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駐車場の「トナラー行為」 “ガラ空き”なのになぜ「あえて隣」に? 「意志を持って実践する人」も存在… それぞれの考えとは?

くるまのニュース / 2024年5月27日 14時10分

空いている駐車場で、わざわざ他車が駐車している横にクルマを停める「トナラー」について、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。

■反対意見の多い「トナラー」 なかには「意志を持って実践派」も

 空いている駐車場で、他車のすぐ横に停める行為を俗に「トナラー」と言います。
 
 このトナラーについて、SNSなどでは多くのコメントが寄せられています。

 空いている駐車場では、周りに誰もいないスペースを選んで停めるという人も多いでしょう。また、商業施設など混雑する駐車場で、入口などから遠く離れ、空いているエリアを選ぶという人もいるかもしれません。

 このように、あえて他車から離れたところに“ポツンと1台”停めることで、隣のクルマからドアをぶつけられる「ドアパンチ」を予防できたり、ほかのクルマに隠れずに自車を探しやすいといったメリットがあります。

 しかし、周りにクルマがおらず空いている場所を選んだにも関わらず、次に来たクルマが、わざわざ自車の隣を狙ったかのように停めるドライバーに遭遇したことがある人もいるでしょう。こうした行為をSNSなどで「トナラー」と言われています。

 トナラーはクルマだけの話に留まらず、飲食店や公共交通機関などでも同様のケースが見られます。

 例えば、店内が開いているのに隣のテーブルを使う人や、空いている電車で隣に座ってくる人などです。

 臨床心理士によると、こうしたトナラー行為は、ヒトが本来持っている心理的要因が影響しているといい、他者の行動に無意識のうちに影響を受けてしまう「同調性」、群れの中にいることを好む「群れ行動」が発現しているとしています。

 その一方で、ヒトには「パーソナルスペース」に侵入されたことをストレスに感じる性質があり、駐車場だけでなく公共交通機関などでも、知らない人やクルマが自身や自車に必要以上に近づいてきたことを不快に感じるようです。

 クルマの場合、トナラーを防ぐためには、前後左右にほかのクルマが停められない1台だけのスペースを見つける、停めにくい駐車スペースを選ぶといった対策が可能ですが、やはり完全には防ぐことは難しいと考えられます。

 SNSなどではこのトナラー行為に関して、さまざまな意見が投稿されています。

 「本当に何で?って思う」「周りガラ空きなのに隣に来るのは困りもの」「こういう停め方する人の気持ちがわからないなあ」など、不思議に思う人が多いようです。

 また、なかには嫌悪感を抱く人もいるようで、「本当に頭にくる」「かなり嫌なんだよな」と強い言葉とともに否定的に捉える人も。

 さらには、「新車のとき、離れて停めたのにトナラーにぶつけられた」「わざわざ遠くに停めたのにトナラーにドアパンチされてたことがある」など、トナラーによるドアパンチを受けたとするコメントもみられます。

 対して、自身がトナラーであることを自覚する人も少なくないようで、心理的にトナラー行為をするのではなく、考えを持って他車の隣に停めることを実践する人もいるようです。

 トナラーをする理由としては「隣に車あった方が停めやすい」「目印や目標になる物が近くに無いと上手く出来ないから敢えてやってる」と、駐車のしやすさを挙げる人や、「順番に詰めるのがマナー」「奥から順番に詰めていこうという意識」など、マナーを提唱する人も。

 さらに、「停めたい場所にたまたまいただけ」「私はいつもここって決めてる」「よく行くスーパーやドラッグストアだといつも同じところに駐める」と、自身の“マイルール”に従うといった意見や、「何処に止めようが勝手」と特にルールで制定されていないために、どこを停めても良いと自由を訴える声もみられます。

 このように、トナラーについては意見が絶えることなく、各ドライバーでさまざまな考えがあるようです。

 しかし、クルマ社会ではルールを守ることに加えて、「ゆずり合い」と「思いやり」を持つことが大原則です。

 クルマを大切にしたい思いや、自身のルールや考えを優先したくなる気持ちもありますが、双方の考えがあることを理解したうえで、寛大に捉える気持ちも必要なのかもしれません。

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