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「日本一売れてる」クルマ、2年ぶりに”交代”! 「背の高いモデル」変わらず人気か 「納期問題」解決と続く「不正」で順位変動 24年5月販売台数発表

くるまのニュース / 2024年6月6日 15時40分

2024年5月の車名別販売台数ランキングが発表されました。登録車と軽自動車で販売トップ10にランクインしたのはどのクルマなのでしょうか。

■「日本一売れてるクルマ」 まさかの“番狂わせ”を許す結果に

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は2024年6月6日、2024年5月の車名別販売台数ランキングを発表しました。

 自販連は登録車(5ナンバー/3ナンバー)ランキング、全軽自協は軽乗用車のランキングをそれぞれ発表しています。

 発表されたランキングは通称名別です。例えば登録車のトヨタ「ヤリス」には、コンパクトカー「ヤリス」、コンパクトSUV「ヤリスクロス」、コンパクトスポーツ「GRヤリス」が含まれます。

 軽自動車のスズキ「ワゴンR」には、「ワゴンR」「ワゴンR カスタム」「ワゴンR スティングレー」「ワゴンR スマイル」が含まれるなど、同名シリーズ全体が合算されています。

●2024年5月 登録車ベスト10

 ・1位:トヨタ「ヤリス」(1万3538台)
 ・2位:トヨタ「カローラ」(1万2263台)
 ・3位:トヨタ「シエンタ」(8820台)
 ・4位:日産「ノート」(7365台)
 ・5位:トヨタ「アルファード」(5814台)
 ・6位:ホンダ「ヴェゼル」(5717台)
 ・7位:日産「セレナ」(5507台)
 ・8位:トヨタ「ハリアー」(5294台)
 ・9位:トヨタ「アクア」(4966台)
 ・10位:トヨタ「ルーミー」(4887台)

●2024年5月 軽乗用車ベスト10

 ・1位:スズキ「スペーシア」(1万5160台)
 ・2位:ホンダ「N-BOX」(1万4582台)
 ・3位:ダイハツ「タント」(6174台)
 ・4位:スズキ「ワゴンR」(6037台)
 ・5位:スズキ「ハスラー」(6012台)
 ・6位:スズキ「アルト」(5608台)
 ・7位:日産「デイズ」(4322台)
 ・8位:ダイハツ「ミラ」(3933台)
 ・9位:日産「ルークス」(3618台)
 ・10位:三菱「デリカミニ/eK」(3262台)

 2024年4月の新車(登録車)販売台数ランキングは、トヨタ「ヤリス」(販売台数1万3538台)が1位を獲得。続いて2位がトヨタ「カローラ」、3位がトヨタ「シエンタ」と上位をトヨタが占めています。

 4位は日産「ノート」が滑り込んでおり、2023年12月のマイナーチェンジモデルから継続して好調な売れ行きです。

 6位のホンダ「ヴェゼル」は現行型で2代目です。2024年4月にデザイン変更やラインナップ整理を含むマイナーチェンジを実施するとともに、納期も大幅に短縮したことで順調に推移しています。

 また、10位のトヨタ「ルーミー」は、ランキング上位の常連でしたが、製造元のダイハツによる認証不正で生産・受注が一時停止していました。

 3月15日に基準の適合が確認されたことで4月に生産が再開され、10位以内の復活を果たしています。

 対して、軽自動車のランキングには大幅な変化がありました。

 1位はスズキ「スペーシア」(販売台数1万5160台)が獲得。2022年5月以来続いていたホンダ「N-BOX」の単独首位が、2年ぶりに交代することとなりました。

 スペーシアは2023年11月に現行の3代目が発売。デザインの一新に加え、安全性能や快適装備も大幅に刷新。発売当初から人気を獲得し、N-BOXとの差を縮めていました。

 一方で、N-BOXも2023年10月にフルモデルチェンジしており、今度もこの二大巨頭の推移に注目されます。

 3位のダイハツ「タント」も登録車のルーミー同様に認証不正により生産・受注が停止されていましたが、4月に再開され、ランキング上位のポジションを取り戻しています。

※ ※ ※

 登録車(普通車)と軽自動車をすべて含んだ2024年5月の総合ランキングは以下の通りです。

●2024年5月 乗用車ベスト10

 ・1位:スズキ「スペーシア」(1万5160台)
 ・2位:ホンダ「N-BOX」(1万4582台)
 ・3位:トヨタ「ヤリス」(1万3538台)
 ・4位:トヨタ「カローラ」(1万2263台)
 ・5位:トヨタ「シエンタ」(8820台)
 ・6位:日産「ノート」(7365台)
 ・7位:ダイハツ「タント」(6174台)
 ・8位:スズキ「ワゴンR」(6037台)
 ・9位:スズキ「ハスラー」(6012台)
 ・10位:トヨタ「アルファード」(5814台)

 全体の傾向では、世界的な半導体不足による部品供給の不透明性による長期の納車待ちが発生していましたが、これが大幅に改善され納車が進んでいることから、長納期の人気モデルを中心に販売台数を増やしています。

 また、2023年度ではダイハツの認証不正問題が発覚し、ダイハツ車やダイハツからのOEM供給を受けるモデルの販売が停止されていましたが、現在は多くのモデルで生産・販売が再開し、ランキングにも顕著に現れました。

 その一方で、一部モデルでは大規模リコールや新たな認証不正の発覚などによって受注停止しているものもあるため、引き続きランキングに変動が生じる可能性があります。

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