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JR京葉線の「快速復活」に反響多数 「やっとか」「反省して」の声も 一部住民は「アクアラインで行きます」混乱の千葉~都心移動に何が起こった?

くるまのニュース / 2024年5月31日 7時40分

JR東日本千葉支社が2024年5月30日、JR京葉線を中心に、9月からダイヤ変更すると発表。これに対し、ネット上で反響の声が多数上がっています。どんな変更で、どんな声があるのでしょうか。

■ラッシュ時の快速がほぼ絶滅→9月から復活へ

 JR東日本千葉支社が2024年5月30日、JR京葉線を中心に、9月からダイヤ変更すると発表。
 
 これに対し、ネット上で反響の声が多数上がっています。どんな変更で、どんな声があるのでしょうか。

 JR京葉線は、東京駅から千葉市中央区の蘇我駅まで、東京湾の臨海部を走る43kmの路線です。

 高速道路では、首都高深川線・湾岸線や東関東道などに並行する存在で、東京~千葉の主要なネットワークを形成しています。

 さらに一部列車は、蘇我から先、内房線木更津方面や外房線大網・茂原方面へ直通していきます。そのため、房総半島の沿線住民の貴重な都心アクセス列車として活躍しています。

 特に、そうした遠距離通勤者に重宝していたのが「快速」でした。快速は海浜幕張を出ると、南船橋・新浦安・舞浜・新木場・八丁堀のみに停車し、計7駅を通過します。

 さらに「爆速」で走り抜けるのが「通勤快速」でした。蘇我を出ると八丁堀・新木場しか止まらず、途中の14駅をまるごと通過するという、「京葉線内ほぼノンストップ」な電車が、朝夕計2往復運転されていたのです。

 そんなJR京葉線ですが、2024年3月のダイヤ改正で、「通勤快速廃止」「ラッシュ時の快速は朝上り2本のみ」となりました。ほぼ「ラッシュ時は快速廃止」という内容に、沿線住民や自治体から猛反発の声が上がっていました。

 それからわずか半年。JR京葉線の朝夕の快速が、復活されることとなりました。

 具体的には朝上り2本、夜下り2本が「普通→快速」に変更。いずれも外房線・内房線へ直通します。また快速の運転本数が1日全体で、平日は7本、土休日は12本増加となります。朝の蘇我~東京間の所要時間は、各駅停車にくらべて10分短縮となる見込みです。

■「電車を使うのやめる」クルマ通勤切り替えも選択肢に!? ネットの声は

 なお「ラッシュ時の快速ほぼ廃止」に大反発した千葉市は、4月にアンケートを実施。その結果、ダイヤ改正が「悪い影響がある」と答えたのは全体の8割強を占める結果になりました。

 気になるのは、ダイヤ改正後、「京葉線の利用停止」を決めた人が全体の25.5%に達したこと。さらに「通勤手段の鉄道以外への変更」も6.9%にのぼっていることです。

 電車に乗らずに、どうやって東京へ通勤するのでしょうか。

 富津市に住む50代女性は「早朝に東京駅迄出て新幹線等に乗り換える事が多かったので、今回のダイヤ改正により高速バス利用に変更します」とのこと。こちらは「アクアライン経由」というルートに切り替える形です。

 これに関連して、快速減便については、「アクアラインに税金を投入して安く通行できるようにして、内房線と京葉線の利用者が減ったから通勤快速や快速を無くしたら文句を言うって、おかしくね?」「そもそもアクアラインを優遇していたせいでこうなったんだろ」といった声も以前から上がっていました。

 もっとも、「京葉線快速が無くなったからクルマ通勤に切り替えた」という声は、SNS上でも特に上がっている様子はありません。逆に京葉線快速の代替として「総武線快速に乗ることにした」という声は、所々に見られます。

 今回の京葉線の「快速復活」に対してネット上では「やっとですか」「一旦改正したダイヤを一部とはいえ再度引き戻す事例は少ないと思う。それだけ千葉県民の声が切実だったのだろう」「地元の要望も取り入れて、速達列車の復活は喜ばしい事だと思う」「快速廃止は明らかな悪手だったからこの措置は妥当かな」「流石に千葉県の不満がこれだけあれば、ワンマンJRも知らんぷりは出来なかったというわけですね」といったコメントが。

 このままではアクアラインへの流入が加速するおそれもある中、千葉~東京の通勤は、電車という移動手段がまた復活していくことになりそうです。

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