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もはや高級車!? トヨタ「プリウス」燃費より“スタイル重視”! スポーツクーペに進化した「元祖ハイブリッド車」何がいい?

くるまのニュース / 2024年6月5日 10時10分

2023年1月に登場した5代目トヨタ「プリウス」ですが、発売から1年以上が経過し、街中でもよく見かけるようになりました。どのような魅力があるのでしょうか。

■スポーティになった5代目「プリウス」魅力はどこに?

 2023年1月に5代目となるトヨタ「プリウス」が発売されました。通称「60プリウス」と呼ばれるモデルですが、街中で見かける機会も増えてきて、多くのユーザーに支持されているようです。
 
 一体どのような魅力があるのでしょうか。

 1997年に世界初の量産型ハイブリッドシステム搭載車として初代プリウスが登場。当時でも28.0km/L(10・15モード)という驚異的な燃費性能を誇り、ハイブリッドシステムを世に広めた先駆者として知られています。

 以降、プリウスは「ハイブリッドシステム」の代名詞であり、その後急速に重要度が上がった環境性能に優れたクリーンな1台として、大ヒットシリーズへと成長。

 すでに四半世紀を経過した「THS(Toyota Hybrid System)」は進化を続け、衝突回避支援システム「Toyota Safety Sense」も搭載され、安全性と環境性能を両立した、優等生的モデルとして人気を得ています。

 歴代プリウスに共通するのは、優れた燃費性能に加え、個性的なエクステリアの採用です。

 初代こそ懐古主義的なハコ型セダンでしたが、2003年に登場した2代目、2009年に登場した3代目で採用された「ワンモーションスタイル」の5ドアハッチバックボディは、初代では狭すぎた車内空間も改善され実用性が向上。

 さらに税制面での優遇制度もあり、クルマに興味のない人までが指名買いするほど知名度も高まっていきました。

 2015年に登場した4代目「50プリウス」は、ハイブリッドシステムは小型・軽量化され、40.8km/L(JC08モード・E)まで燃費も向上。

 衝突回避支援システム「Toyota Safety Sense P」を搭載しランプ類もLED化されたのですが、攻めすぎたデザインのせいで、2代目や3代目ほどのヒットとはなりませんでした。

 そして2023年、現行モデルとなる5代目の60プリウスへと進化。ちなみに5代目なのに60なのは、3代目の「30プリウス」に追加設定されたステーションワゴンの「プリウスα」に「40」の形式名を使用したためです。

 5代目となる60プリウスは、今までの超優等生キャラにスタイリッシュさをプラス。より低くワイドなシルエットとなり、フロントマスクは16代目「クラウン」や日本未導入の2代目「C-HR」とも共通する「ハンマーヘッド」を採用しています。

 ハイブリッドシステムは2リッターへと排気量を拡大し、従来モデルより1.6倍もパワーアップを果たしました(サブスクリプション「KINTO」専用グレード「U」は1.8リッターを継続)。

 そんな60プリウス最大の特徴は、燃費最優先とは言わなくなったことでしょう。

 もちろん従来モデルを凌ぐ低燃費(28.6km/L・WLTC)を実現しつつも、デザイン性を優先させた「スポーツクーペ感」を演出。

 しかしその結果として、車両価格も上昇。コミコミ乗り出し400万円超となり、“高級車”と呼べるモデルへとステージがひとつ上がってしまったようです。

 そんな60プリウスの評価を調べてみると、ユーザーの反応はおおむね好評です。

 ユーザーの声で多かったのが「低く構えたスタイルがカッコ良い」というもの。大径19インチホイールを装着し、スポーティさを増したことが好印象となっていることがわかります。

 スタイリッシュになった一方で、フロントガラスが寝かせられたクーペスタイルとあって運転席の圧迫感が増しており、車内空間はお世辞にも開放感があるとは言えません。

 さらにホイールベースも50mm延長されましたが、全高の低さもあって狭く感じます。

 歴代のプリウスオーナーは「燃費」「安全性」「扱いやすさ」を重視して選んだ人も多く、この路線変更は意見が分かれそうですが、プレミアム感や走行性能が向上したことから、今までプリウスを選ばなかった“クルマ好き”の人が購入することも多くなっているようです。

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