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なぜ道路に「謎の激セマゲート」設置? 車幅ギリギリは「わざと」!? 突如現れる「絶対ミラー殺す門」設置の理由とは

くるまのニュース / 2024年5月24日 14時10分

幅を狭めるために、道路にわざと鉄製のゲートやポールが設けられていることがあります。なぜこのようなものが設置されているのでしょうか。

■ミラーこすった人もいる? 「激狭ポール」設置の理由とは

 農道の一部には、入口に鉄製のゲートやポールが立てられている道があります。
 
 このゲートなどの幅は、普通車でもギリギリ通れるくらいに設置されており、ヒヤヒヤしながら通り抜けている人もいるでしょう。なぜこのようなものを立てているのでしょうか。

 筆者(大西トタン)がよく利用する千葉県柏市内の農道にも、始点と終点に該当する箇所に2本の鉄製のポールが立てられています。

 ここを通過するクルマは皆、停止するくらいまで減速して注意しながら通っていますが、ポールには車体をこすったような跡も見られ、一見すると危険なもののように見えます。

 なぜゲートやポールを立てているのか、柏市の道路総務課に聞くと、以下のような回答がありました。

「ゲートやポールは車幅制限のために立てています。

 幅は一般的に2.2メートルとなっており、これよりも車幅が大きなクルマが農道内に入れないようにしています」

 農道とはそもそも、「農産物の搬出・出荷や市場への輸送、農業機械や肥料などのほ場への搬入など、農業利用を主目的に整備される道路」と定義されています。ほ場とは田や畑など農地のことを指します。

 この農道には、広域農道と呼ばれる幅の広い道路もありますが、一般的な農道は幅員が狭く、普通車サイズのクルマがすれ違うのに精一杯な幅しか確保されていません。

 そのような道路に、大型トラックなど車幅のあるクルマが進入すると、すれ違いが行えないほか、事故のリスクや農道沿いの田畑に落ちてしまうなど、円滑な走行が妨げられてしまいます。そのために、ゲートなどを立てて車幅制限を行っているのです。

 この幅は2.2メートルですが、場所よってはこれより狭かったり、反対に広かったりするようです。

 制限ギリギリの車幅を持つ大型車では、農道によっては入れないかもしれません。無理に通ろうとしてこすったり、ぶつけたりする可能性もあるので、こうしたクルマに乗る際は農道の利用は避けた方が無難でしょう。

 また、上記の定義のようにトラクターやコンバインなどの、速度を出せない構造の車両が走行するための道路でもあるので、スピードを落とさせる目的もあるようです。

 ゲートやポールが設置されているということは、こうした農業機械が通ることも多いと把握し、スピードを落として運転することが大切です。

※ ※ ※

 ちなみに、2.2メートルの幅は、一般的なクルマが通り抜けるのは実は難しくありません。

 近年の新型車では車幅が1.8mを超えるモデルも多くなっていますが、2m超えのモデルは一部の輸入車を除いてほとんどなく、少なくとも20cm程度の余裕があると考えられます。

 ただし、スピードが出ていれば目測を見誤る可能性もあるため、ゲートのある箇所を通る際は、必ず徐行でゆっくりと進むことが大切です。

 また、ゲートは1台ずつしか通り抜けられないので、対向車がいる場合は無理に進もうとするのではなく、お互いに譲り合いの気持ちを持って通行するようにしましょう。

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