ついに「新R36 GT-R」登場!? 4.1リッターV6搭載“1000馬力仕様”も! R32-R34デザイン採用の「ARTISAN GT-R」 なぜ市販化に至る?
くるまのニュース / 2024年6月3日 7時10分
2022年にデザインディレクターのRoman Miah氏とAvante Design社が製作した「R36 スカイラインGT-R」と称するレンダリングがSNSで大きな話題となりました。まもなく市販化となりますが、どのような経緯があったのでしょうか。
■まさに「嘘から出たまこと」状態!? 謎のR36とは
日本代表を代表するスーパースポーツ、日産「GT-R」。
2024年3月には現R35の生産終了を発表。そして次期型の開発を検討する旨を明かしています。
その一方でかねてから次期型「R36」と称したレンダリングがSNSで話題なっていますが、市販化が刻々と近づいています。
現行R35は2024年で17年目に突入しましたが、2024年3月14日に日産は「2025年モデル」をもって生産終了することを発表。
同時に次期型R36に関して、環境性能とパフォーマンスの両立を軸に今後の開発を検討していくと明言しています。
ここ数年、次期GT-Rに関して世界中のファンがそれぞれの妄想を膨らませてきました。
その中でも2022年にデザインディレクターのRoman Miah氏とAvante Design社が製作した「R36 スカイラインGT-R」と称するレンダリングがSNSで大きな話題となりました。
その見た目は、未来のGT-Rと日本らしさを追求したスタイルを示したもの。
レンダリングといえ、設計・開発・3Dモデリングの製作には6ヶ月以上・数百時間を要したと言います。
このR36 スカイラインGT-Rが多くのファンの目に止まった要因は、R35をベースとながら第2世代の「スカイラインGT-R(R32・R33・R34)」のデザイン要素を随所に盛り込んでいるためです。
とくにフロント付近はR34の要素が取り込まれていることがわかります。
こうしたこともあり、R36 スカイラインGT-Rのレンダリングの実車化を望む声が集まり、実現することになったのです。
その車名は「ARTISAN GT-R」。生産はドイツにあるArtisan Vehicle Design社となり、R36 スカイラインGT-Rを生産するために設立されたと言います。
ちなみに完全オーダーメイドとなります。ベースとなるのはR35です。
そのR35をArtisan Vehicle Designに持ち込みR36にリビルドするカタチとなってます。
まず大きな変更部分として、カーボンファイバー製のボディパネルにすることで、軽量・高剛性を実現する他、見た目の印象も大きく変わります。
さらにR34を彷彿とさせるデザインのヘッドライトとテールライトに交換することでより、R36らしさを際立てます。
ボディカラーは青・紫・白・黒など10色が用意されています。
内装はカーボンファイバーのパネルとアルカンターラレザーを組み合わせRECARO製オリジナルのシートに加えてハンドル、シフトノブも全て新たなデザインを採用したものに交換。
さらにインパネの中央にはオリジナルにはない大型のディスプレイも搭載されるようです
ARTISAN GT-Rには、「トラックパッケージ」と「アルティメットパッケージ」の2タイプが用意されます。
トラックパッケージは、インタークーラーや燃料ポンプを交換をして800馬力化。
さらに排気系、ギアボックス、サスペンション、ブレーキシステムも手が加えられます。
そしてアルティメットパッケージは、4.1リッターに排気量をアップする他、ターボチャージャーも交換することで1000馬力化。ギアボックスのリビルド、排気系も見直しています。
その他、エアロダイナミクスやサスペンション、ブレーキもレーシング仕様に変更するようです。
※ ※ ※
今回のR36 スカイラインGT-Rこと、ARTISAN GT-Rは日産公式ではありません。
しかし過去には日産の海外法人がこのSNS投稿をシェアしたこともあり、公式も注目するモデルとなっていました。
2024年4月には同社のSNSで実際に施工をする様子がアップロードされており、注目が集まっています。
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