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車の「ナンバープレート」 「記念に」取っておける!? 長年親しんだ“思い出のナンバー” 手元に残す方法とは

くるまのニュース / 2024年6月16日 20時10分

愛車に装着されていたナンバーは、乗り換えや廃車などのタイミングで返却しなければなりません。しかし、手元に残しておく方法があるといいます。どういった方法なのでしょうか。

■愛車に付いてた「ナンバー」 ”形見”に残したい!

 クルマの廃車や乗り換えのとき、新車当時の古いナンバーや希望ナンバー、図柄入りナンバーなど、思い出の詰まったナンバープレートを取っておきたいと考えたことがあるかもしれません。
 
 実は、引っ越してナンバーが変わったり、クルマを手放したりする時には、それまで使っていたナンバーを持ち帰ることができます。

 近年では希望ナンバー制度を利用して、誕生日や記念日の数字を使ったナンバーを取得している人や、ご当地の図柄入りナンバーを取得している人もめずらしくありません。

 また、かつての付番ルールに則った古いナンバーや、現在とは異なる書体のナンバーなど、現在では交付されないナンバーを記念に取っておきたいと考える人もいるでしょう。

 しかし、ナンバーを変更する時やクルマが廃車になる時など、使わなくなったナンバープレートは基本的に返却する必要があります。

 クルマの買い替えや引っ越しなどの理由で、それまで長年親しんだナンバーを変更したり、別のナンバーに変わってしまう時に、少し残念に感じる人もいるでしょう。

 実は、現在では「記念所蔵」という制度を利用することで、使わなくなったナンバープレートを持ち帰って保管することが可能となっています。

 これは、ラグビーワールドカップの特別仕様ナンバーの交付開始と同じ2017年にスタートした制度で、それまではナンバーを手元に残しておくことはできませんでした。

 記念所蔵の対象となるのは、登録自動車のほか軽自動車と125cc以上の自動二輪車で、市区町村が発行する原付のナンバーは対象外です。

 ナンバーの種類も、ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックなどの特別仕様ナンバーをはじめとした図柄入りナンバーや希望ナンバーだけでなく、図柄入りではない一般的なペイント式や字光式ナンバーも対象です。

 ナンバープレートを持ち帰りたい時には、登録抹消や変更申請などでナンバーを返却する際、陸運局(運輸支局・運輸局)のナンバー窓口に申し出た上で「記念所蔵ナンバー破壊(穴あけ)申込書」に記入して提出します。

 この申し出がなければ回収されてしまうため、ナンバーを手元に残しておきたい場合は忘れずに記念所蔵としても持ち帰りたい旨を伝えましょう。

 また、ナンバープレートは外したままの状態で持ち帰ることができないため「破壊措置」を受けることが必要です。

 破壊措置とはナンバープレートの悪用や不正防止のために行われるもので、取り外したナンバープレートに直径40mm以上の穴を開けて破壊します。

 記念所蔵の手続きに手数料はかかりませんが、ナンバーに穴を開ける破壊費用として数百円から1000円程度が必要で、金額は手続きをする地域によって異なります。

 一方で、ナンバーの記念所蔵ができないケースもあります。

 ひとつは、クルマを売却して手放す場合で、買い取りした業者などが同じ地域内にあるなど、「ナンバー変更」の手続きが発生しない場合です。

 所有者が変更になっても、例えば品川ナンバーの目黒区から同じ品川ナンバーの大田区など、同じ地域のエリア内であれば特別な場合でない限りナンバーの変更が発生しないため、同じナンバーを使い続ける場合、記念所蔵はできません。

 なお、同じ地域でも新たにナンバーを交付してもらえる「番号変更」の手続きを行えば記念所蔵が可能になるので、買い取り業者などに事前に相談してみると良いでしょう。

※ ※ ※

 長年乗ってどんなに思い入れのある愛車でも、ずっと手元に置いておくことは難しいですが、記念所蔵の制度を利用することで、愛車に装着されていた思い出のナンバーを手元に残しておくことが可能です。

 陸運局によっては、記念所蔵したい人のために破壊された穴を埋める装飾キャップや、アクリルスタンドなども販売されているため、クルマを手放す際にはナンバーの記念所蔵も検討してみてもいいかもしれません。

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