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目黒~中野の直結道路「最後の区間」どうなった? 壮大な「環6.5」全通へ大前進! 小田急の駅前に新たな”大通り”誕生中

くるまのニュース / 2024年6月13日 7時40分

都内の新たな南北道路となる都市計画道路「補助第26号線」のうち、東北沢工区がかなり完成に近づいています。完成すればどう便利になるのでしょうか。

■見違えるほどに変貌した「東北沢」駅前通り

 都内をぐるり環状にむすぶ主要道路、環6(山手通り)と環7(環七通り)。
 
 そのちょうど中間を抜けていく都市計画道路「補助第26号線」が整備中。そのなかで、長い間未開通で分断されている世田谷区内のうち「東北沢工区」が、完成大詰めとなってきています。

「補助第26号線」は、別名「鮫洲大山線」という名称で、大井町から武蔵小山、目黒本町、三宿、笹塚、中野、東長崎、大山を抜けて板橋区役所前で国道17号(中山道)へ直結します。総延長は約22kmです。

 環6と環7の中間を南北に抜けることから「環6.5」と言われることもあります。

 気が付けばどんどん各地で新規開通が進み、大井町~武蔵小山~目黒通り、駒沢通り~国道246号~淡島通り、井の頭通り~青梅街道~新青梅街道、東長崎~川越街道など、断続的ながらもかなりの完成率となっています。

 その中で、工事が大詰めに近づいているのが、小田急線の東北沢駅周辺を拡幅する「東北沢工区」です。

 この工区は、中野通りがはるばる南下してきて、さらに井の頭通りから東大北側まで至る、延長550mの区間です。

 ここは元々、昔ながらの狭い生活道路で、歩道はおろか路肩すらまともにない状態でした。これを両側歩道つき幅員20mの道路に整備し、都内の南北軸でありながら、沿線住民が安心して通行できるものにします。

 現場ではすでに歩道や縁石が姿をあらわし、車道の舗装も半分完了して先行開通している状況となっています。車線を順次切り替えながら、空いている部分を次々と施工していきます。

 昨年12月時点ではまだ掘削土があらわになっていたり、路盤が敷かれたばかりの状態だった現場も、今や「完成形」に近づいています。

 事業施行期間は2026年3月末までとなっています。

 さて、折しも南側からは、2022年10月に三宿から淡島通りまでの約480mが延伸を果たしました。

 東北沢工区が完成すれば、中野方面と目黒方面がつながるまで、残る「未着手区間」は1つだけとなります。東北沢から淡路通りをつなぐ「代沢工区」975mです。東大敷地の西側をかすめ、池ノ上駅付近で京王井の頭線をくぐるルートです。

 事業認可は2019年。用地取得率は2022年度末時点で約23%です。現場では数か所で更地化した旧宅地が見られる程度で、まだ工事着手まで時間がかかりそうです。

 しかしこの代沢工区が開通を迎えれば、いよいよ目黒区内と中野区内が、一本の道路で新たにつながることとなり、都内の移動ネットワークが大きく変わることが期待されています。

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