まさかの「ランボルギーニ“ミニバン”」に驚きの声! “V12”搭載&ガルウィング採用!? 斬新「2列目1人乗り」仕様の「ジェネシス」に反響集まる
くるまのニュース / 2024年6月3日 16時10分
1988年にベルトーネが提案した、ランボルギーニ向けミニバンのコンセプトカー「ジェネシス」。ぶっ飛んだコンセプトとデザインのジェネシスに対し、SNSなどでは多くの反響が寄せられています。
■斬新すぎる! V12搭載の「ガルウィングミニバン」!
1970年代後半、子どもたちの間で一大ブームとなった「スーパーカー」ですが、その人気をけん引したのが当時のスーパースポーツカーであるランボルギーニ「カウンタック」でした。
超高性能なエンジンに加え、常識を覆す斬新なスタイリングやガルウィングドアが特徴でしたが、そんな魅力を「ミニバン」に落とし込んだコンセプトカーのランボルギーニ「ジェネシス」に対し、いま改めて注目が集まっています。
ランボルギーニは、スーパーカーを中心に製造するイタリアの自動車メーカー。農業用のトラクターなどの製造を経て、1960年代から高級スポーツカーなどを手がけるようになります。
そんなランボルギーニの高性能な5.2リッターV型12気筒エンジンを用いて、多人数乗車可能な「ミニバン」をつくるという破天荒なクルマがありました。
それが、1988年にイタリアのカロッツェリア(デザイン工房)「ベルトーネ」社が提案した、ランボルギーニ向けミニバンのコンセプトカー「ジェネシス」です。
モノフォルムの未来的なスタイリングで、室内は3列シートレイアウト。
前から2名、1名、2名という変速的な配置となっており、後席スライドドアからアクセスした乗員がスムーズに3列目席へ移動できるように工夫されていました。
さらに前面にはガルウィングドアが使用され、非常に斬新な印象を与えます。
最高出力455馬力を発生させる「カウンタック クワトロバルボーレ」用のV12エンジンはフロントに搭載され、前席シートはその巨大なエンジンの上にレイアウトされていました。
ジェネシス自体はあくまでもコンセプトカーですが、一説によると市販の可能性についても検討がおこなわれていたというから驚きます。
そんなあまりにぶっ飛んだコンセプトとデザインのジェネシスに対し、SNSなどでは多くの反響が寄せられています。
多かったのは「夢がある!」「楽しい」「ミニバンにもこういう遊び心が欲しい」といった声でした。
また「スーパーカー世代にとって“ランボ”は特別」「ランボルギーニのSUV(ウルス)には驚いたけど、まさかミニバンまであったとは」など、かつて「カウンタック」などにときめいた層にとっても興味深いクルマに映ったようです。
1988年のコンセプトカー“ジェネシス”は、残念ながら市販化に至りませんでした。しかしこの先、こうした高級スーパーカーブランド製ミニバンのような夢のある「ぶっ飛んだ」市販車が登場することを、引き続き楽しみに待ちたいところです。
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