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車内が「灼熱地獄!」 ドア開けた瞬間「めちゃ暑い!」どうすれば良いのか? 室温を急激に下げる効果的な方法とは

くるまのニュース / 2024年6月8日 12時10分

夏はクルマをちょっと駐車していただけで、車内が猛烈に暑くなります。そんな灼熱地獄を一刻も早く解消するには、どうするのが効果的なのでしょうか。

■車内の熱気を急速にダウンさせる効果的な方法とは

 真夏の炎天下、クルマの車内はエンジンオフから数分で「灼熱地獄」と化します。
 
 一刻も早く快適な状態にしたいところですが、もっとも効果的に室温を下げるにはどうするのが良いのでしょうか。

 JAF(日本自動車連盟)が2016年に行ったユーザーテストによると、灼熱の車内の温度をもっとも早く下げることができるのは、「窓は全開、エアコンONで走行し、2分後に窓を閉める」ことでした。

 エアコンの設定は「AUTO+外気導入」、温度設定は「Lo(最低)」で窓を全開のままクルマの走行を開始し、2分後に窓を閉めエアコンを内気循環に切り替えたところ、窓を閉めて3分後には、28.0度まで低下させることができたそうです。

 この実験では同じクルマを5台用意し、車内の温度を55度になったタイミングで実施しています。

 窓は開けず、停車したままエアコン「AUTO+外気導入」、温度設定「Lo」とした場合には、29.5度まで低下させるのに10分かかりました。

 同じく窓は開けずにエアコン「AUTO+内気循環」、温度設定は「Lo」の場合も、27.5度まで下がるのに10分かかっています。

 エアコンをかけながら窓全開で走行した場合、停止してエアコンを稼働させる約半分の時間で、ほぼ同等の室温にすることができたことになります。

 エアコンは、取り込む空気の温度が低いほうが、より冷たい空気をつくりだすことができます。

 窓を開けて走行することですばやく車内の熱気を追い出し、熱気を追い出した後は内気循環にすることで、エアコンを効率的に効かせることができたという訳です。

 短時間で温度を大きく低下させることができるので燃料の消費が抑えられ、お財布にも環境にも優しい方法といえます。

 なお窓は対角線(運転席と助手席側後席、助手席と運転席側後席)の窓を開けると、より早く熱気を逃がすことができます。

 ただ、エアコンをずっと内気循環にしたまま走行するのはリスクが伴います。

 JAFがおこなった別の検証によると、内気循環は車内の空気が入れ替わりにくくなり、車内の二酸化炭素濃度が上昇するという結果が出ています。

 これにより注意力が低下するほか、眠気や頭痛を引き起こしやすくなってしまうリスクがあるといいます。

 そのため、快適な温度になった後は速やかに外気導入にするか、こまめに内気循環と外気導入を切り替えたり、1時間に1回ほど窓を開けて換気するなどの対策が必要でしょう。

※ ※ ※

 また家庭用エアコンと同様に、カーエアコンはフィルターのメンテンナンスも忘れないようにしたいところです。

 効きが気になるようであれば、エアコン用のコンプレッサーオイル添加剤を使用してみるのも良い方法です。

 これらの方法を駆使して、暑い夏も快適にカーライフを楽しみましょう。

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