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夜のドライブ中、室内灯を常につけておきたいのですが、「ダメ。警察に捕まる」と言われます。子どもの世話もしたいのに、おかしくないですか? 本当に逮捕されてしまうのですか?

くるまのニュース / 2024年6月6日 16時40分

夜のドライブ中、室内灯を常につけておきたいのですが、「ダメ。警察に捕まる」と言われます。子どもの世話もしたいのに、おかしくないですか? 本当に逮捕されてしまうのですか?

■明るくて便利な「室内灯」走行中はOK?

 クルマに乗っている時と、家でくつろいでいる時、その雰囲気の違いを最もよく感じるのは「夜間」でしょう。
 
 ドライブ中は、車内のライト「室内灯」は消えていて、基本的に車内は真っ暗です。
 
 しかし、スイッチを入れれば、室内灯を強制的につけることができます。このまま室内灯を点けっぱなしにしたいところですが、交通違反にならないのでしょうか。

 室内灯が点いていると、深夜の家のリビングくらいの明るさがあり、車内の様子がよくわかり、安心感を覚えます。

 物を落としたときも拾いやすく、子育てで小さな子どもの様子を常に見ておかないといけない場合も、やっぱり室内灯がついて明るいほうが、何かと作業がしやすいです。また、地図や本を読みたい場合も、室内灯をつけないと話になりません。

 しかし、ドアを閉めると自動的に室内灯は消えてしまい、基本的にどのクルマも室内灯を点けていません。

 そうしたことから、「室内灯を点けっぱなしで走ると交通違反」という話がささやかれるようになりました。SNS上でも「室内灯を消してくれと言われた」「友人が室内灯をつけた。すぐ消せ、走行中に室内灯つけるなって言った」など、機敏に対応している様子が見て取れたりします。

 実際のところどうなのでしょうか。

 関東在住の警察OBは「特にそんなことはありません。通常の室内灯がついている状態は、道路交通法に抵触するということはないでしょう」と話します。

 問題となってくるのは「異常な明るさの”室内灯”」といいます。要するに、改造を施して車内イルミネーションを過剰にしたクルマです。その場合は周りのドライバーの目がくらんでしまう可能性があるため、道路交通法第70条の「安全運転の義務」に違反すると判断される可能性があります。

 ただ、いくら取り締まられる可能性が低いとはいえ、通常の室内灯がついていても、周りのドライバーにとって迷惑になっていることもあります。

 SNS上では「後ろの車はとても迷惑!」「無灯火、ルームランプ点灯、チャイルドシート無しの役満おったわ」「何かフラフラしていると思ったら、スマホの灯りがバレないようにルームランプ点けてるっぽい」など、点けっぱなしで走行するクルマに不審感や迷惑を覚える人の声が見られます。

 もっとも、室内灯を点けて運転するのは、決して安全ではないといいます。「室内灯が点いた状態では、室内の様子がフロントガラスに映り込み、酷いときには前方の風景がほとんど見えなくなることもあります。そうなると、とっさの衝突回避などに支障が出るおそれがあります」(警察OB)

 必要に迫られていない限りは、室内灯を消すよう努めるべきだといいます。取り締まりの現場などで、「どうしてもじゃないなら消してくださいね、と指導することもある」(同)そうです。

 また、室内灯を点けっぱなしモードにしていると、クルマから出たときに、ドアを閉めても自動で消えなくなり、うっかり「バッテリー上がり」を招きかねません。また、室内灯は消費電力が大きいため、他の電力使用状況によっては、ヒューズが飛んでしまうおそれもあります。

 道路は自分だけが走る場所ではなく、周囲のクルマと互いに気遣いあう「社会」です。危険のリスクを最低限におさえるため、不要な室内灯は点けっぱなしにしないようにしましょう。

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