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車のメーター「謎の青いイカ」点灯したら要注意! ヘッドライトが勝手に上向きに!? 「ハイ/ロー」自動切り替えが不評なワケ

くるまのニュース / 2024年5月28日 14時10分

クルマのメーターにはさまざまな警告灯や表示灯が並んでいますが、そのなかには「青いイカ」のような表示灯があります。これが突然点灯することがあるのですが、一体何を示しているのでしょうか。

■まるで「青いイカ」!? 一体どんな意味?

 クルマのメーターパネルには、さまざまな警告灯や表示灯が存在し、点灯することでクルマの異常や不具合、誤操作といったクルマの状態を教えてくれます。
 
 そのなかに、夜になると点灯することがある「青いイカ」のような表示灯があります。普通に走行していても点灯することがあるのですが、これは一体何を意味しているのでしょうか。

 青いイカの正体は、ヘッドライトが「ハイビーム」(上向き)になっている状態を示す「ハイビーム表示灯」です。もちろん魚介類のイカではなく、ヘッドライトから光が照射されていることを表現したマークです。

 近年、周囲が暗くなると自動でヘッドライトを点灯させる「オートライト」が義務化されたほか、ハイビームとロービーム(下向き)を自動で切り替える「オートハイビーム機能」を搭載するクルマが増えました。

 このオートハイビーム機能を搭載するクルマでは、前走車や対向車の有無を検知すると自動的に切り替わるため、ハイビーム表示灯が点いたり消えたりすることがあるのです。

 道路交通法第52条第1項(車両等の灯火)では「夜間での走行は、ハイビーム(前照灯)が基本」と明記されており、「普段の走行で使用しているロービーム(すれ違い灯)はあくまで対向車が多い場合にのみ使用する」と解釈されます。

 ところが、市街地などでは対向車や前走車が常にある場合が多いため、ドライバーは頻繁にハイビームとロービームを切り替えるという操作が発生します。

 こうした状況ではオートハイビームの機能はとても便利なものに見えますが、その一方で、実際にはあまり評判が良くなく、使いたくないという人も多々いるといいます。

 というのも、ハイビームからロービームに切り替わるタイミングがドライバーの意志に対し、遅れ気味ということが課題となっているのです。

 オートハイビームの機能は、緊急ブレーキなど運転支援システムなどで使用するために搭載されたカメラで対向車などを認識しており、その処理の都合上、少しの間ではあるものの、ハイビームで対向車を照らしてしまうことがあります。

 それに加えて最近のヘッドライトはLED化されて非常に明るくなっており、ハイビームで照らされた対向車をより幻惑させる要因にもなっているのです。

 本来、暗闇を遠くまで照らして周囲の状況が良く見えるよう、安全性を確保するために使用するハイビームですが、対向車や前走車を幻惑させるという意味では安全とは言えず、使いたがらない人が多いというわけです。

 なお、オートハイビーム機能はキャンセルすることができます。やり方は取扱説明書に記載されているので、機能をオフにしたい人は確認してみましょう。

 ただし、機能をオフにしても、手動でハイビームにすることは可能です。

※ ※ ※

 普段クルマを運転する機会が少ない人や、レンタカーやカーシェアなどを運転した人など、青いイカのようなハイビーム表示灯の意味を理解していない人がいるかもしれません。

 もし市街地を走行しているときにハイビーム表示灯が点灯していたら、対向車や前走車が眩しくないように、ロービームに切り替えるということを覚えておきましょう。

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