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クルマで「タバコ」を吸うので車内が臭います。カーエアコンに臭いが染み付いているようですが、何か良い方法はありませんか?

くるまのニュース / 2024年6月6日 14時10分

何もメンテナンスしていないカーエアコンから、嫌な臭いがすることがあります。なかでも「タバコ臭」は強烈で、非喫煙者には辛いもの。どのような対策が必要なのでしょうか。

■嫌な「タバコ臭」何とかしたい!

 何もメンテナンスしていないカーエアコンは、時としてイヤな臭いが発生するものです。
 
 スイッチを入れた途端、何とも言えない臭いが車内に充満しますが、なかでも、悪臭の代表格である「タバコ臭」は、喫煙者でも頭がクラクラするほど強烈です。
 
 染みついたタバコの臭いはどうにかできないのでしょうか。

 タバコ臭は、煙に含まれる化学物質が原因と言われています。タバコを吸う(=燃える)と「アンモニア」や「酢酸」、「ホルムアルデヒド」「アセトルアルデヒド」「トリメチルアミン」「タール」といった臭いの原因物質が発生。

 灰皿やシート、内張りなどいたるところに臭いが残ってしまうのですが、なかでもカーエアコンから発生するタバコ臭はちょっと厄介です。

 というのも、吹き出し口だけでなく、エアコン内部にニコチンやタールなどが付着してしまうと、応急処置的な対策では完全に臭いを消すことができないとされているからです。

 有害物質で車内が臭いだけでなく、内部にまで入り込んだ状態でエアコンを使えば、臭いだけでなく体にとっても有害です。だからこそ、しっかり対処して誰が乗ってもクリーンな車内空間にしておきたいところです。

 都内の中古車販売店のスタッフS氏に、エアコン内部以外のタバコ臭対策を聞いてみました。

「臭いはシートやヘッドライニング(天井の内張り)、ダッシュボードやフロアマットまで付着しています。これをすべて清掃するのが理想ですが、シートやヘッドライニングは取り外して洗浄することができません。

 そんなときは『重曹』を溶かした水をスプレーボトルなどで吹きかけ、ウェスで拭き取る作業を繰り返します。これでかなりサッパリします」

 タバコの煙に含まれるタールは酸性のため、弱アルカリ性の重曹で中和することで臭いや汚れの除去や消臭効果が期待できるそうです。

「カーエアコンの臭いの原因の多くは『カビ』に起因していると言われます。『カビ菌』自体は常在菌ですが、水分を含むと増殖し強烈な酸っぱい臭いを発生させるだけでなく、重大な健康被害をもたらす可能性もあります。

 しかもタバコ臭の原因であるタールとカビ菌がカーエアコン内部で合体してしまうことも多く、これが表面上だけではなかなか対処しきれない理由のひとつになっているのです」(中古車販売店 S氏)

 臭いをほぼ完全に除去するなら、根本的な対処をしたいところ。そこでS氏がお勧めするのが「エバポレーターの洗浄」です。

 エアコンの仕組みは、エアコンガス(冷媒)に圧力で高温・高圧の液体に変化させ、「コンデンサー」で冷却し、「エバポレーター」に装着された「エキスパンションバルブ」から噴出、急激に気化します。

 このとき周囲の熱を奪う気化熱を活用して空気を冷やすシステムとなっているのですが、この気化熱が結露となり、エバポレーター内部に付着した不純物と混ざるとカビの温床になってしまいます。

 そしてエアコン内部に入り込んだタールなども結合、強烈な臭いと雑菌が発生するのです。

「カー用品店などにはDIYでできる数多くの『カーエアコン洗浄剤』などが販売されていますが、ダッシュボードを外しても手が届きにくい場所にあるため、洗浄剤をセットしても奥まで洗浄するのが難しいのです。

 自分で対処しようとせず、プロに依頼したほうが良いと思います」(中古車販売店 S氏)

 ちなみに、エバポレーターの洗浄自体は1万円から1万5000円前後で可能ですが、これを放置して壊れて交換となると、5万円前後+高額な工賃がかかるので、定期的(1年に1回)に洗浄するのが良さそうです。

※ ※ ※

 カーエアコン内部は外からは見えないので、雑菌や臭いを放置してしまう人が多いようです。

 クルマに乗っているときは常にエアコンの風にさらされている状態。タバコ臭やカビなど、臭い対策をしておくことをお勧めします。

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