祉仕様が用意され、計13種類のグレードが展開されています。
そして今回、決算説明会で「次期CX-5」というワードが登場しました。すでに開発が進んでいるのでしょう。
興味深いのは次期CX-5に「マツダ製のハイブリッドを搭載する計画」と表明した点。
現在のマツダには、ハイブリッドモデルのラインアップが既にあります。
例をあげると、CX-60に採用。ひとつは3283cc直列6気筒ディーゼルに小規模のモーターを搭載したマイルドハイブリッド方式。
もうひとつは2488cc直列4気筒エンジンに高出力モーターと大容量バッテリーを組み合わせたストロングハイブリッドで、外部充電も可能なPHEVです。
ちなみに以前は「アクセラ」にもハイブリッドが設定されていました。トヨタから供給を受けたシステムをベースとしていました。対してCX-60のものはマツダ自社開発です。
現時点では、次期CX-5にどの種類のハイブリッドが搭載されるかは発表がありません。
■次期CX-5に対して販売店に反響はある?
それでは、今回発表された次期型CX-5に対してはどんな反響があるのでしょうか。
関東圏の販売店担当者は次のように話します。
「次期型CX-5について、問い合わせはちらほらとあります。
『ハイブリッドモデルが出るのであれば教えてほしい』という人もいました。
現状、CX-5はディーゼルエンジンのモデルが人気で多くのお客様に走行感覚など満足いただいています。
しかし、ハイブリッドモデルもあるCX-60ではディーゼルエンジンとどちらも人気のため、CX-5でもハイブリッドモデルが出れば人気が分かれると思います」
現在販売されている「CX-5」
関西圏の販売店担当者は次のように話します。
「CX-5は人気車種のため、現在も多くの問い合わせがあります。
今回、次期型モデルについて明言がされましたが、現状発売時期など詳しいことはわかっていません。
まもなくCX-80が発表されるので、それ以降になると考えられます。
次期型CX-5にはハイブリッドが搭載されるとのことですが、以前から『CX-5についてハイブリッドモデルが出てほしい』という声はありました。
実際に、CX-60のハイブリッドモデルを検討している人から、『駐車場のサイズ的にCX-60は難しくてサイズダウンしたモデルが欲しいけど、CX-5にはディーゼルとガソリンの設定しかないのか』と残念がる人もいました」
※ ※ ※
次期型CX-5は、EZ-6のようにPHEVとEVの設定も出るのか、もしくは「MX-30 R-EV」のようにロータリーエンジンを発電機として搭載したシリーズハイブリッド方式を採用するのか。
はたまた完全新開発のシステムが搭載されるのか、さらにプラットフォームは完全新規となるのか、想像が尽きません。
現行となる2代目は2017年に登場しています。2025年で8年目を迎え、フルモデルチェンジには適したタイミングと言えそうです。
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