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大阪の「分断をつなぐ橋」計画進行中! 淀川に「12kmも橋が無い…」近くて遠い高槻~枚方を”直結”どこまで進んだ?

くるまのニュース / 2024年6月11日 16時40分

大阪の淀川の橋が無かったエリアに、新たな橋を架ける事業が進行中です。開通すればどう便利になるのでしょうか。また、事業はどこまで進んでいるのでしょうか。

■近くて遠い「対岸」を直結

 大阪府~京都府の府境周辺にはベッドタウンエリアが広がっていますが、淀川に架かる橋がほとんどなく、川の右左岸で分断状態となっています。
 
 ここに、新たな橋を架ける事業が進行中です。開通すればどう便利になるのでしょうか。また、事業はどこまで進んでいるのでしょうか。

 新たな橋が架かるのは、高槻市と枚方市です。南は枚方大橋、北は京滋バイパス側道の天王山大橋がありますが、その間の「橋空白地帯」は実に12km。

 特に枚方大橋は周辺住民にとって実質的に唯一の橋であり、交通集中によって渋滞が頻繁に発生しています。

 高槻エリアにとっては、対岸の大型ショッピングモール「くずはモール」「コストコ」へまっすぐ行きたいところですし、枚方・八幡エリアにとっては、名神高速が目の前に見えながら、大きく迂回せざるを得ません。

 近い将来、そこに「新名神」が東西に通り抜けていくこととなります。名神の高槻JCTから第二京阪・新名神の八幡京田辺JCTへつながり、対岸の高速道路が直結されるのです。すでに橋脚が現地に並び、橋桁もどんどん架けられている状況です。

 とはいっても、日常生活で無料で淀川を気軽に渡りたいもの。そこで建設が進められているのが、都市計画道路「牧野高槻線」です。

 具体的な架橋地点は、京阪本線の牧野駅付近の府道・京都守口線(旧1号)から、すぐ対岸の府道・十三高槻線まで。西へまっすぐ進めば、高槻市中心部へも約1.7kmの近さです。整備延長は約3.0kmです。

 架橋部は4車線が確保され、さらに周辺道路も4車線拡幅される計画です。

 牧野駅のすぐ北には都市計画道路「牧野長尾線」が東へ伸びていて、まともにつながっていない府道・枚方高槻線のバイパスとして、京田辺市内方面へ1本の道路でまっすぐ行けるように整備が進行中。

 いっぽう高槻側でも、十三高槻線が国道171号、国道170号方面の両側へスムーズに行けるよう拡幅事業が進められています。

 気になる進捗ですが、現在は用地取得がメインで、予備設計や用地測量、橋梁設計のための土質調査などが行われたといいます。今後、用地が取得できた部分から詳細設計などが進められていくといいます。

 大阪府内でも有数の分断地帯に、いよいよ対岸をつなぐ念願の橋が繋がろうとしています。

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