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マツダから新しい「CX-5」登場! ミドルSUVがついに全面刷新!? どんなカタチで導入される? 自社ハイブリッド搭載に期待へ

くるまのニュース / 2024年5月23日 7時10分

2024年5月10日、マツダは2023年度の決算発表をおこない、過去最高の売上高と営業利益となったことを明らかにしました。さらに「CX-5」の次期モデルに「マツダ製のハイブリッド」を搭載することを明らかにしました。

■次期CX-5の存在が明らかに!

 マツダは2023年度の決算発表会見で、「CX-5」の次期モデルに「マツダ製のハイブリッド」を搭載することを明らかにしました。
 
 現時点ではそれ以上の情報は公開されていませんが、これまでの経緯からその姿を垣間見ることができそうです。

「次期CX-5!?」ともウワサされたSUVのコンセプトモデル「MAZDA 創 ARATA(マツダ・アラタ)」だが…それとは別に次期CX-5が登場か?(画像:北京国際モーターショー2024)「次期CX-5!?」ともウワサされたSUVのコンセプトモデル「MAZDA 創 ARATA(マツダ・アラタ)」だが…それとは別に次期CX-5が登場か?(画像:北京国際モーターショー2024)

 2024年5月10日、マツダは2023年度の決算発表をおこない、過去最高の売上高と営業利益となったことを明らかにしました。

 この空前の好業績の要因となったのは、為替の影響にくわえて、2023年4月に発売された「CX-90」が大きな人気を博すなど、おもに北米市場における販売台数の増加であるとされています。

 一方、これまでグローバルにおけるマツダの販売台数をけん引してきたのは「CX-5」です。

 しかし、現行モデルは2017年の登場からかなりの時間が経過していることや、CX-90や「CX-60」といった「ラージ商品群」が台頭してきたこともあって、近年ではやや目立たない存在となっていました。

 そんななか、今回の決算発表では次期CX-5について言及される場面がありました。

 マツダの毛籠勝弘社長は会見の後半、電動化の進捗について説明する際に「現在鋭意開発中の次期CX-5には排気エミッションと熱効率を同時に改善したSKYACTIVエンジンにマツダ製のハイブリッドを搭載する計画です」と明言しました。

 CX-5の現行モデルはガソリン車とクリーンディーゼル車のみのラインナップとなっており、ハイブリッド車は設定されていません。

 ただ、CX-5の競合となる国産ミドルクラスSUVのほとんどはハイブリッド車が設定されていることから、CX-5にも電動化を求める声が根強かったのも事実です。

 そういった意味では、次期CX-5にハイブリッド車が設定されることは、多くのユーザーにとって朗報と言えそうです。

 また、今回の発表で非常に重要なポイントとなっているのが、次期CX-5に搭載されるのが「マツダ製のハイブリッド」であることです。

 マツダでは、2013年に発売された「アクセラ ハイブリッド」を発売しているほか、2021年には欧州市場で「マツダ2 ハイブリッド」をリリースしています。

 ただ、これらのモデルに搭載されるハイブリッドシステムはトヨタから技術提供を受けたものであり「マツダ製のハイブリッド」ではありません。

 つまり、毛籠社長が「マツダ製のハイブリッド」と強調する背景には、「次期CX-5は、トヨタのハイブリッドシステムをそのまま搭載するわけではない」ということをアピールする意味合いがあると考えられます。

■次期CX-5に搭載!「マツダ製ハイブリッド」の中身とは?

 マツダの将来を担うことになるであろう新ハイブリッドシステムが、マツダの屋台骨を支えるCX-5から搭載されるのは決して不思議なことではありません。

 とはいえ、現時点ではそれ以上の具体的な情報はなく、次期CX-5の詳細はほとんどがヴェールに包まれています。

 ただ、毛籠社長のコメントからは、次期CX-5に搭載されるハイブリッドシステムの一部を垣間見ることができます。

 まず、注目したいのが毛籠社長が「排気エミッションと熱効率を同時に改善したSKYACTIVエンジン」という点を強調しているという点です。

 ハイブリッドシステムは、エンジンと電気モーターの組み合わせによって構築されるものですが、それらをどのようなバランスで組み合わせるのかについては、各メーカーによって大きく異なります。

 たとえば、トヨタのハイブリッドシステムである「THS」では、ガソリンエンジンを電気モーターでアシストするという仕組みを基本としているのに対し、日産の「e-POWER」の場合、ガソリンエンジンは電気モーターに電力を供給するための発電機に徹しています。

 前述の毛籠社長の発言を見る限り、「マツダ製のハイブリッド」はトヨタのものに近い構造となることが予想されます。

 ハイブリッドシステムの開発は、言うまでもなく多大なコストを必要とします。

 その一方で、将来的にはBEV(電気自動車)へと置き換えられていく可能性も高く、ハイブリッドはあくまで過渡期の技術であるという指摘もあります。

 また、2017年8月には、マツダとトヨタは「電気自動車技術の共同開発」などを含む業務資本提携を発表しています。

 こうした背景を考えると、マツダがゼロベースでハイブリッドシステムを開発するとは考えにくいのも事実です。

 おそらく、「マツダ製のハイブリッド」とは、基本的にはトヨタの「THS」をベースとしながら、エンジンに関する部分や最終的なチューニングなどをマツダが担うものであると考えられます。

 そういった意味では、「マツダ製のハイブリッド」は、「100%マツダオリジナル」のハイブリッドシステムではないかもしれません。

 しかし、毛籠社長の発言にもあるように、あくまでSKYACTIVエンジンを主体としたハイブリッドシステムになることは確実であり、次期CX-5の最終的な味付けは、良くも悪くもトヨタのハイブリッド車とは異なるものとなりそうです。

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※ ※ ※

 今回の決算発表では、マツダ初のBEV専用プラットフォームを使用したBEVを、2027年に導入する予定であることも明かされました。

 また、2023年9月には、発電用のロータリーエンジンを搭載した「MX-30 ロータリー-EV」も発表されています。

 これらの電動モデルと、次期CX-5の間に直接的な関係があるのかどうかは不明ですが、CX-5はマツダのラインナップの中核を担うモデルであるだけに、将来的には、こうした電動パワートレインが追加されることもじゅうぶん考えられそうです。

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