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埼玉南部の東西軸「完全4車線化」もうすぐ!? 「草加三郷線」拡幅工事の現状は ブツ切れ区間も解消!「足立区直結」の野望も!?

くるまのニュース / 2024年5月23日 16時40分

埼玉県南東部の3市(草加・八潮・三郷)を東西にむすぶ幹線道路「草加三郷線」が、着々と4車線整備されています。まっすぐスムーズに東西移動ができる貴重な大通りですが、4車線化はどこまで進んだのでしょうか。

■気づけば大半が4車線化

 埼玉県南東部の3市(草加・八潮・三郷)を東西にむすぶ幹線道路「草加三郷線」が、着々と4車線整備されています。
 
 まっすぐスムーズに東西移動ができる貴重な大通りですが、4車線化はどこまで進んだのでしょうか。

 草加三郷線は都市計画道路上の名前で、都県道としては主に「松戸草加線」「川口草加線」などとして路線認定されています。

 さて、しっかり道路を拡幅する計画の「都市計画道路 草加三郷線」ですが、ルートは足立区との都県境付近から谷塚を経由し、まっすぐ東進して、木曽根で首都高三郷線をくぐり、新中川橋を渡って、鷹野小学校前で外環道の三郷南ICに接続して終わります。計画総延長は約10.5kmです。

 1960年代から決定されていたこの計画道路、すでにかなりの部分が4車線化していて、埼玉県東部にある東西軸では、かなり走りやすいほうの道路となっています。

 そのなかで未だに2車線のままな区間がいくつかあり、今も順次工事が行われているところです。東側から見ていきましょう。

●八潮市「西袋工区」
 外環道から続いてきた4車線区間が途切れるのが、八潮市内の綾瀬川の手前です。ここから約600mが2車線のままで、県が工事を進めています。

 長らくここは草加三郷線の完全未開通の「ブツ切れ」区間で、綾瀬川を渡るには旧道を南側へ迂回する必要がありました。2022年7月に、橋の手前までまっすぐ延伸開通。悲願ともいえる「草加方面へまっすぐそのまま通過」が実現したのです。

 まずは時間のかかる柳之宮橋の架替工事が進められています。2020年初頭から仮橋設置工事がはじまり、今は旧橋がやっと撤去できた段階。2028年度の完成予定です。

●草加市「瀬崎町工区」
 しばらく4車線が続いたあと、足立越谷線(県道49号)と交差する吉町五丁目交差点から、西側はずっと2車線となります。

 そこから東武の高架までの189mの拡幅工事が動いています。2022年時点で用地取得率は98%に達し、工事が少しずつ動き出しています。

●草加市「柳島工区」
 国道4号草加バイパスを越えて、吉場安行東京線(県道103号)と交差する柳島交差点の周辺部が、工事進行中となっています。

 ここは交通量が多い道路同士の交差点で、右折レーンすらないため渋滞が激しい箇所です。優先して拡幅することで、まずはこの地点周辺の混雑を解消する構えです。

 2022年時点で用地取得率は97%に達し、拡幅部の歩道設置や車線切り替えがどんどん進んでいます。

※ ※ ※

 ところで、草加三郷線は、外環道からさらに少しだけ東へ延伸する計画があります。江戸川の手前を南北に走る県道21号「三郷松伏線」に接続する予定。2025年に都市計画変更の手続きが行われるとともに、事業化をめざすとしています。

 反対側では、足立区の手前の区間も気になるところです。現在は新里町まで達するとT字路で道路は途切れ、川口市内へは狭い道路を右左折する必要があります。

 草加三郷線の計画では、足立区境の毛長川まで計画道路がめいっぱい引かれていて、「都内延伸」を見据えたものと考えられます。しかし東京都側では優先整備路線どころか、都市計画道路そのものが存在せず、草加市の「片思い」のような状態となっています。

 実現すれば、日暮里・舎人ライナーの走る「尾久橋通り」に直結して便利になりますが、果たして計画は成就するのでしょうか。

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