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福井~岐阜の最短ルート「冠山峠道路」開通から半年で反響多数!「歴史が変わった」「革命」恐怖の”酷道”しかなかった県境に「4834m」長大トンネルが完成

くるまのニュース / 2024年5月27日 16時40分

福井県と岐阜県の県境をつなぐ「冠山峠道路」の開通から、半年が経過。ネット上を中心に、さっそく様々な反響が集まっています。いったいどれだけ便利になり、どんな声が上がっているのでしょうか。

■岐阜~福井の最短経路

 2023年の道路開通ニュースの中でも、特に大きなもののひとつが、福井県と岐阜県の県境をつなぐ「冠山峠道路」でしょう。
 
 11月19日の開通から、半年が経過。ネット上を中心に、さっそく様々な反響が集まっています。
 
 いったいどれだけ便利になり、どんな声が上がっているのでしょうか。

 これまで福井~岐阜の県境といえば、大野~郡上の九頭竜湖経由の「国道158号」、大野~本巣~岐阜の温見峠経由の「国道157号」、鯖江~池田~揖斐川の冠山峠経由の「国道417号」で、いずれも山岳区間を越えるルートでした。

 特にすさまじいのは国道157号と国道417号で、いずれも県境周辺は「酷道」と呼ばれる狭隘・急勾配・急カーブ・転落注意のオンパレード。国道157号の根尾谷周辺は「落ちたら死ぬ!」看板があったほどの崖っぷちルートで、そもそも崩落で長期間通行止めとなることも頻繁でした。

 いっぽうの国道417号も、冠山峠周辺はブツ切れ状態。かわりに「林道冠山線」が峠をつないでいましたが、一年の半分は冬季通行止めで、道路も林道の規格によって、やはり転落注意な崖っぷちの箇所もみられる通行困難なルートでした。

 そこに4834mもの長大トンネルで山を一気にぶち抜いていく「冠山峠道路」が開通したのです。

 この開通によって、実質的に「分断状態」だった福井市と岐阜市が、「互いに行き来できるレベル」になったのです。

■「歴史が変わった」実際に通った人から驚きの声!?

 開通から半年が経過し、ネット上では、実際に通行してみて、その威力に感嘆する声が多数上がっています。もっとも、そもそもこれまで冠山峠道路は夏前まで通行止めだったので、この半年で通行できること自体が画期的と言っていいかもしれません。

 SNS上では「なんと!1.5時間で着いてしまった。昨年の半分の時間で」「冠山峠道路は革命」「1時間以上も時間短縮できるようになったのは正直すごい!!」「大野と勝山にめちゃくちゃアクセスしやすくなって嬉しい」「歴史が変わった」「冬季に北陸〜岐阜間を原付で移動できる手段は少ないので嬉しい」と、歓喜の声が多数。

 また、状況が大きく変わったのは、福井の「奥地」という存在だった池田町もしかり。「初めて今立郡池田町へ行ったが、なかなかいいところだった。東海地方からの交通アクセスが抜群に悪い地域だったので、これまで足を運ぶ機会がなかったのは東海地方人としての偽らざる本音。冠山峠道路の開通は東海地方からの観光客を倍増させるだろう」と、「岐阜直結」を果たした町への期待をにじませる声もありました。

 池田町内に4月にオープンした「道のオアシス フォーシーズンテラス」へ訪問したという声も多数見られます。「福井県池田町はじめて訪問しました!」など、すぐ隣なのに行ったことがなかったという人も。

 またGWには、池田町の名所「かずら橋」も大混雑。「嘘でしょ???かずら橋渡るのに80分待たなきゃいけないの???」という悲鳴があり、「池田町も人いっぱい来るようになったな~」というコメントもありました。

中には「冠山峠道路によって福井が近くなった嬉しさもあるが、国道157号がガチのいらない子になって悲しみが止まらない。実際に走ってみるとほんとによくわかる」というコメントも。

「落ちたら死ぬ!」の国道157号も、そこに敢えて行くのは「酷道マニア」か、どうしても岐阜県から大野市へ抜けたくて「そこを通らざるを得ない人」でした。少なくとも「通らざるを得ない人」にとっては、今やもう冠山峠道路のほかに選択肢は無くなったと思われます。

 なお、冠山峠道路を超えたあとも、福井市方面は山道が数か所残っています。そのため今も少しずつ改良が進められ、美山方面へ抜ける国道476号の「白粟バイパス」が3月に開通しています。

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