トヨタ新型「ランドクルーザー“ プラド”」発表! 旧型デザインの「カカドゥ」も超カッコイイ! パワフルな上級エンジン搭載の「カクカクSUV」豪に登場へ
くるまのニュース / 2024年5月29日 7時10分
2024年5月28日、トヨタのオーストラリア法人は、新型「ランドクルーザー プラド(日本名:ランドクルーザー250)」のオーストラリア導入時期およびグレード構成など詳細を発表しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■原点回帰した新型「ランドクルーザー プラド」を導入
2024年5月28日、トヨタのオーストラリア法人は、新型「ランドクルーザー プラド(日本名:ランドクルーザー250、以下プラド)」のオーストラリア導入時期およびグレード構成など詳細を発表しました。
ランドクルーザーは世界中で愛されるトヨタの本格SUVで、プラドはランドクルーザーシリーズの派生モデルとして存在します。
初代プラドは1990年に誕生。当時、3ドア車のみの設定だった「ランドクルーザー70」に5ドア車が追加された際、ワゴンモデルに「プラド」のサブネームが付けられたことが始まりです。
今回オーストラリアへの導入時期が発表されたプラドは、日本ではランドクルーザー250と名称を変更し別モデル扱いとなりますが、オーストラリアではプラドの名称を継承し、プラドとしては5代目となるモデルです。フルモデルチェンジを経て、性能、技術、機能の大幅な進化を遂げたといいます。
プラドは快適な乗り心地と悪路走破性を両立した「ライトデューティー」モデルにカテゴライズされ、先代プラドの高級路線を意識したコンセプトを見直し、人々の生活と実用を支えるランクルの本質に原点回帰させたといいます。
内外装デザインでは、これまでの伝統を継承しつつ、モダンに昇華させたデザインを取り入れ、ランドクルーザーらしさを追求しています。
プラットフォームには、現行「ランドクルーザー300」と同じGA-Fプラットフォームを採用。オフローダーとしての基本性能が大幅に向上しました。
さらに、従来型以上にランドクルーザーにふさわしい力強い走りや環境性能を実現したパワートレインを搭載。
オーストラリアでは日本と異なる最高出力204ps・最大トルク500Nmを発揮する2.8リッターディーゼルターボエンジン+48Vマイルドハイブリッドシステムを採用し、8速AT(オートマチックトランスミッション)を組み合わせています。
グレード構成は、ベースモデルの5人乗りとなる「GX」に7人乗りの「GXL」、装備が充実している7人乗り仕様の「VX」、さらに日本には設定されていない「Altitude(アルティチュード)」や、ラグジュアリー志向の「Kakadu(カカドゥ)」も展開されます。
アルティテュードは、プラドの悪路走破能力を最大限に引き出すように設計されたオフロード専用車として導入。
5人乗りボディとなる足元には、オンロードとオフロード共に走破できる本格オールテレーンタイヤを装着し、タフなデザインの18インチアルミホイール、ムーンルーフ、ブラックの外装トリムが採用されています。
またVX で採用されている AVS(アダプティブ バリアブル サスペンション システム)の 代わりに、新しいスタビライザー切断機構とリア ディファレンシャル ロックを採用。荒れた路面でのトラクションを最大限に高めています。
ボディカラーは、ライトグレーのルーフと組み合わせたアルティテュード限定のツートンカラーが設定されており、最大8色のカラーが用意されています。
カカドゥはプラドシリーズのフラッグシップに位置づけされる、豪華な7人乗り仕様となっています。
VX仕様をベースに、パノラマムーンルーフ、照明付きサイドステップ、ヒーター付き換気機能付き後部外側シート、ヒーター付きステアリングホイール、ヘッドアップディスプレイ、デジタルバックミラーが追加され、装備が拡充されています。
またトルク感知式リア・リミテッド・スリップ・ディファレンシャルも装備されており、忠実なハンドリング入力を実現します。
エクステリアは、フロント・リアバンパーやサイドスカート、フェンダー部分がボディ同色となり、街にも馴染む仕様となっています。
さらにフロントグリルはカカドゥ専用デザインとなり、センターからヘッドライト下までメッキの加飾が追加され、フラッグシップならではの特別感を演出。
縦ラインのアクセントも相まって、高級路線を意識した先代のプラドを彷彿とさせる意匠が施されています。
新しくなったプラドの価格は、GXが72500ドル(約1137万円)、GXLが79990ドル(約1255万円)、VXが87400ドル(約1370万円)、アルティテュードが92700ドル(約1454万円)、カカドゥが99990ドル(約1568万円)。2024年後半に受注を開始する予定とのことです。
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