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100円ショップの「カー用品」激安だけど本当に使える? 雨対策の「撥水ガラスコーティング」効果はいかに?

くるまのニュース / 2024年6月5日 12時30分

さまざまな商品を扱っている「100円ショップ」では、意外にもカー用品やケアグッズが充実しています。格安で購入できるのが魅力ですが、本当に“使える”のでしょうか。撥水ガラスコーティングを試してみました。

■100円で買える「撥水ガラスコーティング」効果ある?

「100円ショップ(100円均一)」ではさまざまな商品が揃うとあって、誰もが利用したことがあるでしょう。そして、意外にもカー用品やケアグッズが充実していることは、あまり知られていないかもしれません。
 
 ただし、100円(正確には消費税込110円)のカー用品はあまりにも安すぎて、本当に使えるのか未知数なところがあります。
 
 そこで今回は、100円ショップで買えるカーケアグッズとして、「撥水ガラスコーティング」を購入して実際に試してみました。

 撥水ガラスコーティングの原理はボディのワックスに近く、ガラス表面に撥水効果を持つコーティング剤を塗り広げて表面に「被膜」を形成、水をコロコロと弾くことで、雨天時の運転でも良好な視界を確保する効果を持ったものです。

 このコーティング剤は主にフッ素系樹脂系とシリコン(有機ケイ素化合物)系があり、シリコン系は効果の持続期間は短めですが施工しやすく、フッ素系は施工のしやすさはシリコン系に劣りますが効果が持続しやすいのが特徴となっています。

 撥水ガラスコーティングにはデメリットもあり、塗布するガラス表面の汚れや傷などのデコボコや、ワイパーゴムの傷や亀裂、コーティング剤のムラ、またはボディコーティング剤が流れ出した油膜などで、ワイパーが引っ掛かるような動き(いわゆる「ビビリ」)が発生してしまい、逆に視界の妨げになることもあります。

 また市販されているコーティング剤は1000円から2000円程度で購入することができ、効果の割には安価なのですが、その施工に関して手間がかかるのが難点。

 洗車などでガラス表面をキレイにしてから、適量を専用のクロスなどで薄く均一に塗布する必要があります。これが意外にひと苦労で、結果として撥水コーティングしていない人も多いのではないでしょうか。

 そんな面倒なコーティングがお手軽に、しかも100円でできるなら儲け物です。実際に試した結果はどうだったのでしょうか。

 今回購入したのは、ウェットシートタイプの撥水ガラスコーティング。乾いたガラス面だけでなく濡れた状態でもOKと、いつでも使えるのが便利な商品です。

 まずフロントガラス面の汚れを(洗剤を使用して)洗い流して拭きあげした後に、マスキングテープで区切って半分だけ施工してみました。

 作業自体は非常に簡単。「窓拭きシート」と同じ感覚で、1枚取り出し使いやすいサイズに折り畳み、ガラス面に塗ります。

 乾いてくると、場所によっては薄く白濁する部分も見受けられますが、その場合は濡らして固く絞ったクロスなどで再度拭きあげるだけど非常に手軽です。

 その後、1時間程度放置し、水をかけて撥水効果を検証してみたところ、効果は限定的でした。

 数千円の市販品のようにパッと水を弾くような強力な撥水効果までは得られていないのが正直なところ。ただ、表面の水の筋が小さくなり、ワイパーを併用するなど良好な視界を得られるのが確認でき、効果は弱めながら、それなりに撥水しているようです。

 気になったのは、成分表には「水、被膜剤、PG、除菌剤、防腐剤」としか表記されていないこと。おそらくフッ素系だとは思いますが、もう少し詳細を知りたいところです。

 ただ、使い勝手が非常に良いことや、それなりに撥水効果が認められること、何より10枚で100円と圧倒的な低価格なので、コスパはとても高いといえます。

 フロントウインドウより、サイドウインドウやドアミラーなど、ワイパーがないけれど撥水効果がほしい部分に使用するときに役立ちそうです。

※ ※ ※

 一般的な市販品と比較すれば効果は限定的ですが、100円ショップの商品でお手軽に撥水効果が得られるのであれば、車内に常備しておいても良いかもしれません。

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